強度設計のための材料力学の基礎と信頼性設計への応用

〜 負荷の種類と応力、材料力学モデルにおける変形と応力、材料の安全性と強度信頼性、強度設計から信頼性設計への応用 〜

  • 材料力学の基礎知識を学び、強度設計および信頼性設計に活かすための講座
  • 確率理論に安全性を評価して信頼性を確保する強度設計法について解説する特別セミナー!

講師の言葉

 機械設計は多くの学問分野を理解していることが求められるが、安全性や信頼性の観点では選定する材料の強度のみならず形状や構造も重要な検討課題である。本講座では材料力学の基礎を十分に理解していただくとともに、特に、はりモデルで注意しなければならない強度低下構造を例に挙げ解説する。また、実働荷重を支えるための形状や構造が確定しても、その荷重は変動するはずであり、部材強度も固有のばらつきを持つことが知られている。すなわち、確率論的に安全性を評価して強度設計を行い信頼性の確保を図らなければならない。その設計の考え方について解説する。加えて、部品の加工法や稼働時の環境等が強度信頼性に及ぼす影響についても概説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月20日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械製品部品の開発者および設計者
予備知識 ・材料力学の基礎知識(特にはりの問題を理解できること)
修得知識 ・信頼性設計のために把握すべき材料強度評価事項とその本質的意義
プログラム

1.負荷の種類と応力の理解

  (1).6つの負荷形式

  (2).応力の定義

    a.垂直応力とせん断応力

    b.曲げ応力とねじり応力

    c.最大主応力と最大主せん断応力

    d.相当応力

  (3) 主要な破損理論

    a.最大主応力説

    b.最大せん断応力説

    c.せん断ひずみエネルギー説

2.材料力学モデルにおける変形と応力の理解

  (1).力の流れと応力集中

  (2).はりモデルにおける注意点

    a.せん断力と曲げ応力

    b.断面係数

    c.軸力と膜力

  (3).トラス構造の有効性

3.材料の安全性と強度信頼性

  (1).強度特性と基準応力

  (2).安全率

    a.統計的安全率

    b.経験的安全率

  (3).荷重−強度の信頼性

  (4).データベースの利用

  (5).寿命安全係数

4.強度設計から信頼性設計へ

  (1).実働荷重の把握

  (2).加工法と材料の性質の把握

  (3).環境(温度・pH)の把握

  (4).拘束条件の把握

  (5).固有振動数の把握

キーワード 強度設計 材料力学 信頼性設計 垂直応力 せん断応力 曲げ応力 ねじり応力 最大主応力 最大主せん断応力 せん断ひずみエネルギー 応力集中 はりモデル 断面係数 強度特性 基準応力 統計的安全率 経験的安全率 荷重 強度 寿命安全係数 実働荷重 固有振動数
タグ 材料強度設計構造物設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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