ディープラーニングと生体ビッグデータを活用した医療・創薬技術とその応用

〜 人工知能と分類機械学習の統合による疾患の薬剤標的分子探索、バーチャルスクリーニングに対する人工知能の応用 〜

・AI創薬に向けた最新技術を先取りし、応用するための講座

・パラダイム変革をもたらす、膨大な網羅的生命情報とディープラーニングを活用した医療・創薬の画期的技術を解説する特別セミナー! 

講師の言葉

 近年、バイオテクノロジーの発展によって膨大な網羅的生命情報が蓄積され、医療・創薬はビッグデータ時代を迎えつつある。これらの生体ビッグデータを活用した生体分子プロファイル型の創薬/ドラッグリポジショニング(DR)の研究が進展し、近年は、さらに最近注目を集めている人工知能(AI)、とくにDeep Learning(深層学習)を適用した、新しい創薬方法論、すなわちAI創薬へと発展している。講師自らの研究を含め国際的な研究状況を解説し、将来の展望を論じる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月15日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・製薬企業において新しい創薬の方法論を探索されている方 ・人工知能の創薬やディープラーニングへの応用に関心がある方 ・生体ビッグデータの医療・創薬への応用に関心がある方
予備知識 ・創薬化学の基礎的な知識 ・遺伝子発現プロファイルや生体ネットワークの基礎知識
修得知識 ・Deep Learningの本来の特性と医療・創薬への応用の方向性 ・生体ビッグデータは創薬・DRに役立つか、人工知能は創薬に何をもたらすか、などの予測や将来の方向性
プログラム

1.生体分子プロファイル型の計算創薬/ERの基本概念
  (1).創薬を巡る状況とこれからの展望
  (2).疾患・薬剤・生体ネットワークの基本枠組み
    a. 「生体分子プロファイル型計算創薬」の基本視座と従来の分子計算型インシリ

       コ創薬との違い
    b.生体分子ネットワーク準拠の計算創薬/DRの「3層ネットワー ク・スキーマ」
  (3).生体分子プロファイル型創薬・DRのアプローチの分類
    a. 「非学習的」計算創薬・DRと「学習的」計算創薬/DR ― 「ビッグデータ創薬」

      と「AI創薬」
    b.現象論的「疾患−薬剤ネットワーク」対応型と機構論的「生体分子ネットワー

      ク」準拠型アプローチ

2. ビッグデータ創薬/DR(非学習型方法)
  (1).「疾患−薬剤ネットワーク」対応型アプローチ
    a.遺伝子発現プロファイル直接比較法の創薬/DR
    b.疾患・薬剤ネットワーク近接解析の創薬/DR
    c.最近の研究 他の生体データベースとの統合的利用
  (2).生体分子ネットワーク準拠型アプローチ
    a.疾患関連遺伝子、薬剤標的分子、生体分子ネットワークの関係構造
    b.タンパク質相互作用ネットワークの3層構造と薬剤標的分子の分布特性
    c.いくつかの代表的研究(Sun、Guneyほか)

3. AI創薬/DR(学習型方法)
  (1).生体ビッグデータの特性と医療・創薬のパラダイム変革   
    a.新NP問題と「ビッグデータ構成性仮説」
    b.層別化医療とReal World Data
  (2).人工知能の分類と歴史
    a.知識型人工知能とニューラルネットワーク
    b.医療分野での2つの人工知能のアプローチの展開
  (3).ニューラルネットワークの歴史とDeep Learning(DL)の革命性
    a.ニューラルネットワークの歴史と従来の限界
    b.Deep Learning(DL)の革命性:「教師なし学習」による特徴表現学習
  (4).超多次元複雑ネットワークの革新的縮約法としてのDL
    a.医療・創薬ビッグデータの縮約としてのDL
    b.タンパク質相互作用ネットワークのDLによる縮約
    c.深層自己符号化(deep autoencoder)によるビッグデータ次元縮約の特性
  (5).講師らのAI創薬研究
    a.人工知能(DL)と分類機械学習の統合による疾患の薬剤標的分子探索
    b.Pharm-AIの創薬:アルツハイマー症での推論結果と妥当性評価
  (6).AI創薬の国際的研究状況と将来の展望
    a.バーチャルスクリーニングに対する人工知能の応用
    b.AI創薬・DR研究の国際状況と将来

キーワード ディープラーニング 生体ビッグデータ バイオテクノロジー 網羅的生命情報 AI創薬 生体分子プロファイル型計算創薬 生体分子ネットワーク 深層自己符号化 薬剤標的分子探索
タグ 統計・データ解析バイオ・遺伝子医療・再生医療創薬・医薬品結晶臨床試験データ解析生体工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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