CFRPの基礎と成形プロセスの最適化 および3Dプリンティング技術への応用

〜 CFRPの成形方法、力学、材料変化および成形プロセスのシミュレーション技術・最適化 〜

・成形の高品質化と量産化への対応が急務であるCFRPについて、各成形方法と最新技術を解説する講座
・製品の高強度化と軽量化を可能にするCFRPの特性に合わせた効率的な成形技術を先取りし、製品開発に活かそう!

講師の言葉

 現在、炭素繊維複合材料(CFRP)は、比強度、比剛性の高さから、スポーツ、航空機、自動車分野への適用拡大にあたって、世界的に急ピッチで研究が進められています。沢山の課題がありますが、中でも成形の高品質化と量産化への対応が重要です。

本講座では、CFRP複合材料の各種成形方法についてご紹介し、成形の物理現象と数値シミュレーション方法についてご紹介します。

さらに応用として、近年開発が進む複合材料成形3Dプリンティング技術について紹介します。炭素繊維複合材料3Dプリンターは、多品種の構造強度部材をCADデータのみから容易に立体造形が可能で、軽量化が強く求められる分野の開発を加速できる大きな可能性を持っています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年12月21日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。CFRP事業に本格参入を検討されている方にお勧めします  (自動車、航空機などの輸送機器、機器、容器、建材などの設計開発、に関わる方や材料開発に関わる方)
予備知識 ・CFRPに関心があると理解が深まります
修得知識 ・CFRP成形に関する基礎知識 ・CFRP成形プロセスの理解と最適化 ・複合材料3Dプリンターに関する世界的な研究開発動向および技術内容
プログラム

1. CFRPとは

  (1). CFRPのしくみ

  (2). CFRPの優れているところ

  (3). 適用事例(航空機、自動車、タンク・容器)

2. CFRPの成形方法

  (1). オートクレーブ

  (2). RTM、VaRTM、RFI

  (3). 自動積層技術、ATL、AFP

3. CFRP成形の力学

  (1). 樹脂の流速と加速度、ナビエ・ストークス方程式

  (2). 連続の式

  (3). エネルギー保存則

  (4). 多孔質媒体中の流れ,ダルシー則,浸透係数

  (5). 熱対流エネルギー方程式

4. CFRP成形中の材料変化

  (1). 樹脂粘性モデル

  (2). 温度と硬化

  (3). 硬化反応モデル

  (4). 硬化度測定

  (5). 熱可塑性樹脂の結晶化度

5. 樹脂成形プロセスのシミュレーションおよび最適化

  (1). 含浸シミュレーション

  (2). ボイド発生メカニズムとシミュレーション

  (3). データ同化による浸透係数分布の推定

  (4). 分子シミュレーション技術の応用

6. 複合材料(CFRP)3Dプリンターによる自動立体造形

  (1). 3Dプリンター開発の背景

  (2). 複合材料3Dプリンターの特徴

  (3). 海外技術動向の紹介

  (4). 関連知財の紹介

7. まとめと質疑応答

キーワード CFRP 炭素繊維複合材料 オートクレーブ RTM VaRTM RFI 自動積層技術 ATL AFP 分子シミュレーション 3Dプリンター
タグ プラスチック
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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