わかりやすく見やすい技術ドキュメントの設計手法と品質の見える化 〜個別相談付〜

〜 技術ドキュメントの目標品質の設計手法、ライティング、プロセス、人・組織における課題解決策 〜

・技術ドキュメントの品質を見える化するメソッドと効率的な設計手法を解説する講座

・エキスパートの方が技術ドキュメントに関わる課題を解決するアプローチを実務ですぐに役立つように解説する特別セミナー! 

講師の言葉

 市場のグローバル化に伴い、様々な業種・業態の企業にとって、国際的な競争力アップが急務となっており、そのための品質向上・業務効率化・コストダウン等の課題に取り組んでいます。
 その一方で、熟練した技術者・開発者の大量退職の時期を迎え、「どうすればスムーズに次の人材を育成できるか」「安定的に技能伝承を行えるか」が大きな課題となっています。
 こうした背景の中で、属人的になりがちな高度な技能・専門知識を社内で共有し伝承していくための取り組みとして、マニュアルや引継ぎ書などの技術ドキュメントに目を向け、サーバ上で共有したり、ポータルサイトで閲覧できる仕組みづくりを進めている企業も数多くあります。
 しかし、取り組みをすすめていくうえで課題となるのが、『何を指標に、様々な技術ドキュメントの品質を見える化するのか』ということです。
 一般的に、企業における技術ドキュメントの品質は、個人の文書作成能力やこだわりとして片づけられることが多く、管理する人、書く人が変わるたびに取り組みがリセットされて続かないという声をよくお聞きします。
 継続的、効率的に技能伝承を進めていくには、ドキュメント品質を見える化して、関係者が目標品質を共有する枠組みが必要となります。
 本講座では、マニュアル制作会社としての30年の実績をもとに、技術ドキュメントの品質を見える化するためのメソッドと、自社のニーズにマッチした効率的な技術ドキュメントの設計方法を解説します。
 社内、社外利用問わず日常的に作成される、仕様書・標準書・作業手順書・引継書・マニュアルなどの技術ドキュメントに関わっておられる方を対象としています。
 特に、技術者・開発者は、高度な専門知識や技能を有していても、自分よりも知識レベルの低い他者が理解できるように伝えることが苦手な場合があり、どのような技術ドキュメントを作成すればよいかわからないというケースが多いようです。
・自社のドキュメントの課題を見える化したい
・自社のニーズにあった技術ドキュメントの設計方法を学びたい
・他社での技術ドキュメント改善・運用の取り組み事例を知りたい
・他者にとってわかりやすい作業手順書・標準書の指標を知りたい
 上記についてお悩みの担当者、また管理者の方は奮ってご参加ください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年11月22日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・仕様書・標準書・作業手順書・引継書・マニュアルなどの技術ドキュメントに関わっておられる方 ・企業のマニュアル品質管理者の方 ・技術ドキュメントに課題をお持ちの管理者の方 ・マニュアルの標準化やブランディング向上がミッションの方 ・自社のドキュメント品質に課題をお持ちの方、品質を改善したいとお考えの方 ・技術ドキュメントを通じて業務改善を行いたい方
予備知識 ・一般教養知識
修得知識 ・技術ドキュメントの目標品質の設計手法 ・技術ドキュメント作成におけるあるべき姿と指針 ・自社の技術ドキュメント担当者の教育プラン策定のポイント ・ドキュメント作成に関わる問題の原因の分析手法 ・ドキュメント品質向上・標準化のためのワークフロー構築
プログラム

1.技術ドキュメントの良し悪しを判断する5つのポイントとは? 〜品質の見える化〜
  (1).目的が明確
  (2).親切設計
  (3).検索性に優れている
  (4).正確である
  (5).訴求力がある
    a.ワークショップ: ドキュメント品質見える化の手法

2.課題解決アプローチ ポイントその1: 目次および分冊構成のわかりにくさを改善する
  (1).覚えておきたいグルーピング手法
  (2).事例に学ぶ目次改善

3. 課題解決アプローチ ポイントその2:

   わかりやすい・見やすい文章を書くためのテクニック
  (1).簡潔な文章
  (2).明確な文章 
  (3).読みやすい文章
  (4).誤解されない文章


4.課題解決アプローチ ポイントその3: 業務を整理する
  (1).ドキュメント作成の目的を明確にする
  (2).業務のながれを「見える化」する(可視化)
  (3).業務を最適化する(適正化)
  (4).業務を標準化する
    a.ワークショップ: 業務整理の手法
    b.ワークショップ: ドキュメント化の手法


5.課題解決アプローチ ポイントその4: 作業マニュアルを標準化する
  (1).なぜ標準化が必要なのか?
  (2).標準化の基本フロー
    a.AsIsを把握
    b.ToBeを描く
    c.レギュレーションの周知
  (3).製造業B社の事例
    a.現状
    b.改善のアプローチ
  (4).製造業C社の事例
    a.課題
    b.標準化のステップ

6. 課題解決アプローチ ポイントその5: 関係者間で合意形成を図る
  (1).基本的なドキュメント作成の進め方
    a.企画・設計
    b.様式
    c.執筆・編集
    d.社内チェック
    e.運用・改善
  (2).製造業A社の事例
    a.制作体制
    b.制作現場の悩み
    c.制作プロセスから見た課題
    d.課題解決のアプローチ


7. 課題解決アプローチ ポイントその6: 日英同時リリースを実現する
  (1).和文で改善できること
  (2).翻訳メモリを効率的に管理・運用する


8.マニュアルに学ぶ各企業の取り組み事例
  (1).誰もが理解できるドキュメントとは
    ・外国人労働者向け・新卒向け・高齢者向け
  (2).制作コストを削減するには
  (3).内製マニュアルの課題は3つに分類できる
    a.何が書いてあるのか分からない(ライティングの悩み)
    b.どのように進めたらよいのか分からない(プロセスの悩み)
    c.マニュアル業務が属人化している(人・組織の問題)
  (4).プロに学ぶ課題解決のヒント
    a.ドキュメントのプロが使う課題解決のフレームワークとは?
    b.フレームワーク適用の効果
  (5).10社の事例に学ぶ
    a.何が書いてあるのか分からない(ライティングの悩み)
    b.どのように進めたらよいのか分からない(プロセスの悩み)
    c.ドキュメント作成業務が属人化している(人・組織の問題)
  (6).現場で定着を図るためには

キーワード 技術ドキュメント ワークフロー 品質目標 ライティング 作業手順書 標準書 グルーピング手法 合意形成 制作コスト 内製マニュアル
タグ 取扱説明書企画書・提案書業務改善文章の書き方説明書・マニュアル仕様書・要件定義
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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