イノベーションの「見える化」と実践的強化策 〜演習付〜

〜 イノベーションのゴール目標、現状、課題、改善施策、やり抜く工夫の見える化 〜

・イノベーションのマネジメント力を鍛える「見える化」手法を修得し、実践するための講座

・イノベーション戦略やプロセスを見える化し、事業成果に結びつけよう! 

講師の言葉

 研究や製品、技術、事業の開発等に携わる人は、常々、革新・イノベーションを求められ、何らかの工夫をしていると思います。
 しかしそれを、事業成果に結びつけるには、個々の取り組み、工夫を戦略・開発プロセス・技術・組織等の革新活動につなぎ、関連組織の役割を発揮・連携させる、及び各組織の能力を革新させることが必要になることが多いです。
 イノベーションの達人は、組織全体を俯瞰しながら、革新を図る・仕掛ける・巻き込む・推進するために、様々な課題、コトを見える化し、内外の組織・人々をマネジメントする方法を磨いて、達人になっていきます。
 本講座では、開発プロセスの実態を整理したうえで、イノベーションのGoal目標、そこに達するためのプロセスや工夫を見える化することの狙い・意義を理解した上で、その見える化するための考え方や方法論を、演習を通して習得していただきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年10月05日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・研究開発、技術・製品開発、事業開発に携わるエンジニアの方 ・チーム・プロジェクトのリーダ及びマネージャーの方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・開発イノベーションの考え方、開発革新を見える化手法の理論を学んだ上で、参加者の会社の開発において“見える化”を実践する革新仮説、構想を検討していただきます
プログラム

1.イノベーションの達人を目指して
  (1). この講義で目指すコト
  (2). イノベーションの見える化の体系

この講義では、イノベーションのGoal目標に達するためのプロセスを効果的に進める、即ちマネジメントするための“見える化”手法を教えます。講義を受けていただき、イノベーションをより上手くマネジメントするために、何を習得、練磨すべきかを理解していただければとおもいます。

2.イノベーションと、その現実
  (1). イノベーションの定義
  (2). 商品・サービス、生産プロセス、流通ルート、原材料、組織のイノベーション
  (3). 4つのSHINKAイノベーション(深化・進化・伸化・新化)
  (4). SHINKAイノベーションの振り返り事例
  (5). 演習:自社の最近のイノベーションを振り返ってみよう<イノベーション戦略の

      見える化>

FMICでは、企業が発展するためには、深化・進化・伸化・新化の4つのSHINKAのイノベーションをマネジメントすると主張しています。

ここでは、そのSHINKAイノベーションの考え方を理解していただいたうえで、未来に向けてどんなイノベーションが求められているかを考えていただきます。

3.イノベーションをマネジメントする
  (1). イノベーションのプロセスとオペレーションのプロセス
  (2). イノベーションのプロセスでよく起こるコト
    a.Outputの結果を出せない
    b.Outputの納期に間に合わない
    c.Outputの質が低く、トラブルやクレームに悩まされる
    d.Outputを出しても事業成果につながらない
  (3). イノベーションプロセスのPQマネジメント
    a.完成度を推定する方程式:S=(1-(1-PQ)N )M
    (課題予測能力=P、課題解決能力=Q、試作実験(試行)処理速度⇒(試行回数=

     N))
  (4). 演習:プロセスの振り返り分析<イノベーションプロセスの問題の見える化>

イノベーションプロセスは、そのGoal目標に向かって、解決すべき課題を組織的に定義し、解決していく試行実験のプロセスです。解決すべき課題に早く気づく能力(能力=P)、その課題の解決方法を早く見つける能力(課題解決能力=Q)が高いほど、Goal目標に早く、少ない試行回数(N)で到達できます。

しかしイノベーションの取り組みでは、従来の経験知だけでは課題発見・解決できない何かがあります。そこでは、内外の組織や人々の知恵を結集して、新たな知を生み出す知創発能力が、イノベーションの質とスピードを左右します。

4.イノベーション力強化の課題ばらし体系
  (1). 目指す開発マネジメント(戦略・プロセス・チーム・技術)
  (2). Goal Targetを見える化する“開発革新目標シート”
  (3). 現状、課題を見える化する“開発プロセスの振り返り分析”
  (4). 改善施策を見える化する“プロセス改革課題ばらし”
  (5). 改革実践のネック課題を見える化する“実践ジレンマ分析”
  (6). 改善実践をやり抜く工夫を見える化する“開発革新実行計画”
  (7). 仕事と改善をチームでやり抜くための仕事の見える化“業務課題ばらし”
  (8). 演習:自分の組織に必要な見える化、課題ばらしとマネジメントアクション

「課題ばらし」は、1985年〜1990年頃にかけて、非定型な開発の期間短縮、品質向上、効率化に悩んでいた自動車部品メーカーの開発部門で実践され始め、JMACで開発力強化の基本手法として体系化されました。自動車、精密機器、電気機器、半導体、IT、化学等の業界の大手企業を中心に500社以上に導入されてきました。

FMICでは、製品や技術の開発だけでなく、事業企画〜開発、革新、改善等の分野にまで適用を拡大する「ANEW課題ばらし」として発展させ続けています。ここでは、イノベーションのマネジメントに必要な課題ばらしの考え方を学んでいただきます。

キーワード イノベーション 見える化 PQマネジメント イノベーションプロセス 開発革新 開発プロセス 
タグ イノベーション技術経営研究開発商品開発問題解決・アイデア発想
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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