FSW(摩擦撹拌接合)の基礎と異種材料接合への応用

〜 摩擦攪拌接合技術の基礎と特徴、異種金属材料間摩擦攪拌接合体と各種特性、摩擦攪拌援用異種材料間接合への応用展開 〜

  • 既存溶接法では困難である接合を実現する摩擦撹拌接合の基礎から異種材料接合への応用までを学ぶ講座!
  • 摩擦攪拌を利用する異種金属間接合の基本的考え方を基に、これまで諦めて来た異種金属・異種材料間の接合技術について修得できる特別セミナー!

講師の言葉

 輸送機器や工作機器を初めとする各種機器構造部材の軽量化は、動特性の向上、省エネルギー化等の点から重要な技術課題である。軽量化に向けては、鉄鋼材料に代わるAl合金やCFRP材の導入が有望であるが、全置換はコスト的に問題があり部分置換が現実的である。ただし、これを実現するには、異種金属材料間あるいは金属/CFRP間の接合が課題となる。溶融を前提とする既存溶接法では、これら材料間の接合は困難であるのに対し、非溶融固相での接合を実現する摩擦攪拌接合法が有望視される。

 本セミナーでは、摩擦攪拌を利用する異種金属間接合の基本的考え方を基に、新たに構築した接合コンセプトを金属/CFRP等の異種材料間接合にも適用する先端技術を講述し、併せて技術課題、将来への展望について纏める。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年08月08日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自動車、航空機、各種機器構造体製造メーカー全般の方 ・セラミックス部材製造メーカーの方
予備知識 ・特に必要としません
修得知識 ・非溶融固相状態で異種金属、異種材料間を接合する摩擦攪拌塑性流動を用いる革新的接合技術の基礎概念・コンセプトを理解するとともに、これまで諦めて来たFe/Al、Fe/Cu、SUS/Al、Mg/Al、Ti/Alなど異種金属材料間接合技術、金属/セラミックスや金属/CFRPなどの異種材料間接合技術の基礎について修得できる
プログラム

1.異種金属接合による部材軽量化への要求:時代・社会的背景

2.異種金属間に対する各種接合技術の現状、比較

(1).既存溶融溶接

(2).レーザー溶接

(3).機械的締結 SPRなど

(4).摩擦攪拌接合

3.摩擦攪拌接合技術の基礎、特徴

(1).摩擦攪拌現象の基礎

(2).摩擦攪拌現象に関わる基本因子

(3).同種材料間の摩擦攪拌接合における技術課題

(4).異種材料間の摩擦攪拌接合における技術課題

4.異種金属材料間摩擦攪拌接合

(1).ツールオフセットの影響

(2).ツール回転方向の影響

(3).ツール送り速度、回転速度の適正範囲

5.異種金属材料間摩擦攪拌接合体の各種特性

(1).界面反応相形成状況

(2).加熱に伴う界面反応相の変化

(3).ガルバニック腐食特性

(4).その他各種特性

6.摩擦攪拌援用異種材料間接合への応用展開

(1).重ね継ぎ手創製への応用

(2).金属/セラミックス間接合への応用

(3).金属/CFRP間接合への応用

7.技術の現状、課題と今後の展望

(1).塑性流動の実像解明、可視化

(2).界面接合に対する塑性流動の関与

(3).技術革新に向けた今後の展望

キーワード FSW(摩擦撹拌接合) 異種材料接合 界面・表面創成工学 溶射 ガルバニック腐食特性 金属 セラミックス CFRP
タグ コストダウン攪拌・濾過・蒸留異種金属金属金属加工金属材料生理・官能検査複合素材
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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