実践的応用に活用するための現代制御(最適制御)基礎講座

〜 機械構造物を対象とした具体的な設計例、高次残余モードを励起しないためのLQRの設計例、一部の状態量が計測できない場合のオブザーバ設計法 〜

・最適制御理論を機械構造物の具体的な制御設計問題解決に落し込む知識が修得できる講座

・現代制御(最適制御)を製品に応用する際のポイントが一日で効率的に修得できる特別セミナー!

講師の言葉

 いわゆるPID制御など、産業界でいまだ主流となっている古典制御理論に基づく制御手法と比較して、現代制御(最適制御)はMATLABなどの便利なソフトウェアの普及によって認知度こそ高くなってきたものの、まだまだ十分に活用されていません。その主な理由の一つに、「ソフトウェアを使えば制御系設計は簡単にできるものの、そのソフトの中の関数が一体どういう処理をしているかわからない。それを理解するための数学的な勉強をする時間的余裕がない。」などが考えられます。

 本講義では、機械構造物に現代制御(最適制御)を適用する話題を通じて、一体どういう理屈で何を行おうとしているのか?また機械構造物制御のためには一般的な現代制御理論に対して何をどう設定しながら設計すべきなのか?を一日で効率的に理解していただこうと思います。テキストも用意しますが、眺めているだけではなく、手を動かしながら講義を理解していただくことが大事ですので板書中心の講義を行います。ぜひノートと筆記具を御用意ください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年08月09日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・主に機械構造物を対象として、これから各種実際の制御問題に取り組まれようとする方 ・古典制御を活用して制御問題を解決してきた方で現代制御(ロバスト制御)への拡張や移行もお考えの方 ほか
予備知識 ・機械力学と線形代数・微分積分の基礎
修得知識 ・入門的な現代制御理論の教科書に書かれている最適制御理論を、機械構造物に対する具体的な制御設計問題の解決に向けて落し込むための知識が修得できます
プログラム

1.最適レギュレータ(LQR)
  (1).現代制御といえば
  (2).最適制御
  (3).古典的変分法で考える

2.LQRの評価関数はどう設定すべきか?
  (1).機械構造物を対象とした具体的な設計例
  (2).もしも目的関数を加速度に選ぶにはどうすればよいか?
  (3).シミュレーション例

3.高次残余モードを励起しないためのLQRの設計例
  (1).制御スピルオーバを防ぐ手法
  (2).周波数成形フィルタの設定方法

4.一部の状態量が計測できない場合のオブザーバ設計法
  (1).出力フィードバック制御
  (2).カルマンフィルタ
  (3).最適レギュレータ+カルマンフィルタに基づいたオブザーバ

5.レギュレータ制御からサーボ制御(LQI制御)へ

6.振動絶縁(免振)制御問題を例とした最適レギュレータ設計のポイント

キーワード 現代制御 最適制御 レギュレータ LQR 高次残余モード 制御スピルオーバ フィードバック制御 カルマンフィルタ
タグ 機械工作機制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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