回転機械における振動の基礎とトラブル対策に活かす制振技術

〜 回転体力学の基礎、代表的な振動の原因と特徴、粘性減衰、防振ゴム、ばね、ダンパ、ボールバランサなどによる制振法 〜

・トラブルに遭遇した時に役立つ、書籍では得られない制振法を詳解する講座

・回転体における代表的な振動の原因と特徴やさまざまな制振法を修得し、機械のトラブル対策に活かそう!

講師の言葉

 回転機械のロータは空間内でふれまわり運動するので、梁や板の振動(往復振動)にくらべるとその運動の理解が難しいようです。また、このふれまわり運動には、軸の回転と同じ方向あるいは逆の方向という往復振動系には無い違いがあり、さらに自由振動をするときのロータの角振動数は、ロータの回転速度の関数として変化するという特徴があります。

 この講義では、前半でこのような回転体力学の基礎をわかりやすく解説し、さらに代表的な振動の原因と特徴を説明します。後半では、回転体で発生する振動のさまざまな制振法を紹介します。これらの制振法の多くは講演者の最近の研究で考案したものであり、他の参考書にはあまり載ってはいません。皆様が回転機械のトラブルに遭遇したとき、お役に立つと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年08月02日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車、タービン・モータ・ポンプなどの回転機械の設計、保全、研究にたずさわる技術者や研究者の方
予備知識 ・大学や高専で学ぶ力学と振動学の基礎
修得知識 ・回転機械で発生するさまざまな振動を理解するための基礎知識 ・発生した振動を抑えるための知識
プログラム

1.中央に円板をもつロータのたわみ振動
  (1).ロータモデルと運動方程式
  (2).自由振動と固有角振動数線図
  (3).強制振動

2.中央に円板をもつロータの傾き振動
  (1).ジャイロモーメント
  (2).自由振動と固有角振動数線図

3.たわみと傾きが連成するロータの振動
  (1).有角振動数線図
  (2).例

4.機械要素に起因する振動
  (1).玉軸受に起因する振動
  (2).軸受台の方向差に起因する振動

5.回転機械のいろいろな制振法
  (1).粘性減衰・防振ゴム・重ね板ばねによる振動
  (2).動吸振器の定点理論による制振
  (3).スクイズフィルムダンパによる制振
  (4).不連続ばねによる制振
  (5).ボールバランサによる制振
  (6).支持の方向差によるラビングの制振

キーワード 回転機械 制振法 ロータ ジャイロモーメント ふれまわり運動 玉軸受 たわみ 粘性減衰 防振ゴム スクイズフィルムダンパ ボールバランサ ラビング
タグ 機械工作機自動車・輸送機振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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