技術者のためのマーケティング戦略と計数計画実践修得講座 〜演習付〜

〜 技術マーケティング戦略を発想するための切り口、戦略策定の流れ、技術者に必要な市場調査のポイント 〜

・市場や顧客の動向を的確にとらえ、採算性を考慮した開発活動を行うための講座

・技術を顧客価値につなげるマーケティングの基本的な考え方を財務面もあわせて理解できる特別セミナー! 

・実例を多くとり上げて、分かりやすく解説いたします

講師の言葉

 技術者のミッションは、与えられた技術開発課題を達成することだけではありません。市場・顧客や社会にとっての価値につながる技術を開発することです。
 そのためには技術開発と並行して、市場や顧客、競合の動向についても注意深く観察し、戦略的な取り組みを構想・実行していく必要があります。つまり、マーケティングの考え方が必要となります。また、売上・利益を確実に出すために、採算性も考慮した開発活動を行うことが重要です。策定した戦略の財務シミュレーションを行い、戦略をブラッシュアップするための計数感覚も必要となります。
 本セミナーでは、技術者にとってもマーケティングが必要であることを理解していただき、技術を顧客価値につなげるマーケティングの基本的な考え方を財務面もあわせて理解してもらうことを目的とします。
 キーワードは、「価値―機能―技術」、「顧客と自社との創発的な対話による顧客ニーズの開発」、「技術−製品−事業・ビジネスモデル・エコシステムの1セット思考」、「財務シミュレーションと戦略ブラッシュアップ」、「ブレークスループロジェクト」 です。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年07月19日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・主に研究開発部門。その他経営企画部門、新事業開発部門、設計開発部門、技術営業部門、知財部門などの方 ・自社の製品や技術を軸にどのようなマーケティングを描くとよいか悩んでいる技術者 ・市場調査や顧客ヒアリングを具体的にどのように進めたら良いか悩んでいる技術者
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・技術者に必要なマーケティングの基礎知識 ・技術者に必要な財務管理の基礎知識 ・価値開発と技術開発の違い ・市場特性分析(業界、顧客、競合)の方法 ・自社の強みを活かした製品・ビジネスモデル発想の方法 ・マーケティング戦略を企画し、技術開発課題を設定するまでの流れ ・構想した戦略の財務シミュレーションのポイントの理解
プログラム

1.技術マーケティングの事例 〜価値開発×技術開発×市場浸透〜
  (1).ベストプラクティス事例1: アップル/iPod, iPhone,iPad
  (2).ベストプラクティス事例2: 東レ・機能性繊維
  (3).ベストプラクティス事例3: 東レ・炭素繊維事業のグローバル展開 

2.技術者だからこそできるマーケティングがある!
  (1).技術−製品−事業・ビジネスモデルを1セットで思考
  (2).マーケティングとは
     〜市場に対する能動的なアプローチこそがマーケティング〜
  (3).技術マーケティングとは
  (4).技術マーケティング事例 
     〜自社製品の需要そのものをつくる仕掛けを行う〜
  (5).技術者だからできるマーケティングがある 
     〜顧客との対話による価値の創発〜
  (6).研究開発部門のマーケティングとは 〜次世代の新市場創出〜
  (ケース演習)高利益生産財メーカーのマーケティングとは 
     〜高利益マネジメントサイクルの構築〜

3.生産財メーカーにおけるマーケティング・ミックスとは
  (1).マーケティング・ミックスとは
  (2).製品戦略 〜技術、製品からエコシステムまでを1セットで考える〜
  (3).価格戦略 
     〜価格を決める要因を見極めて、売上・利益を最大化する〜
  (4).広告宣伝、営業戦略 
     〜認知度を高めて、ソリューション営業で受注する〜
  (5).販売チャネル戦略 〜直接販売、間接販売、電子商取引〜

4.技術マーケティング戦略を発想するためのさまざまな切り口
  (1).アライアンス・M&A戦略モデル 
     〜アライアンスの種類、ステップ、3つのコンピタンス〜
  (2).ブランド戦略モデル 〜技術ブランドをつくって差別化を行う〜
  (3).市場シェアに応じた競争戦略モデル 〜競争戦略と協調戦略〜
  (4).プロダクトライフサイクル戦略モデル 
     〜市場の発展段階に応じて、戦略を切り替える〜
  (5).オープン&クローズ戦略モデル 
     〜付加価値の高いポジションにフォーカスし、他社を巻き込む〜
  (6).グローバルマーケティング戦略モデル 
     〜共通化・標準戦略とカスタマイズ戦略〜

5.技術者に必要な市場調査のポイント
  (1).二次情報(WEB情報、データベース、調査レポート)
  (2).一次情報(顧客ヒアリング、フィールド調査)

6.「記入例」で学ぶ技術マーケティング戦略策定の流れ
  (1).ステップ1.コア技術の確認する
  (2).ステップ2.コア技術を活かした製品・事業アイデアの発想する
  (3).ステップ3.業界構造分析・PEST分析により業界動向を俯瞰的に見る
  (4).ステップ4.顧客セグメンテーション分析により有望顧客を見つける
  (5).ステップ5.競合他社の強み・弱みを把握し、技術・製品・事業の視点から勝つ戦略を考える
  (6).ステップ6.戦略策定
  (7).ステップ7.財務シミュレーションと計数からみた戦略ブラッシュアップ
  (8).ステップ8.実行計画の立案 
     〜成果を確実に生み出すブレークスループロジェクト〜

7.財務シミュレーションからみた戦略のブラッシュアップ
  (1).損益計算書 〜構造、主な分析視点〜
  (2).貸借対照表 〜構造、主な分析視点〜
  (3).損益計算書と貸借対照表の関係
  (4).キャッシュフロー計算書
  (5).損益分岐点分析とは 〜変動費、固定費、限界利益〜
  (6).見積もり財務諸表の作成
  (7).販売計画
  (8).費用計画  〜生産計画、要員計画〜
  (9).投資計画
  (10).見積損益計算書からの戦略バリューアップ
  (11).見積貸借対照表からの戦略バリューアップ
  (12).売上計画、費用計画、要員計画、投資計画
  (13).見積損益計算書、見積貸借対照表、見積キャッシュフロー計算書

(参考資料)技術者に必要な「社内政治スキル」とは

キーワード 技術マーケティング マーケティング・ミックス 市場特性分析 PEST分析 エコシステム 戦略モデル 財務シミュレーション ブレークスループロジェクト
タグ マーケティング技術経営研究開発新事業
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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