BOM/部品表の基礎と効果的な活用ノウハウ 〜演習付〜

〜BOMの基礎、BOM利用上の応用テクニック、E−BOMとM−BOMの乖離と対策、BOM構築の進め方 〜

  • 体系的に習得する機会のないBOM/部品表について基礎から留意点まで解説する講座!
  • 生産システムのDNAにあたるBOM/部品表の本質を学び、企業の実態に応じたBOM構築や統一、維持活用に活かそう!

講師の言葉

 製造業とは、物品(マテリアル)の生産で付加価値を得るビジネスです。製造業ならばどの会社も、BOM(Bill of Material=部品表)を持っています。BOMとは、製品がどの部品材料から成り立ち、どのような手順をへて組み上げられるかを規定する、基準情報であり、その企業の生産システムのDNAにあたります。

 しかし、きちんとBOMをデータとしてマネジメントできている企業は、決して多くありません。度重なる設計変更や、顧客の個別仕様要求、その結果として生じる、「設計部品表(E−BOM)」と「製造部品表(M−BOM)」の乖離などに困惑する製造現場をよく見かけます。こうした事情の背景には、企業内でマテリアル・マスタ(品目コード)が統一されていないという、データ・マネジメント上の問題があります。社内の関連部門がきわめて多く、責任部署が不明確になりやすいからです。

 その結果として、新製品開発のスピードが遅れる、海外生産や海外調達が進展しにくい、そして“使わないモノは沢山あるのに、必要なモノが見つからない”製造現場−−などの現象が生じます。

 本セミナーでは、BOMの基本概念の再整理からはじめて、マテリアル・マスタの統一、BOMの応用テクニック、そしてBOM構築の進め方について、演習もとりまぜつつ平易に解説します。すでにBOMデータベースを持って維持活用に悩んでおられる方にも、これからBOMデータ構築に取り組まれる方にも、役立つ内容です。正しいBOMの理解を通して、マテリアル・マネジメントの改革をぜひ推進しましょう。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年06月20日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・製造業で次の業務に携わっている方:  設計、製造、生産管理、購買、物流、販売、サービス、原価管理など ・ITエンジニアで製造業向けのシステム構築に携わる方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・BOMの基本概念、BOMの種別と用途、BOMの各種応用テクニック、マテリアル・マスタの理解、BOM構築の進め方と留意点 など
プログラム

1. BOMと部品管理

  (1). いま、なぜBOMが問題なのか

  (2). 「BOM/部品表入門」を執筆して

  (3). 部品マネジメントの3つの問題

  (4). 同じモノか、違うモノか?

  (5). なぜ、E−BOMとM−BOMは乖離していくのか

  (6). 現場の生産性はなぜ上がらないのか

  (7). 生産システムの理解

  (8). 演習:自社の生産形態を理解する

2. BOMの分類と基本概念

  (1). BOM/部品表とは

  (2). BOMデータ、BOMデータベース、BOMプロセッサを区別する

  (3). BOMの表現方法によるバリエーション

  (4). E−BOM、P−BOM、M−BOMの関係

  (5). 生産管理とBOM概念の誕生

  (6). 演習:MRP

  (7). 生産計画の現実と、BOMの応用問題

  (8). BOMの用途によるバリエーション

  (9). 製造業の情報のハブとしてのBOM

3. 統合マテリアル・マスタの構築

  (1). マテリアルとは何か

  (2). 企業内におけるモノの同一性とは

  (3). 演習:マテリアル・コード(品目コード)

  (4). 意味なしコードのすすめ

  (5). マテリアル・マスタと在庫の関係

  (6). 演習:在庫ポイント

  (7). 購買情報マスタ

4. BOMの応用テクニック

  (1). コンフィギュレータ

  (2). 製品オプションとモジュラーBOM

  (3). 試作品のBOM

  (4). 部品の共通化とマトリクス型BOM

  (5). 逆展開のBOM

  (6). 設計変更の取り扱い

  (7). BOMと図面管理

  (8). 数量の単位と不定貫

  (9). ファントム

  (10). 外注加工と代替BOM

  (11). ピッキング・リスト

  (12). 払出しのBOM記録

  (13). 副資材、包装材料

  (14). 返品・リサイクル品のBOM

  (15). 不良率

  (16). BOMと原価計算

  (17). 物流のためのBOM

  (18). BOMのトポロジー別類型

  (19). 演習:BOMのトポロジー別類型

5. BOM構築の進め方

  (1). BOM再構築の流れ

  (2). BOMデータの収集調査法

  (3). BOM構築の留意点

  (4). BOMの精度

  (5). IT技術から見たBOM

  (6). ある巨大組立加工業のチャレンジ(事例から)

  (7). BOMデータの「責任部署」を決める

6. おわりに

  (1). 新製品開発は重要だ、しかし・・

  (2). Appleの知られざる大失敗

BOM活用の豊富な事例で復習に役立つ講師の著書を配布いたします。講義中は、詳細な図や説明の際に見ていただきます

キーワード BOM 生産管理 生産計画 スケジューリング 在庫 部品の共通化 マトリクス型BOM 図面管理 原価管理 BOM構築 マテリアル・マネジメント
タグ 生産管理
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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