プラスチック成形における効果的な流動解析活用技術

〜 流動解析導入・運用のポイントと実務で使いこなすためのコツ 〜

・樹脂・成形・金型の基礎を交えて、流動解析技術を体系的に学べる講座

・成形品の高品質化・不良の未然防止に役立つ、実務に即した流動解析技術を学べる特別講座!

講師の言葉

 近年、多様化する樹脂製品の金型づくりにおいて、樹脂流動解析を活用しなければならないと感じることが多くなってきているのではないでしょうか。しかし、“樹脂流動解析は難しい” 、“導入しても使っていない”という話もよく耳にすることから、“金型づくりに流動解析を活用したいけど不安を感じる”、“実際の使い勝手を知りたい”と思っている方も多くいると思います。
 そこで、本セミナーは、このような“これから流動解析を始めよう”という方や、“導入したものの、いまいち、使い勝手が分からない”という方を対象に、“実際の流動解析活用の仕方”について、流動解析の導入やシステムの選定から、運用についての話、実務としての基本的な使い方から、ちょっとした応用的な使い方まで、金型メーカーにおける樹脂流動解析の付き合い方を金型メーカー目線で分かり易く解説します。
 金型づくりにおける樹脂流動解析の有効性を実感したい方々の積極的な受講をお待ちしております。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年05月26日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・これから樹脂流動解析を始めようと考えている方 ・既に導入しているが、その活用法について悩んでいる方 ・樹脂流動解析を日々の業務に幅広く展開したいと考えている方
予備知識 ・可能であれば、金型や樹脂、射出成形、プラスチック製品の設計・開発のいずれかに関わっている方であれば、より一層理解が深まると思います
修得知識 ・実務で流動解析を活用できる知識
プログラム

1.“樹脂流動解析”を正しく理解する

  ・「樹脂流動解析が使えない」と思っている方の多くに「樹脂流動解析を行えば全ての
    トラブルや不具合を直すことができる」と誤解されている点があります。
    しかし、残念ながら樹脂流動解析はすべてのトラブルや不具合を直してくれるためのツールではありません。
    
    この章では流動解析に関する正しい理解について解説します。

  (1). 流動解析を活用するためにこれだけは知っておくべきこととは
     a. 樹脂の特性を理解する
     b.射出成形を理解する
     c. 金型を理解する
  (2). 「解析」という言葉の意味を理解しよう

2. 導入・運用におけるポイントを考えよう

 ・樹脂流動解析導入後どのように製造現場で活用していけばよいのか。また、すでに導入
  したものの、いまひとつ活かしきれずに悩んでいるという方も少なくありません。
  ここでは、歴史のある金型メーカーで孤軍奮闘し、導入から運用、そして、自社内は勿論のこと、
  顧客にまで樹脂流動解析を浸透させ、製造・開発のひとつの工程にまでに
  成し遂げた方法について、人・もの・時間の観点から解説します。

  (1). 実際のところ、流動解析は何ができるのでしょうか?
  (2). 導入して変わったこととはなんでしょうか?
     a. 良くなった点について
     b.悪くなった点について
  (3). これだけは気をつけよう−導入時のポイント−
     a. システムの選定を考える
     b. 設備について考える
     c. 維持について考える
     d. 人材について考える
  (4). 流動解析を一つの工程として根付かせるためにすべきこと
     a. 実際と合わないことについて理解する
     b. 活用する目的を明確にする
     c. 効果を実感させる努力をする
     d. ながら解析はやめるべき

3.実務で使う樹脂流動解析

   ・樹脂流動解析を活用したトラブルの解決方法について、以下の3段階に分けて
    分かり易く解説し、自社内の未ならず、顧客にとっても魅力的であり、頼りにされる
    流動解析について解説します。
 
 (1). 基本的な問題を解決する
     a. ウェルドラインについて考える
     b. エアトラップについて考える
     c. 問題なく成形できるかを考える
     d. 型締め力を考える
  (2). 解析結果を駆使して問題を解決する
     a. そり・変形を改善する方法を考える
     b. 金型の加工費を抑える方法を考える
  (3). 解析結果にはない問題を解決する
     a. ボイドの対策を考える

4.樹脂流動解析にも限界はある!!

   ・樹脂流動解析は非常に便利なツールではありますが、残念ながらトラブルを解決
    できない場合もあります
   
    この章では樹脂流動解析の限界とその対処法について紹介します

5.実務で樹脂流動解析を活用するために

   ・樹脂流動解析を活用し、現場や顧客にとって“頼もしい樹脂流動解析”になるための
    考え方やコツについて解説します

キーワード プラスチック射出成形 金型 流動解析
タグ プラスチック射出成形成形加工
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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