使いやすい製品開発・設計のポイントと応用例

〜 ヒトの生理・心理特性・ヒューマンエラーの発生と対策および具体的事例に基づく製品の開発設計技術 〜

・人にやさしい製品開発に必須となる人間工学の基礎と製品への応用を一日で学ぶ講座

・人体の構造・機能やヒューマンエラーの発生原因を学び、使いやすくかつ安全な製品・機器・システムを開発しよう!

講師の言葉

 “使いやすいモノ”を作るためには、ユーザーとなる人間のことを知る必要があります。本セミナーでは、“モノづくり”と“モノづかい”の基本となるデザインを考えるうえで必要な、ヒトと技術をつなぐ応用科学である人間工学を中心に説明します。
 まず、人間工学の全般についての基本的事項を解説し、次いで設計者でありユーザーでもある人間の特性を構造と機能の視点から多面的に解説します。さらに、人間工学の視点からみたモノづくりのポイント、設計者として押さえておきたいポイント等について、具体的事例を紹介しながら解説します。
 また、安全性を確保するために必要なヒューマンエラー(防止)対策やバリアフリーデザインとユニバーサルデザインの考え方やそれぞれの特長について具体的に解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年05月19日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・業種は問わず、「使いやすさ」や安全性の高い機器・システム・製品の開発設計、試作、評価に関わる研究者・技術者、営業技術、マーケティング部門の方
予備知識 ・“使いやすい製品”の開発や安全性を考慮した機器や製品の開発に関心があれば、理解が深まります
修得知識 ・人間工学の視点からみた、設計者として押さえておきたいポイント ・ヒューマンエラー(防止)対策やバリアフリーデザインとユニバーサルデザインの考え方やそれぞれの特長と安全性確保のためのポイント
プログラム

1.人間工学の意義と目標
  (1). 人間工学の歴史
  (2). 人間工学の意義
  (3). 人間工学の目標

2.人間工学の方法論
  (1). デザイン分野における人間工学
  (2). 経営工学における人間工学

3.人体の構造と機能
  (1). ヒトの形態、生理および心理特性
  (2). ヒトの感覚特性

4.ヒューマンエラーの発生とその対策
  ・「人間のクセ・記憶(体験)」を理解し、機器の開発を行うことはヒューマンエラーの
   発生を抑制することにつながります。
   本章ではヒューマンエラーの発生要因と、その対策例について「人間のクセ・記憶
(体験)」に起因するステレオタイプ、行動を抑制するためのアフォーダンスの考え方
基に、具体的な対策例を紹介します。

  (1). 発生要因と事例の紹介
      ・マン・マシンシステムのモデル
  (2). 人間の情報処理から見たヒューマンエラーの種類
  (3). フェーズ理論
      ・作業ミスが現出する内容とフェーズ状態の例
  (4). ヒューマンエラーを防ぐための対策例
  (5). 事故を防止するためのデザイン
      a. インターロック(interlocking)
      b. タンパープルーフ(tamperproof)
      c. フールプルーフ(fool proof)
      d. フェイルセーフ(fail safe)
      e. フォールトトーラント(fault tolerant)

5.人間工学的設計のポイント
  (1). 人にやさしいモノづくりとは
  (2). 使いやすさを目指した設計とは
      a. 情報受容のしやすさ
      b. 情報入力のしやすさ
      c. 本体形態
      d. 操作方法・使用手順
      e. 操作に対する機械からの応答(フィードバック)について
      f. 漏洩物・発射物の防止
      g. 照度、湿度、鹿挨等、当該機器の設置使用環境
      h.当該機器の継続(連続)使用時間、および休憩方法
  (3). 自動化によるメリットとデメリット
  (4). 製造物責任法

6.人間工学設計の応用   
  (1). 人間の自然の『癖』と設計への応用
      a. 非常用操作具
      b. リモートコントローラー
      c. 紙パック
  (2). 識別の重要性
  (3). ユニバーサルデザインと人間工学
      a. 高齢者・障がい者への配慮設計
      b. 不適合による影響

キーワード 人間工学 人体構造 心理特性 感覚特性 ヒューマンエラー マン・マシンシステム インターロック タンパープルーフ フールプルーフ フェイルセーフ フォールトトーラント
タグ デザイン人間工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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