暗黙知の形式知化と行動心理による技術継承・ナレッジマネジメントと成功のポイント

〜 技術の共有と暗黙知の形式知、技術の継承と効率化・発展への目的、継承プロセスと継承のキーポイント、技術継承の具体的な伝え方と教え方、継承のためのコミュニケーション 〜

・本来の技術伝承と目的を理解した具体的な方法(伝える内容、伝え方、技術の情報化)を修得し実践するための講座

・技術伝承の本質を理解し、発展的成長へと繋がる具体的方法を修得し実践しよう!

講師の言葉

 技術継承における2007 年問題は誰もが知るところであるが、10 年が過ぎた今でも技術継承に苦しんでいる企業が数多くある。

 この背景には、雇用延長や再雇用といったパッチワーク的でその場しのぎの対策による問題の先送りなどの方法論的な問題はもちろん、技術継承というもの自体に対する間違った認識がある。

 本来の技術継承とその目的は何か、何をどのように伝えなければならないか、そして、なぜ技術継承は難しいのか、上手く行かない理由は何かという技術継承の本質を考えなければ未来永劫同じ問題を繰り返すことになる。技術継承は単なる技術の引継ぎではない。

 本講演では、技術継承の本質の理解と共に、発展的成長へと繋がる技術継承戦略の考え方、そして、その戦略を実現するための具体的方法(伝える内容、伝え方、技術の情報化)について、暗黙知と形式知という考え方や行動心理学の考え方を取り入れて解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年04月27日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・これから技術継承やその準備を始めようとしている関連部門 ・現在進めている、上手く行かないと感じている現場担当者から管理層、経営層を対象とします ・現場担当者、マネージャー、課長、管理者層 ・工場長、研究所長、部長、部門長、経営層の方 ・中堅(受け手側&若手育成者として) ・企画、計画再度としてのスタッフ部門など
予備知識 ・特別な予備知識は必要としません ・現状の認識や課題意識、目標イメージを持って受講することで理解度、受講後の活用度のレベルが向上します.
修得知識 ・単なる引継ぎではない真の技術継承 ・技術継承の考え方と方法 ・保有技術の可視化と情報資産化 ・持続性と発展の両立 ・基盤人材戦略等について  
プログラム

1.技術の共有化

・暗黙知を形式知にする

(1).暗黙知の定義

(2).暗黙知の応用

 (3).2種類の感

 (4).技術と技能の違い

 (5).知識と知恵

 (6).情報資産化

 (7).技術の向こう側

2.継承の目的

 (1).なぜ継承するのか

 (2).なぜものづくりに暗黙知が必要か

 (3).ダークスポットを作らない

 (4).暗黙知の応用・発展

 (5).技術の継承と効率化・発展

3.継承プロセスとは

 (1).テクニックとテクノロジー

 (2).テクニックをテクノロジーへ

 (3).テクノロジー化のポイント

 (4).顕在化とサイエンス

 (5).全体像の把握

4.継承のキーポイント

 (1).技術継承の本質

 (2).スタートとゴール

 (3).本当の形式知へ

 (4).形式知化の向こう側

 (5).承の内的プロセス

 (6).感性領域への還元

 (7).個からチームへ

 (8).ベテラン(シニア)から若手へ?

 (9).熟練者とは何か

(10).継承と引継ぎ

(11).妥協は最大の悪

(12).期限について

5.継承を成功させる戦略について

 (1).経営戦略との整合

 (2).期限と時間の確保

 (3).優先順位

 (4).インパクトファクター

 (5).ナレッジの吟味

 (6).技術休眠

 (7).ステップ継承

 (8).分散・冗長化

 (9).人材構成

(10).継承のPJ 化

(11).継承マニュアル

(12).手順、スキル以外の伝えるべきこと

(13).継承の準備

(14).伝えること(内面)

6.技術(ナレッジ)の可視化・情報化

 (1).暗黙知の情報化とは

 (2).外面(手順)の情報化

 (3).パラメーターの可視化

 (4).目的とパラメーターの相関

 (5).生体情報の可視化

 (6).情報化の基本プロセス

 (7) .数値化

 (8).機器による計測

 (9).人による評価

(10).共通して必要なこと

(11).多元的収集と情報次元の拡張

(12).内面の情報化

(13).認識プロセスの可視化

7.情報の評価と解析

 (1).意味付け

 (2).関係性の可視化

 (3).静から動へ

 (4).認識

 (5).情報次元の拡張

 (6).プロセスとしての解析

 (7).多元相関情報の処理

 (8).相関解析

 (9).多変量解析

(10).単なる道具

(11).俯瞰視点と仰望視点

8.技術継承の方法(伝え方と教え方)

 (1).三位一体

 (2).継承のパターン

 (3).目的と目標

 (4).課題設定による計画化

 (5).要素分解

 (6).構造化

 (7).分解、結合

 (8).独立性と相関性

 (9).認知バイアスの罠

(10).正しいOJT

9.継承のためのコミュニケーション

 (1).コミュニケーションとは

 (2).インドリンク

  (3) .関係性構築の方法

 (4).Evidence & Story

 (5).伝えたいこと、聞きたいこと

 (6).全体像を共有する

 (7).育成と継承の留意点

10.まとめ(継承のゴール)と質疑応答

キーワード 技術継承 ナレッジマネジメント 人材育成 暗黙知 形式知 コミュニケーション  情報マネジメント
タグ 技術伝承文章の書き方問題解決・アイデア発想
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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