クリーン化技術による効果的なゴミ・異物除去とノンクリーンルーム化への対応

〜 クリーン化の目的、クリーン化の具体的な進め方、発塵事例、ノンクリーンルーム化、クリーン化と安全確保・作業ミス・人財育成についての事例 〜

  • 講師の実務経験を基に、門外不出とされてきたクリーン化技術について解説する講座!
  • クリーンルーム内のクリーン化に加え、注目を集めるノンクリーンルーム化についても学び、コストをかけない製造現場のゴミ・異物除去に活かそう!

講師の言葉

 クリーン化はクリーンルームの有無に関係なく、できるだけお金をかけずに現場のゴミ・異物を減少させ、品質を向上させる活動です。地道な活動の継続で現場体質が強化され、経営改善にも繋がるので企業の競争力と言われます。ゆえにクリーン化技術は昔から門外不出とされています。

 取引先から工場のクリーンルーム化を要求されても、管理方法の指導まではされないのが実情です。理由は、(1)各企業が独自に構築して来た技術を公開するとその技術が流出する。(2)受注先は他社との取引きもあるため、他社は何もしないで品質向上の恩恵を受ける、ということです。

 クリーンルームにするだけで歩留まりが向上するという神話や思い込みでなく、適性に管理しないと投資の割に効果が出ません。

 本セミナーでは、クリーン化の基礎を中心にクリーン化と密接な関係にある安全、作業ミス、人財育成についても事例を含め解説します。清浄度の低いクリーンルームやクリーンルームを持たないものづくり企業、ノンクリーンルームを検討されている方にもご理解いただけるものと考えています。

 長年の国内、東南アジアの現場指導を通じ、日本のものづくり現場に危機感を持っています。それらもお伝えしたいので、ぜひ大勢の方に聴講頂きたいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年04月26日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・ラフなクリーンルームを持つ、もしくはクリーンルームを持たない製造企業の方。ノンクリーンルーム化をお考えの方。 ・生産技術、生産管理、品質管理、クリーン化担当および小集団活動のリーダーなど。 対象 :自動車部品、機械、電子機器、半導体後工程、部品、その他ものづくり企業 対象外:細菌対象の方(バイオロジカルクリーンルーム)、半導体前工程
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・ものづくり現場のゴミ、異物を減らし、歩留まり、品質向上に役立てる知識の習得。  (クリーン化基礎知識の理解) ・クリーン化と直接関係深い安全確保、作業ミス減少、および人財育成などに役立つ知識の習得で、自社の体質改善、競争力向上に繋げる ・ノンクリーンルームの考え方の理解
プログラム

1. クリーン化の見方、考え方:なぜクリーン化が必要か

  (1). クリーン化は企業の競争力であり、経営に直結

  (2). クリーン化は、仕事そのものである

  (3). クリーン化は全てのベースである

2. クリーン化の目的

  (1). クリーン化の目的

  (2). クリーン化の平面的な見方

    a. クリーン化と安全の関係

    b. 安全と作業ミスの関係

    c. 作業ミスとクリーン化の関係

  (3). クリーン化の効果

3. クリーン化で重要なこと

  (1). 成功の条件

    a. TOP、管理監督者の役割

    b. 目標の設定

    c. 全体活動

  (2). クリーン化のなぜを考える

    a. なぜ更衣室があるか

    b. なぜ防塵衣(クリーンスーツを着るのか)

    c. なぜ防塵衣に着脱順序があるか 等

  (3). 参考

    a. クリーニングについて

    b. 防塵衣の劣化事例

    c. クリーン化活動継続のための仕掛けがあること 

    d. クリーンルームで発生する主な汚染源

4. クリーン化の具体的な進め方

  (1). クリーン化4原則について

    a. クリーンルームでの最大の発生源は人である

     ・色々な持ち込み事例

    b. エアシャワーの正しい浴び方と注意点

    c. 感性、気づき

    d. 防塵衣の扱いについて

  (2). 発塵事例

    a. 見えない持ち込みと発塵

    a. 呼気からの発塵

    b. 防塵衣からの発塵

    c. 防塵衣、ソックスからの発塵

    d. 化粧からの発塵

    e. ボールペンからの発塵

    f. 防塵紙からの発塵

  (3). クリーンルームとは(参考)

    a. 定義

    b. 方式

    c. クリーン度の表し方

  (4). 気流について

    a. 気流の可視化 

    b. 不具合事例

5. クリーン化活動のステップ展開

  (1). クリーン化3ステップ

    a. ステップ1(清掃・整理・整頓)

     ・徹底清掃の意味

    b. ステップ2(発生源対策・改善の実施)

     ・ゴミ対策の仕方

     ・ゴミの見方(斜光での観察)

     ・合理的、効率的なゴミの分析

     ・事例(床の汚れ調査、更衣室内の汚れ)

    c. ステップ3(標準化・定着化)

6. ノンクリーンルームについて

  (1). 局所クリーン化の2つの攻め方

  (2). ノンクリーンルームとは(考え方)

    a. ノンクリーンルームの事例

  (3). ノンクリーンルームの長所と短所

  (4). 局所排気について

    a. 局所排気の事例

7. 診断・指導について

  (1). 現場診断・指導について

  (2). 設備診断について

    a. 設備、付帯設備の見方

    b. FFUなどの小型設備の見方

    c. 摺動部、振動部発塵について

    d. 設備発塵の不具合事例紹介

    e. メンテナンスについて

8. 清掃について

  (1). 清掃の手順

    a. 中国の清掃事例

  (2). 3S(整理、整頓、清掃)について

    a. 事例の紹介

9. クリーン化と人財育成について

  (1). 教育について

  (2). テキストの作成

  (3). 海外の事例(中国、シンガポール、インドネシアなど)

10. クリーン化における安全について

  (1). 事故事例

    a. 結束バンドの事故事例

    b. イレクターパイプの事故事例

11 . クリーン資材について

  (1). クリーン資材の種類

  (2). クリーン資材の選定

  (3). 購入時の不具合事例

キーワード クリーン化 作業ミスとクリーン化 クリーンスーツ クリーン化活動継続 クリーン化4原則 エアシャワー 発塵 ノンクリーンルーム 局所排気
タグ クリーンルーム信頼性試験・故障解析品質管理
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日