潤滑技術の基礎と潤滑剤の選定および効果的な摩擦低減策

〜 潤滑の基礎、潤滑による摩擦の低減と制御技術、潤滑油の低粘度化による省エネルギー対策とそれに伴う問題点 〜

・適切な潤滑を行うための潤滑技術を身につけるための特別講座!

・トライボロジー技術の基礎から学び、機器や製品の摩擦低減技術へ活かそう!

・機械系の方、化学・材料系の方、両方の方に理解していただく特別セミナー!

講師の言葉

 省エネルギー、二酸化炭素ガス排出量削減に直接関わる技術として、トライボロジー技術はすべての工学において欠くことのできない縁の下の力持ちとも言える基盤技術ですが、企業に入り潤滑技術に携わるようになった技術者でも、在学中にトライボロジー、あるいは潤滑の系統だった講義を受講した経験者は極めて少ないのが現状です。適切な潤滑を行うために必要な潤滑技術を身につけるための基礎知識の習得に主眼を置きつつ実例の紹介や現在注目されている問題点の解説も行います。潤滑技術者の出身学科は大きく分けて機械系と化学・材料系となりますが、その両者に同時に理解してもらえるような講義を目指します。基礎を理解することによって始めて現実の問題点の克服に取り組めます。講義では、数式は最小限に抑え、ビデオも使用して、できるだけ分かりやすく実施するように心がけます。また、講義の最後に時間を取り、個別の相談も受け付けます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年03月03日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・潤滑技術に携わる技術者でトライボロジーの基礎から学びたい方 ・機械が苦手な化学専攻の方と化学が苦手な機械専攻の方 (機械や機械要素の設計・開発・信頼性評価、保守・保全などに関わり、トライボロジー関連を学びたい、または摩擦に起因するトラブル対策を立てたい方)
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・境界潤滑の基礎 ・摩擦低減技術への取り組みに対する基礎知識を習得できる
プログラム

1.地球温暖化と省エネルギー

  (1).二酸化炭素排出量の現状

  (2).自動車の燃費と機械摩擦損失

2.潤滑とはなにか

  (1).流体潤滑とストライベック線図

  (2).流体潤滑の終焉 −流体潤滑から境界潤滑へ−

  (3).油膜パラメータと接触

  (4).境界潤滑と流体による潤滑作用

  (5).境界潤滑の特徴 −粘性と油性−

3.固体同士の摩擦の理解

  (1).2面の接触と摩擦の経験則

  (2).マクロな接触とミクロな接触

  (3).摩擦係数は何で決まるか

  (4).摩擦の凝着理論

  (5).異常な高摩擦はなぜ起こるのか

  (6).どうすれば摩擦は下がるのか

4.潤滑による摩擦の低減と制御の詳細 −境界潤滑機構−

  (1).分子の極性、分子間力と吸着

  (2).吸着分子膜による潤滑作用

  (3).モデル分子膜による潤滑性能の確認

  (4).穏やかな条件下の潤滑と厳しい条件下の潤滑

  (5).トライボケミストリー  −無機反応皮膜による潤滑作用−

  (6).油性と極圧性

  (7).摩耗の分類

5.潤滑油の低粘度化による省エネルギー対策とそれに伴う問題点

  (1).自動車用エンジン油の低粘度化

  (2).油圧作動油による省エネルギー

6.質 疑

・個別相談歓迎します

キーワード 流体潤滑 弾性流体潤滑 境界潤滑 極圧潤滑 潤滑添加剤 トライボケミストリー
タグ トライボロジー機械
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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