衝撃応力の基礎と測定法および製品開発への応用

〜 スプリト・ホプキンソン棒法による衝撃応力試験と緩衝・吸収・設計への応用と事例 〜

衝撃現象の理解と具体的な応力測定・予測技術について複数の講師陣が解説する講座

・標準的な衝撃試験法として用いられるスプリト・ホプキンソン棒法を詳解!

・発泡材の衝撃緩衝・吸収特性の評価や自動車鋼板の衝撃引張り強度の事例を挙げ実務に役立つ講座!

講師の言葉

 工業材料の衝撃変形強度特性を調べるための多くの衝撃試験法のうち、スプリト・ホプキンソン棒法(SHB法)が標準的な試験法として広範に用いられている。

 本講演ではSHB法の測定基礎理論の説明と具体的使用方法を解説する。また、ワンバー法や検力ブロック法、脆性材料に関する衝撃引張り試験法についても言及する。衝撃問題の応用例として、講演者がこれまでに実施してきた、発泡材の衝撃緩衝・吸収特性の評価や自動車鋼板の衝撃引張り強度などについて解説を行う。また、他分野への応用として、空手道の威力の衝撃工学や日本刀の衝撃工学的評価についてもふれる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年01月24日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車や機器の衝突安全強度設計に関連する研究者・技術者の方 ・衝撃問題に関心のある技術者・研究者の方 ・衝撃吸収材の材料開発などに関わる方
予備知識 ・高校レベルの数学と物理・力学
修得知識 ・衝撃現象および衝撃試験法の基本的な理解
プログラム

1.衝撃の基礎と試験法
  (1). 衝撃試験法の概要
  (2). 応力波の伝播
     a. 縦波と横波
     b. 半空間に衝撃荷重が作用するとき
     c. 一様断面棒を伝播する縦波
     d. 不連続面における応力波の反射と透過
  (3). スプリト・ホプキンソン棒法(SHB法)
     a. SHB法の測定理論
     b. SHB法による衝撃引張試験
     c. 板状試験片の衝撃引張試験
     d. 2点応力測定法
  (4). ワンバー法
  (5). 検力ブロック法
  (6). SHB法の具体的使用方法
     a. 実験に必要な環境一例
     b. 必要な計測機器
     c. 試験装置の設計および設置に必要なノウハウ
     d. 実際の実験風景(低温,高温衝撃試験も含めて)
     e. 実験結果の解析方法
     f. まとめ

2.衝撃問題への応用
  〜 緩衝・吸収・設計への応用と衝撃工学的考察 〜

  (1). 発泡構造体の衝撃緩衝・吸収特性(実験と解析の両観点から)
  (2). アルミニウム合金の脆化とひずみ速度の関係
  (3). 予疲労を与えた金属材料の衝撃変形特性
  (4). インデンテーション(押込試験)による高ひずみ速度変形現象評価
  (5). 転位の熱活性化理論による金属の衝撃変形現象の予測
  (6). 自動車鋼板の衝撃引張り強度
  (7). 自動車テーラードブランク材の衝撃引張り強度
  (8). 自動車サスペンションフレームのボルト締結部の衝撃変形強度
  (9). 反射引張応力波法による脆性材料(セラミックス、コンクリート)の衝撃引張強度の測定
  (10). 空手道の威力の衝撃工学的評価
  (11). 日本刀の衝撃工学的考察

キーワード 衝撃 応力波 衝撃荷重 スプリト・ホプキンソン棒法 SHB法 ワンバー法 検力ブロック法 衝撃緩衝 インデンテーション 衝撃引張り強度 
タグ 金属金属材料強度設計材料力学・有限要素法自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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