自動車におけるドライバーの心理・生体計測と製品開発への応用

〜 質問紙法、筋電位、眼電位、心電位、唾液アミラーゼ、脳波を用いたドライバーの計測技術、脳波の分析と応用 〜

実例を多く用い、ドライバーの心理・生体計測方法を基礎からわかりやすく解説する講座

・生体計測工学を用いて、自動車における製品開発への応用に活かすための特別講座!

講師の言葉

 本セミナーでは生体計測・心理計測の初学者の方を主に対象として自動車における製品開発への応用を中心に実例を多く用いて解説いたします。また、車両を対象とした将来技術に対する考察も行ってまいります。
 なお、生体計測工学の原理原則から解説し、それらの知識を「どうやってうまく使いこなすか」に関して考え、実践することが、本セミナーにおける主な達成目標です。
 そのため、これから製品開発をしようとされている方やある程度生体計測を行ったことがあるけれども不安を感じていらっしゃる方のご期待にも沿えると考えております。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年01月16日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・本セミナーでは自動車における生体計測・心理工学を利用した技術開発を行いたいと思っている方はもちろん対象となりますが、そのほかのアプリケーションにおける技術開発にも大きなヒントがあると思います。  自動車という窓を通して、技術開発全般において生体計測工学・心理工学を使いこなす方法を学んでみたいと思う方も対象となります
予備知識 ・本セミナーは生体計測・心理工学に関して初心者の方にも「分かりやすく」をテーマに解説させていただきます。予備知識は不要ですが、受講以前に簡単なメカトロニクス(フィードバック制御やフィードフォワード制御)や自動車工学(走る・曲がる・止まる)の知識があるとより理解が深まると思います。
修得知識 ・生体計測工学・心理工学における原理原則に基づき魅力的な技術開発を行うことができるようになる ・自動車を中心とした工学全般における将来技術開発の「布石」を具体的な事例から修得することができる
プログラム

1. 【はじめに】自動車における「高付加価値化」について
  (1). 人間の欲求(心理)と自動車技術の進歩/クルマ社会ニーズへの対応
  (2). 先進的な技術開発はモータースポーツで行われていた
  (3). 未来の自動車の創造
  (4). サスペンションに見る「高付加価値化」/「魅力品質」と「当たり前品質」

2. 「心理工学」について
  (1). 「心理」と「工学」が結びついて生まれる新たな需要
  (2). ラウドネス曲線(騒音)/人の感じ方は対数?
  (3). ISOの等感覚曲線(振動)
  (4). ユーザーの痒い所に手が届く生体計測・ユーザーが痒い所を知る生体計測

3. 質問紙法の考え方
  (1). 使える質問紙と使えない質問紙 〜使える質問紙はよく考えられている〜
  (2). VAS(Visual Analogue Scale)による官能評価
  (3). POMS(Profile of Mood States)でその時の気分を測定する
  (4). 性格検査/内田クレペリン検査(その人の資質や能力を定量化する)

4. 表面筋電位とその考察の仕方
  (1). 負担度の定量化としての筋電位
  (2). 計測方法について/測定対象とする筋肉はどのように決めればよいか(筋骨格系と解剖図)
  (3). 筋電位の解析の方法(RMS、MVC)/筋電位と生体力学の分析と考察
  (4). 負担度の定量化、リアルタイムフィードバックの事例

5. 眼電位やアイマークレコーダーによる定量化
  (1). 電極配置について
  (2). 負担度の測定
  (3). 心理状態の測定
  (4). 定量化比較検討の難しさは解決できるのか

6. 心電図の測定と自律神経系の活動
  (1). 心理と自律神経系のつながり(生理心理学)
  (2). 自律神経系とは何だろうか?/血圧、呼吸、発汗などについて
  (3). 臨床としての心電図、生理心理学としての心電図
  (4). 計測方法(呼吸による影響、ノイズ対策や恒常性の考慮)/取得データの評価方法(RRI、LF/HF)
  (5). 測定対象者の方のバランスのとり方、相対的な評価と絶対的な評価方法

7. 唾液アミラーゼによるストレスの評価
  (1). 簡易的な評価としての唾液アミラーゼ
  (2). メリットとデメリットを理解する

8. 脳波の分析とその応用
  (1). 心理状態の推定手法
  (2). 異なる心理状態でも同じ生体信号を示す場合
  (3). 開眼・閉眼による変化、計測箇所について
  (4). 豊富な情報量と果てしないノイズとの闘い

9. 自動車における心理・生体計測による製品開発事例と将来展望
  (1). ユーザーの負担度、使用感覚を定量化する
  (2). ユーザーの心理状態をリアルタイムでフィードバックする手法
  (3). 計測技術の進歩と自動車技術への積極的応用
  (4). 変化を見つけることがはじめの一歩

10. まとめと質疑応答、個別相談

キーワード 心理工学 質問紙法 内田クレペリン検査 筋電位 眼電位 アイマークレコーダー 心電図 自律神経系 唾液アミラーゼ 脳波 生体計測
タグ 生体工学自動車・輸送機車載機器・部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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