他社との共同研究・共同開発の進め方とトラブル未然防止のための留意点

〜 共同研究開発の相手の選択、実施手順・成果の取扱いと留意点、国際共同研究開発における留意点 〜

  • 商品開発、技術開発の実務経験が豊富な2名の講師が解説する講座!
  • 共同研究に関して計画段階から終了後の成果まで知財の観点も含めて学び、新規技術開発のポイントやトラブル未然防止に活かそう!

講師の言葉

(第1部)

 研究開発のスピードに対しての要求がますます上がってきている現在、自社内での開発では追いつかず、他社の技術を利用し、お互いの技術(や資本)を組み合わせることで、より優れた製品の開発を促進する等の目的で共同研究開発が行われます。

 他社との共同研究開発は自社内のみでの開発とは違い、予め問題となるであろうことを予測して計画しないとトラブルを起こしかねません。また他社との共同研究開発の実行および終了後の成果の取り扱いについても同様です。ここでは、共同研究開発の相手の選択と実行における留意点を中心に述べます。

(第2部)

 民間企業間の共同研究開発は、両者が実施能力を有することから、独占禁止法上留意すべき点があります。また、研究開発成果の活用方法に対する考え方の相違から、研究開発成果の帰属や公表(ノウハウ保護か特許出願か)、第三者への実施許諾等でもめることがあります。更に、共同研究開発終了後の改良発明の取り扱いによっては、自社のビジネスに不利益が及ぶことも考えられます。 

 本セミナーでは、共同研究開発の経験が少ない企業の研究開発者の方に、共同研究開発の開始前から終了後までの各プロセスにおいて、トラブルを未然に防ぎ、所望の成果を得るために留意すべき点、共同研究開発に関連する契約書の実例と留意点を分かりやすく説明するとともに、国際共同研究開発における留意点についても説明します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年03月07日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・研究担当者、開発担当者、知財担当者  (産学連携、企業間連携のうち、主に企業間連携を中心に解説します)
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・共同研究開発者を見極めることができるようになり、研究の実施や成果の扱いに於いてのトラブルを未然に防げるようになる ・共同研究開発に関連する契約書の実例と留意点 ・国際共同研究開発における留意点
プログラム

第1部

1. 共同研究開発における相手の選択

  (1). 共同研究開発における相手の選び方

  (2). 共同研究開発における立場の相違点

  (3). 相手の研究開発能力と状況の認識

  (4). 自社の研究開発状況の認識

  (5). コンペによる参加

2. 共同研究開発の実施

  (1). 共同研究開発の範囲

  (2). 共同研究開発における業務分担/研究項目

  (3). 費用の分担

  (4). 進捗状況の報告、研究施設の立ち入り

  (5). 海外企業

  (6). 秘密保持契約

3. 共同研究の成果

  (1). 共同研究成果の特許出願

  (2). 共同研究成果の論文

  (3). 共同研究成果の実施と展開

  (4). 関連商品、派生商品の開発

第2部

1. 民間企業間の共同研究の現状

  (1). 共同研究の類型

  (2). 独占禁止法上の留意点

2. 共同研究開始前の取り組みと留意点

  (1). 共同研究成果活用方法の明確化

    a. 技術普及目的か独占排他目的か

    b. 研究目標

  (2). 共同研究パートナーの選定

  (3). 技術情報の開示・入手

  (4). パートナー企業が保有する特許・未公開出願の取り扱い

  (5). 研究の分担 

  (6). 第三者への委託

  (7). 契約期間

3.共同研究実施中の取り組みと留意点

  (1). 共同研究の意思決定方法

  (2). 秘密情報管理

  (3). コンタミネーションの防止

  (4). 研究成果  

    a. 帰属 

    b. 活用 

    c. 公表

  (5). 共同研究の中止、終了の判断

4. 共同研究終了後の取り組みと留意点

  (1). 技術情報の取り扱い

  (2). 研究資料等の有体物の取り扱い

  (3). 改良発明の取り扱い

5. 共有特許権の取り扱い

  (1). 維持管理

  (2). 第三者への実施許諾

6. 共同研究に関する契約の実務

  (1). 共同研究契約締結までのプロセス

  (2). 各種契約の概要と実務上の留意点

    a. 秘密保持契約

    b. レター・オブ・インテント

    c. フィージビリティ・スタディ契約

    d. 技術情報開示契約

    e. オプション契約

    f. 共同研究契約

7. 国際共同研究開発のおける留意点

  (1). 日本法(外為法等)への対応

  (2). 米国との共同研究開発

  (3). EUとの共同研究開発

  (4). 中国との共同研究開発

キーワード 共同研究 共同開発 秘密保持契約 秘密情報管理 改良発明 オープンイノベーション 国際共同研究開発
タグ 研究開発商品開発問題解決・アイデア発想
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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