水処理技術の基礎と応用およびそのポイント

〜 オゾンを用いた促進酸化処理・膜分離バクテリアクタ技術および膜分離活性汚泥法と適用事例  〜


・第一線で活躍中の講師が最新の水処理技術と実務におけるポイントを解説する講座 

・難分解性有機物の分解で有効な「オゾン水処理技術」と処理水質が高く、小型化が可能な

「膜分離活性汚泥法」を先取りし効果的な水処理技術に活かそう!

                       

                       

講師の言葉

 第一部では、水処理の基礎および水処理技術について、その基礎から応用までを解説します。

併せて新規開発技術についても紹介いたします。下排水処理では活性汚泥法による生物処理が主流ですが、生物では分解できない有機物、所謂、難分解性有機物の河川や湖沼への蓄積が懸念されています。オゾンは非常に酸化力が強く、かつ残留性のない物質のため、これを使用した水処理技術は水中の難分解性有機物を分解する方法として有効です。

講義ではオゾンを様々な水処理プロセスに適用した事例を中心に、オゾン処理の基礎から応用まで紹介します。

 第二部では排水処理について解説致します。近年、排水処理は規制強化や排水の多様化の他、より省エネルギーかつ低コストであることが求められており、難易度が上昇しています。

 膜分離活性汚泥法は、排水の活性汚泥処理における処理水と活性汚泥との分離を濾過膜により行う方法であり、従来法と比べ、処理水質が高く、施設の小型化等の利点を持つことから、導入が進んでいます。

 講義では膜分離活性汚泥法による排水処理の基礎と、実際の排水処理への適用事例を紹介させていただきます。本講座が膜分離活性汚泥法による排水処理設備の導入検討、運転管理の参考となれば幸いです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年10月25日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・水処理技術および水処理設備(浄水、下水、汚泥)に関する研究開発・設計・運転者の方 ・排水処理装置の研究開発、設計等に関わる方 ・最新の排水処理技術に関心のある方 ・膜分離活性汚泥法による排水処理技術の基礎を修得したい方 ・膜分離活性汚泥法による排水処理の導入をご検討の方
予備知識 ・大学レベルの物理・化学の基礎的知識
修得知識 ・オゾンを用いた水処理技術と各水処理(浄水・下水・汚泥)への応用 ・膜分離活性汚泥法(Membrane Bioreactor、MBR)の排水処理技術と、  実際の排水処理への適用事例 ・活性汚泥以外の排水処理における膜分離の適用について
プログラム

1.水処理の基礎について

2.オゾンの特性

  (1).オゾンの酸化力

  (2).オゾンの自己分解

3.オゾンの水処理への適用

  (1).オゾンの反応性

  (2).オゾンの水への溶解特性

  (3).オゾン濃度の測定方法

4.OHラジカルの特性

  (1).OHラジカルとは

  (2).OHラジカルの発生方法

  (3).OHラジカル濃度の測定方法

5.オゾンおよびOHラジカルの反応過程

  (1).オゾンの反応式と速度

  (2).OHラジカルの反応式と速度

  (3).スカベンジャとは

   (4) .オゾンと促進酸化処理の組合せ

6.マイクロバブルとオゾン

(1).マイクロバブルとは

(2).マイクロバブル発生装置

(3).マイクロバブルとオゾンの組合せ

7.オゾンの発生方法

8.オゾン処理

(1).浄水処理

(2).下水処理

(3).汚泥処理

9.オゾンを用いた促進酸化処理

(1).浄水処理

(2).地下水処理

(3).下水処理

10.水中放電を利用した水処理

(1).水中放電によるラジカル発生

(2).水中放電による殺菌特性

(3).気液界面放電による水処理技術

11.オゾンを用いた膜分離バイオリアクタ

(1).省エネ型の曝分離バイオリアクタの特長

(2).オゾンによる膜洗浄効果

12.膜分離活性汚泥法(Membrane Bioreactor、MBR)

(1) .MBRとは

  (2).MBRの設置例と比較

     a.標準活性汚泥法との比較

     b.設置方法による違い

  (3).MBRに用いられる膜と分類

      a.膜の分類

      b.素材及び形状

      c.濾過方法

   (4).設備導入及び運転のポイント

      a.設備導入における設計のポイント

      b.運転管理方法

13.排水処理適用事例

    (1).既設能力増強、新規導入と既設との比較

    (2).排水再利用への適用

    (3).活性汚泥以外の排水処理における膜分離の適用

14.MBR(分離活性汚泥法)に関する最新の技術開発について

キーワード キーワード 水処理 オゾンの溶融性 OHラジカル反応 マイクロバブル 膜分離 活性汚泥法
タグ 環境設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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