機械・構造物の経年劣化とその対策および余寿命評価

〜 金属材料の選定と調達トラブル防止、経年劣化による事故防止を考慮した構造設計・組立の考え方、寿命予測 〜

  • 金属材料に起因する損傷・劣化トラブルを防止するための講座!
  • 金属材料の選定・調達や経年損傷と対策について学び、機械・構造物・設備の適切な設計や生産技術、メンテナンス、寿命評価に活かそう!

講師の言葉

 国際競争の激化によるすべての製造業におけるコストダウン、生産活動のグローバル化(海外生産など)が進んでいる。一方、設備、機器は長期の安全な運転が求められ、設計、製造、運転および保全における一貫したトラブル対策が必要である。これらのトラブルは、構造物を構成する材料に関わるものが多く、材料に関する知見が、各プロセスにおいて正しく反映されることが重要である。

 構造物の主構成材料である金属材料では、長い歴史の中で構造物の破損原因となる材料の損傷機構はほとんど解明され、予知予防技術も進歩してきた。

 本講義は、蓄積された構造材料に関する知見、経験および研究成果への理解を深め、新しい問題に適切に対処するのに必要な各種手法を習得してもらうことを目的としている。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年12月13日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械・構造物の設計、加工組立、検査、保全などに携わる技術者の方 ・機械、機器、設備における生産技術、金属材料調達に携わる方
予備知識 金属材料の基礎知識
修得知識 ・機器・構造物に懸念される経年劣化機構(疲労、腐食、クリープ、摩耗、エロージョン、材質劣化) ・経年劣化による機器・構造物の寿命の予測 ・経年劣化による事故防止を考慮した設計、組立の考え方 ・金属材料の海外調達の問題点、対処方法 ・各種材料データベース
プログラム

1. 設計・製作中に材料がもたらす技術的トラブル

  (1). 材料選定ミス

  (2). 加工組立不良(溶接、鍛造、鋳造、熱処理)

  (3). 調達ミス

    a. 強度、耐食性などの規格外れ

    b. 規格内であるが性能不十分(溶接性、疲労強度、クリープ特性、靱性など)

    c. 欠陥、きず、寸法違いなど

2. 稼働中に材料がもたらす技術的トラブル(経年損傷)

  (1). 疲労、腐食、クリープ、摩耗、エロージョン、材質劣化の発生機構

  (2). 経年破損の原因となりうる構造設計、材料選定、調達、加工組立(鋳造、鍛造、溶接など)における問題

3.材料トラブル対策・経年損傷防止策

  (1). 設計・製作中の材料トラブル防止策

    a. 材料選定

    b. 加工組立

    c. 調達:ミルシート

    d. リスクとコストのバランス(リスクベース調達)

  (2). 経年損傷防止

    a. 損傷機構スクリーニング方法

    b. 寿命予測

    c. 検査、モニタリング方法

    d. 維持基準(FFS)、仮想欠陥評価

キーワード 金属材料 溶接性 疲労強度 クリープ特性 靭性 経年損傷 リスクベース調達 損傷機構スクリーニング方法
タグ 金属加工金属材料構造物設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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