音声信号処理技術の基礎と高品質な音声合成実現への応用・例〜デモ付〜

〜 最先端の音声処理技術、パラメータ加工による音声の高さと音色制御、分析プログラムを用いた音声加工 〜

  • 音声分析・変換・合成など音声信号処理の最新技術を学び、品質劣化を抑えた高品質な音声加工に応用するための講座

  • 音声分析・合成や音源情報の推定法を修得し、音声を自在加工することにより、応用システムやサービス開発に活かそう!

講師の言葉

 音声分析は50年以上の歴史を持つ研究分野であるが、人間の肉声に近い品質の合成を目指す分析合成技術の歴史は比較的浅い。音声分析に求められる精度は、既存の音声分析方法では不十分であり、高品質音声合成のための信号処理技術は、音声分析のコンセプトから大きく異なるものである。

本セミナーでは、音声分析合成技術の歴史を出発点に、高品質な音声合成に必要となる技術的課題と、その信号処理について説明する。それら基盤を学んだ後に、音声の品質劣化を抑えた最新の音声加工技術を、デモを含めて紹介する。講師が実装したプログラムはWebに公開されており、受講者は、プログラムを用いて音声を自在に加工するために必要となる知識を習得することを目指します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年11月04日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・高い品質での音声合成技術を必要とする技術者・研究者の方 ・最先端の音声処理技術を学びたい技術者・研究者の方
予備知識 ・ディジタル信号処理の基本、音声分析に関する基礎知識、C言語の基本的知識があれば、理解が深まります
修得知識 ・Channel vocoderの考えに基づく音声分析合成技術 ・音声パラメータ加工による高さ・音色制御技術 ・音声分析プログラムを用いた音声加工技術
プログラム

1.音声分析合成を実現する数理モデルと信号処理技術の基礎

 (1).Channel vocoder

 (2).Phase vocoder

 (3).Sinusoidal representation

 (4).高品質な合成技術への発展

2.Channel vocoderの考えに基づく音声のパラメータ構成

 (1).音源情報

   a.基本周波数(F0)

   b.非周期性成分の表現

 (2).音色情報

   a.スペクトル包絡

3.音源情報の推定法

 (1).F0推定法

   a.時間波形の特徴に基づく方法

   b.パワースペクトルの特徴に基づく方法

   c.その他の特徴を用いた方法

 (2).非周期性指標推定法

   a.時間波形の特徴に基づく方法

   b.パワースペクトルの特徴に基づく方法

   c.その他の特徴を用いた方法

4.スペクトル包絡推定法

 (1).パラメトリックな推定法

 (2).ノンパラメトリックな推定法

5.分析パラメータから音声を生成する方法

 (1).声帯振動波形の近似法

 (2).周期性成分、非周期性成分の合成法

6.最新の音声加工技術と高品質加工への応用

 (1).基本的な変換法

   a.F0制御による高さの変換

   b.スペクトル包絡制御による音色の変換

 (2).性別の簡単な変換技術

 (3).音声のモーフィング技術

 (4).歌声加工への応用

 

キーワード 音声 音声分析 信号処理 音源 スペクトル包絡推定法 Channelvocoder Phasevocoder Sinusoidalrepresentation 
タグ 信号処理音声処理電気電子機器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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