車載機器におけるセキュリティ対策と最新応用技術

〜 セキュリティのコアとなるPKI、ハイパーバイザー技術の基礎、ECU向けの暗号鍵の管理、CANパケットへの署名、ECUコードのリモートリプログラミング 〜

・車載機器開発に携わるすべての方に必須となるセキュリティ技術を修得するための講座

・ネットにつながるようになった車載システムのハッキング対策技術を先取りし、車の安全を確保しよう!

講師の言葉

第一部
 2020年、自動運転実用化の潮流の中で、コネクテドカーならびに車載システムの業務分担の再定義が必要となります。例えば、統合コックピットは、ナビサプライヤー、メーターサプライヤーの両者に関係してきます。ADAS、自動運転に関しては、マップの自動運転への活用という点では、ナビをインフォテイメント系と割り切ることは難しくなります。カメラ、ディスプレイ、オーディオ、ハンズフリー等も同じ状況にあります。
 この動きの中で、機能安全やセキュリティは、ECU系だけという割り切りはできなくなりました。コネクテドという意味も、今後OTAやリモート診断、マップのアップデート等で従来と異なる側面が注目されます。このため、今後機能安全(ISO26262)とセキュリティは、車載機器開発に携わる全ての方に必須な要素知識となります。機能安全については、徐々に定着しつつありますが、セキュリティは自動車関係では新しいトピックであり、近年車載機器のハッキング報告がなされるなか、注目を浴びつつあります。
 ここでは、システムのコアとなるOSのセキュリティの議論を中心に、車載機器におけるセキュリティを理解し、今後の開発を進める上での素地の構築を目標としています。

第二部
 自動車をはじめとする様々な機器がネットワークに繋がるようになってきた。2015年、リモートから車載ネットワーク(CAN)に不正な制御パケットを注入することで自動車の運転操作を妨害するデモが公開され、業界に衝撃を与えた。
 本セミナーでは、車載制御システムに対する昨今のインシデントを振り返るとともに、この対策を図るべく、自動車に関わる暗号技術の基礎から、セキュアエレメントを信頼の基点とした、Electric Control Unit(ECU)向けの暗号鍵の管理、CANパケットへの署名、ECUコードのリモートリプログラミングなどの応用技術までを紹介する。また、同様の技術としてセキュアエレメントを活用したIoT機器のセキュリティ対策について、クライアント認証、署名検証を例に紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年07月19日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・車載システムソフトウェア開発に携わる、エンジニアならびにプロジェクトマネージャーの方 ・車載システム開発に携わる技術者の方
予備知識 ・ソフトウェアに関しての基礎的な知識 ・OSに関しての基礎的な知識
修得知識 ・車載システムにおけるセキュリティ対策技術と応用技術
プログラム

第一部 車載機器のセキュリティ技術とOSに求められる要件

1.変わりつつある車載機器の分担開発
  (1). 統合コックピットの潮流、変わりつつあるTier1の枠組み
  (2). ADAS、自動運転でどのように変わるか
  (3). コネクテドカーの再定義

2.機能安全とセキュリティの果たす役割
  (1). 機能安全 ISO26262とは
  (2). 機能安全とセキュリティ、何が似ていて、何が異なるか?
  (3). セキュリティの基礎
     a.車載システムとハッキング
     b.ショッキングなJEEPハッキングとは何か?
     c.暗号と署名、ハッシュアルゴリズムの基礎
     d.電子署名の概要
     e.セキュリティのコアとなるPKIとは

3.QNX OSの基礎
  (1). QNX OSマイクロカーネルの仕組み
  (2). なぜQNXでセキュリティが担保されるのか?
  (3). QNX OSのセキュリティ機能
  (4). 今後強化すべきセキュリティ機能

4.ハイパーパイザー技術の基礎
  (1). ハイパーバイザーと機能安全、セキュリティ
  (2). ARM、x86のハイパーバイザー機能
  (3). QNXハイパーバイザー

5.自動車のセキュリティ
  (1). コネクテドカーとセキュリティ
  (2). 標準化に向けて
  (3). 自動車のセキュリティアーキテクチャー

6.まとめ

第二部 車載制御システム/IoT機器におけるセキュリティ対策
     〜セキュアエレメントを活用した暗号鍵管理/システム保護〜

1.インシデントに学ぶ
  (1). IoT機器の事例
  (2). スマートフォンの事例
  (3). 自動車の事例

2.暗号の基礎
  (1). 公開鍵/共通鍵
  (2). 署名、認証
  (3). セキュアエレメント

3.車載制御システムにおける暗号鍵管理
  (1). 車内共通鍵プラットフォーム
  (2). 車外公開鍵プラットフォーム

4. 暗号鍵の応用
  (1). CANパケットへの署名
  (2). 署名型リモートリプロ
  (3). 走行ログへの署名

5. IoT機器のセキュリティ技術
  (1). パーソナル認証局
  (2). クライアント認証
  (3). 操作ログへの署名

キーワード セキュリティ 機能安全 統合コックピット ハイパーバイザー 暗号 セキュアエレメント システム保護
タグ 安全スマートフォンセキュリティ・暗号ソフト品質ネットワークモバイルコンピューティング組み込みソフトOS・言語自動車・輸送機電装品ECUITS
受講料 一般 (1名):48,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):43,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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