金属材料における破面解析技術の基礎と破壊未然防止策

〜 材料力学の基礎、破壊力学と損傷、破壊と材料強度の関係、マクロ観察とミクロフラクトグラフィ 〜   

・材料力学、破壊力学の基礎から破面解析技術を修得し破損防止策に活かすための講座

・破壊機構を推定し、設計に活かすためのフラクトグラフィ技術を修得するための特別講座!

講師の言葉

 機械・構造物を安全に使用するための設計、製作、それらを維持するための保守・保全を行うためには、主要部材である金属材料の破壊を知ることが重要である。
 金属部品の破壊原因を推定する最も有効な手法は、破面解析(フラクトグラフィ)である.フラクトグラフィとは、金属の破面を目視等でのマクロ観察や電子顕微鏡等でのミクロ観察によって破損原因を推定する方法であり、疲労破壊や応力腐食割れといった破壊機構・き裂の進展方向や負荷状況を推定する技術である。
 一方、金属の破壊機構は多数あり、破面様相から破壊機構を推定するには、ある程度の経験、技術、知識が必要となる。
 本講座では、材料力学と破壊力学の基礎について述べ、破壊と材料強度の関係について説明する。
次に、フラクトグラフィを用いて破損解析を実施するために守るべき破面の取り扱い方、各種の

破壊モードついて解説し、最後に事故解析事例を紹介し、初歩的なフラクトグラフィ技術の習得を目的とする。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年08月04日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械・金属・自動車・航空宇宙産業・重機・建設関連の技術者の方 ・破壊事故の解析に携わる技術者の方
予備知識 ・金属材料、材料力学についての基礎的な知識
修得知識 ・金属材料、材料力学についての基礎的な知識 ・フラクトグラフィと解析技術の基礎知識
プログラム

1.材料力学の基礎
  (1).応力−ひずみ曲線
  (2).脆性固体と延性固体、理想強度
  (3).応力集中
  (4).平面応力と平面ひずみ

2.破壊力学と損傷
  (1).エネルギー開放率
  (2).応力拡大係数

3.疲労強度学
  (1).応力−繰り返し数(S-N)線図
  (2).高サイクル疲労と引張強度の関係
  (3).疲労限度線図(修正Goodman線図)

4.破壊と材料強度の関係
  (1).静的破壊
     a.延性破壊と脆性破壊
     b.延性―脆性遷移
  (2).時間依存型破壊
     a.疲労破壊
     b.腐食
     c.高温破壊

5.破面解析(フラクトグラフィ)技術
  (1).フラクトグラフィの手順
  (2).マクロ観察
     a.延性破壊
     b.脆性破壊
     c.疲労破壊
  (3).ミクロフラクトグラフィ
     a.ミクロフラクトグラフィ観察機器の遍歴
     b.ミクロフラクトグラフィを活用した疲労損傷解析
     c.ストライエーションから応力範囲と繰り返し数を推定する

6.破壊防止に活かすための事故解析事例
 

7.まとめと質疑応答

キーワード 応力集中 破壊力学と損傷 疲労限度線図 延性破壊と脆性破壊 破面解析 事故解析        
タグ 金属金属材料破面解析強度設計
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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