機構設計・動力学解析の基礎と適切な設計技術への活かし方・事例

〜 リンク機構の運動学・動力学解析と平面リンク機構の設計手法 〜

複雑な運動を創成する機構設計技術について基礎から理解できるよう解説する講座

・自由度の適切な配置、目的にあった機構選択を行い、性能とコスト低減を両立させる設計を行うための特別講座!

講師の言葉

 機構は機械装置の骨格を形成しています。すなわち、用いる機械要素の選択で、その装置の特性が決まります。動力源をたくさん用いれば、複雑な運動を創成することが可能ですが、その分、駆動するための制御系が複雑になりシステム全体が大型化し、コストがかさむことが少なくありません。
 そこで本講習では、設計する装置の仕様から適切に自由度を配置し、目的にあった機構の選択方法について考えていきます。3D CADが身近になった環境でも、リンク機構の運動をシミュレーションする手法は、機構を評価する上で欠かせません。
 ポイントとして、機械装置に用いる動力源の数を決定する際に重要な自由度の算出方法や機構の各関節(対偶)での変位の計算方法を学びます。さらに、動力源の選択に欠かせない機構の動力学解析についても基礎から学んでいきます。最後に、設計例を通して、平面リンク機構の設計手法について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年06月06日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械、製造設備などの研究開発、設計に関わるエンジニアの方 ・ロボットや福祉機器の研究開発、設計などに関わる方
予備知識 ・業務にて機構設計に携わっていれば理解が深まります
修得知識 ・自由度の算出方法 ・各関節(対偶)での変位の計算方法 ・機構の動力学解析 ・平面リンク機構の設計手法
プログラム

1. リンク機構の運動学解析
  (1). 機構の自由度
    a. 対偶と自由度
    b. 自由度の計算式
  (2). 平面リンク機構の運動学解析
    a. 変位解析
    b. 速度解析
    c. 瞬間中心を用いた変位解析
  (3). 空間リンク機構の運動学解析
    a. 変位解析
    b. 速度解析

2.リンク機構の動力学解析
  (1). 平面リンク機構の動力学解析
    a. 自由物体表示
    b. 機構に作用する力とモーメント
    c. 平面機構の運動方程式
  (2). 空間リンク機構の動力学解析
    a. 自由物体表示
    b. 機構に作用する力とモーメント
    c. 空間機構の運動方程式

3. 平面リンク機構の設計手法
  (1). 剛体案内機構の設計手法
    a. リンク上の一点が描く軌跡の算出
    b. 人体脚部動作の追従を考慮した補助器具の設計例
  (2). 力学特性を考慮した設計
    a. 評価に用いる指数
    b. 駆動力の計算方法の実際

キーワード リンク機構 変位解析 速度解析 動力学解析 空間機構 平面リンク機構 
タグ 機械自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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