押出成形技術の基礎と効果的なトラブル対策およびそのポイント

〜 単軸・二軸押出機の特性とトラブル対策、異物除去、可視化解析押出技術 〜

押出成形における問題の原因をつかみ、成形トラブルに対し適切に対処するための講座

・トラブルを未然に防ぎ、押出成形品のコストダウンにおける新商品開発とコストダウンを効果的に進めよう!

講師の言葉

  近年、厳しいコスト競争において革新的な商品を素早く市場に供給することが日常的なビジネスの基本となりつつある。従来技術に加え、新技術を加えた商品開発が必要となる。さまざまな問題点は、新製品開発、コストダウンの大きな障害となるが、真の原因をつかめていないケースが多い。
 今回の講義では、押出成形全般の技術を把握することにより新製品開発および不具合現象と対策による問題解決の糸口となることを期待している。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年04月28日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・押出成形品の設計、開発、生産技術、信頼性保証、品質管理などに関わる方 ・押出成形品における材料の研究開発に関わる方
予備知識 ・押出成形に従事されていると理解が深まります
修得知識 ・主要押出成形技術の把握、押出成形装置の主要構造、不良原因の把握と対処の進め方
プログラム

1.押出成形の概要

  (1). 押出機の歴史
  (2). 主要押出成形装置概要(フイルム・シート、パイプ・チューブ、コンパウンド等)
  (3). 混練技術(分配と分散、せん断流れと伸長流れ)
  (4). 樹脂特性概要(純粘性と粘弾性)

2.単軸押出機の特性と解析技術およびトラブル対策
  (1). 基本スクリューデザインと特性(フルフライトスクリュー、ミキシングスクリュー、ベントスクリュー)
  (2). 溝付きバレル効果と圧縮比
  (3). 押出特性(比エネルギー、バレル内圧力分布、自己発熱、スクリューデザインと成形条件の関係)
  (4). CAE解析技術(実験値と計算値の差異原因、流動アニメーション)

3.二軸押出機の特性と解析技術およびトラブル対策
  (1). 二軸スクリューの種類と特性(同方向、異方向、噛合い関係、形状)
  (2). 同方向二軸押出機の基本用途(フィラーコンパウンド、ポリマーブレンド、反応成形、重合後処理)
  (3). 超臨界混練技術概要(カーボンナノチューブコンパウンド、ステレオコンプレックスポリ乳酸コンパウンド)
  (4). CAE解析技術(流動アニメーション、圧力分布、滞留時間分布、混練指数)

4.定量供給・異物除去
  (1). 定量供給
      a. 粉体供給装置
      b. 液体供給装置
  (2). 異物除去
      a. メッシュ番号とろ過精度
      b. スクリーンチェンジャーの種類と特徴
      c. ディスクフィルターの構造と特徴

5.金型の種類・特徴
  (1). フラットダイ
      a. マニホールド種類と特徴
      b. マルチマニホールドとフィードブロックの差異
      c. 多層化
      d. 不安定現象(シャークスキン、メルトフラクチャー、包み込み、二次流れ)
      e. CAE解析(押出精度、圧力分布、滞留時間分布、金型変形等)
  (2). サーキュラーダイ(マホールドの種類と特徴(ブリッジ、プライラル等)CAE解析)

6.冷却引取装置と自動厚み制御技術
  (1). フイルム・シート冷却方法
  (2). ネックイン
  (3). ドローレゾナンス
  (4). 自動厚み制御技術

7.可視化解析押出技術
   
・押出機内部の樹脂材料の可塑化溶融挙動の見える化

キーワード
タグ プラスチック射出成形
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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