技術者のための戦略的技術マーケティングと計数計画の実践・ポイント

〜 コア技術を活かしたマーケティング戦略の構想、自社の強みを活かした製品・ビジネス発想の方法 〜

・技術を顧客価値につなげるマーケティング手法と財務面もあわせて理解できる講座

・技術マーケティングの全体像をとらえ、採算性を考慮しブラッシュアップした技術開発活動に活かそう!

・具体例を多く盛り込み、重要な点を分かりやすく解説いたします

講師の言葉

 技術者のミッションは、与えられた技術開発課題を達成することだけではありません。市場・顧客や社会にとっての価値につながる技術を開発することです。そのためには技術開発と並行して、市場や顧客、競合の動向についても注意深く観察し、戦略的な取り組みを構想・実行していく必要があります。つまり、マーケティングの考え方が必要となります。しかも、従来のマーケティングを超えて、IoTやエコシステムといったトレンドを踏まえたマーケティングが必要となります。そして、売上・利益を確実に出すために、採算性も考慮した開発活動を行うことが重要です。策定した戦略の財務シミュレーションを行い、戦略をブラッシュアップするための計数感覚も必要となります。
 本セミナーでは、技術者にとってもマーケティングが必要であることを理解していただき、技術を顧客価値につなげるマーケティングの基本的な考え方を財務面もあわせて理解してもらうことを目的とします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年04月05日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・主に研究開発部門の方。その他経営企画部門、新事業開発部門、設計開発部門、技術営業部門、知財部門などの方 ・研究・開発テーマや新規事業の検討・立案に際し、マーケティング・採算性の要素を反映させたいとお考えの方 ・自社の製品や技術を軸にどのようなマーケティングを描くとよいか悩んでいる技術者 ・事業活動と財務とのつながりを理解したい技術者 ・IoTやエコシステムの特徴を踏まえて戦略構想をしたい技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・技術者に必要なマーケティングの基礎知識 ・技術者に必要な財務管理の基礎知識 ・価値開発と技術開発の違い ・市場特性分析(業界、顧客、競合)の方法 ・自社の強みを活かした製品・ビジネスモデル発想の方法 ・マーケティング戦略を企画し、技術開発課題を設定するまでの流れ ・構想した戦略の財務シミュレーションのポイントの理解
プログラム

1.技術・研究開発に必要なマーケティングとは
  (1). ベストプラクティス事例
  (2). 技術−製品−事業・ビジネスモデルを1セットで思考
  (3). マーケティングとは
  (4). 技術者の行うマーケティングとは 〜顧客との対話による価値創発〜
  (5). 研究開発部門のマーケティングとは 〜次世代の新市場創出〜

2.技術・研究開発においてマーケティング・ミックスの考え方(生産財の場合)
  (1). 製品戦略:技術、製品からエコシステムまでを1セットで考える
  (2). 価格戦略:価格設定による主な要因、価格弾力性
  (3). 広告宣伝、販促戦略:広告宣伝と営業の連動、マルチチャネル戦略
  (4). 販売チャネル戦略:直接販売、間接販売、電子商取引
  (ケース演習)キーエンス

3.技術マーケティング戦略の様々な戦略モデル
  (1). 事業ドメイン変革の戦略モデル
  (2). アンゾフの成長ベクトルの戦略モデル
  (3). プロダクトライフサイクル戦略モデル
  (4). 技術ベースのブランド戦略モデル
  (5). アライアンス・M&A戦略モデル
  (6). オープン・イノベーション戦略〜オープン戦略とクローズ戦略
  (7). グローバル・マーケティング戦略〜共通化戦略とカスタマイズ戦略〜

4.技術マーケティング戦略策定の流れとポイント
  (1). 戦略仮説の想定と与件の確認、戦略コンセプト企画
  (2). 自社の技術的強みの確認
  (3). 顧客特性分析
  (4). 競合他社ベンチマーキングと自社分析
  (5). 事業ビジョン・事業目標の設定
  (6). 製品コンセプト企画
  (7). 基本戦略、ビジネスモデル・エコシステム策定
  (8). 個別戦略
     a.マーケティング・ミックス、技術戦略、生産戦略など
     b.アライアンス・M&A戦略
  (9). 市場・事業・技術ロードマップの策定
  (10). 組織体制の検討
  (11). リスク分析
  (12). ブレークスループロジェクト企画 〜成果直結型プロジェクト〜

5.IoT時代の生産材メーカーの成功要因とは
  (1). IoT(Internet of Things)とは、インターネットとIoTとの違い
  (2). IoT事例:GE、Amazon、グーグル、ウエアラブル機器関連企業 など
  (3). 生産材メーカーのIoT関連ビジネスの切り口

6.財務シミュレーションからみた戦略のブラッシュアップ
  (1). 経営トップとの「対話」のための財務シミュレーション
  (2). 損益計算書 〜構造、主な分析視点〜
  (3). 貸借対照表 〜構造、主な分析視点〜
  (4). 損益計算書と貸借対照表の関係
  (5). キャッシュフロー計算書
  (6). 損益分岐点分析とは 〜変動費、固定費、限界利益〜
  (7). 見積もり財務諸表の作成
  (8). 販売計画
  (9). 費用計画  〜生産計画、要員計画〜
  (10). 投資計画
  (11). 見積損益計算書からの戦略バリューアップ
  (12). 見積貸借対照表からの戦略バリューアップ
  (13). 売上計画、費用計画、要員計画、投資計画
  (14). 見積損益計算書、見積貸借対照表、見積キャッシュフロー計算書

7.質疑応答

キーワード 技術マーケティング 市場特性分析 エコシステム 戦略モデル ベンチマーキング アライアンス M&A IoT 
タグ マーケティング技術経営
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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