押出コーティング・ラミネーション技術の基礎と加工技術における問題点および不具合の解決策・事例

〜 機械構成、製品、材料、AC剤と不具合原因と対策、押出ラミネーションでのトラブル事例と対策、高付加価値製造への応用 〜

現場で日常発生する各種の問題点について具体的な対策を解説する講座

装置、材料、接着剤、加工技術の理解が必要なラミネート技術におけるポイントと不具合対策を事例から学び、品質の高い製品開発に活かそう!

講師の言葉

 押出コーティング・ラミネーション技術は、溶融樹脂と基材との貼り合せ技術である。そこには押出ラミネート装置、使われる原料樹脂、接着剤(AC)・加工技術の知見が必要となってくる。
どのような機械が装備され、どのような原材料が使用され、そこで生まれる貼り合せと接着、「その工程で生まれる不具合・問題点は何か」、実際、現場のラミネート工程で日常生まれる各種の問題点を具体的に挙げ、図表を中心に分かりやすく解説、対策を紹介する。
 また、生産工程で「モノづくり」に必要な主なポイントを挙げ解説いたします。
 基材・樹脂原料、インキ、接着剤、印刷・ラミ・二次加工現場、工務、生産技術、品質管理、および関連業界の方々に参加していただき、業務の一助になれば幸いです。   

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年06月03日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・現在、押出ラミネートを実施している、もしくは、将来、押出ラミネートの導入を考えている方 ・基材・樹脂原料、インキ、接着剤、印刷・ラミネート・二次加工現場、工務、生産技術、品質管理、および関連業界の方 ・樹脂原料、基材、接着剤、生産技術、機械・現場担当者、品質管理・品質保証・工程管理者等
予備知識 ・特に専門知識は必要ありません、すでにラミネート加工に従事し、あるいは加工に興味を持たれている方であれば、更に理解が深まります
修得知識 ・押出ラミネートの基礎と作業操作およびトラブルの原因と対策
プログラム

1.押出コーティング・ラミネーション法とは
  (1).押出コーティング・ラミネーション法の各部での加工上の主なポイント
  (2).押出コーティングと押出ラミネーティングの違いは何か
  (3).接着剤(AC)の強さ、接着界面の強さ

2.押出コーティング・ラミネーションの機械構成と製品および問題点
  (1).シングル押出ラミネーター
  (2).タンデム押出ラミネーター
 
3.代表的な押出コーティング・ラミネーション用材料と不具合事例
  (1).代表的な押出コーティング・ラミネーション用基材とフィルム
  (2).押出ラミネーションでの基材の主なトラブルと対策
  (3).代表的な押出コーティング用樹脂
  (4).押出コーティングにおける接着と不具合
     a.押出におけるアンカー・ファスナー効果
     b.押出におけるファンデルワールスの力と水素結合
     c.樹脂の流れと濡れ
     d.樹脂と溶解度パラメーター
     e.押出における吸着と拡散
     f.樹脂層間の接着強度の経時変化
     g.押出ラミネート製品の接着不良箇所

4.押出ラミネート用AC剤の種類と不具合
  (1).押出ラミネート用AC剤
  (2).イソシアネート系AC剤の反応と種類およびその接着力
  (3).押出用AC剤の特徴と用途
  (4).押出AC剤の主な実施例

5.押出ラミネーションでのトラブル事例
  (1).耳のトリミング
  (2).ダイ・ディッケル・ロットピンによる厚み偏肉、耳高調整
  (3).自動偏肉制御装置の機能と効果
  (4).原料樹脂交換方法(LDPE、PP、EVA、IO、EAA、EMAA)
  (5).工程内での印刷ピッチ調整
  (6).押出ライン上での帯電防止法と不具合
  (7).製品カール対策
  
6.高付加価値製造への応用
  (1).押出ラミネートと他法との組み合わせ構成の効果(DL + Ex )
  (2).押出ラミネーションでのオゾンガス処理加工の効果
  (3).共押出ラミネートの特徴と課題

7.押出ラミネーションでの主な「モノづくり」対策
  (1).技術者のあるべき方向と企業の期待
  (2).「モノづくり」とは
    a.工程中、いかに品質を作り込むか
    b.スタート前の作業をどのように進め、コントロールする
    c.なぜ、最終歩留まりが大切か
    d.暗黙知から形式知にどのように進める
    e.何が製造を難しくしている
    f .儲けるために、どうしたら良いか

8.質疑応答・名刺交換

キーワード 押出コーティング・ラミネーション法 押出ラミネーションでのトラブル 製品カール対策 共押出ラミネート 高付加価値製造 帯電防止法 押出AC剤
タグ 樹脂・フィルム成形加工複合素材
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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