プラスチック・ゴムのトライボロジーの基礎と要求性能を満たす材料選定・摩擦摩耗特性の改質法

〜 高分子材料の特性と摩擦・摩耗の関係、トライボロジー特性と影響をおよぼす因子および改質技術 〜

  • 高分子が専門でない方にも分かりやすく基本的特性から説明し、摩擦・摩耗トラブルを防ぐために必要な材料選定・評価法や改質方法を解説する講座!
  • 高分子材料ならではのトライボロジー特性を学び、ゴムや樹脂を使う部品・製品の摩擦低減、摩耗問題解決などに活かそう!
  • 高分子特性の基礎からの説明で、機械、電気・電子系出身のエンジニアの方にも大好評なセミナー!

講師の言葉

 トライボロジーの基礎からわかりやすく解説した上で、高分子材料のトライボロジー特性を制御するための材料設計のポイントや評価法について説明します。
 プラスチック・ゴムをはじめとした高分子材料は軽量、形状設計の自由度が高く、また自己潤滑性を有するため、しゅう動部材(トライボマテリアル)として多用されています。しかし、高分子材料の特徴を十分理解しないまま使用し、その結果、材料の選択を誤り、機械や製品等の性能をきちんと発揮できないことが多く見受けられます。
 本講義では、プラスチックやゴムなどの高分子材料の基礎知識や、摩擦・摩耗・潤滑などのトライボロジーを理解することはもちろんのこと、トライボマテリアルとして用いる場合の最適な材料選択するための知識や、材料の改質方法や材料設計のポイントなどについて基礎から丁寧に解説し、高分子材料のトライボロジーに関する理解を深めていただけます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年06月27日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・ゴムやプラスチック材料のユーザー企業の技術者の方(製品・部品の設計・開発・生産技術・品質管理・技術営業に携わる方) ・金属材料を扱っているが、プラスチック材料への置き換えを検討もしくは進めている企業の方
予備知識 特に必要ございません。高卒程度の化学の知識で理解できるように説明します。
修得知識 ・高分子材料のトライボロジーの基礎知識 ・トライボロジーの基礎知識 ・高分子材料(プラスチック・ゴム)の基礎知識 ・高分子系トライボマテリアルの材料設計法 ・高分子材料のトライボロジー特性の改質方法
プログラム

1. トライボロジーの基礎
  (1). トライボロジーとは
  (2). 表面と接触
  (3). 摩擦
    a. 摩擦について
    b. 摩擦の種類
    c. アモントン・クーロンの法則
    d. 摩擦の要因
    e. 凹凸説と凝着説
    f. すべり摩擦と転がり摩擦
  (4). 摩耗
    a. 摩耗について
    b. 摩耗の種類
    c. 凝着摩耗
    d. アブレシブ摩耗
    e. 疲労摩耗
    f. 化学摩耗
    g. 摩耗の評価
  (5). 潤滑
    a. 潤滑について
    b. 潤滑剤の種類
    c. 潤滑モード
    d. 摩擦の三態
    e. ストライベック曲線
  (6). トライボロジー試験法
  (7). トライボロジーにおける表面分析法
  (8). トライボマテリアルの材料設計とポイント

2. 高分子材料の基礎
  (1). 高分子材料について
  (2). 高分子材料の特徴
  (3). 高分子材料の性質
    a. 高分子の三態
    b. TgとTm
    c. 粘弾性
    d. 各種材料(金属など)との比較
    e. プラスチックについて
    f. プラスチックの特性
    g. ゴム・エラストマーについて
    h. ゴム弾性
    i. ゴム・エラストマーの特性

3. 高分子材料のトライボロジー
  (1). 高分子材料の摩擦
    a. 高分子材料の摩擦メカニズム
    b. 高分子材料(プラスチック)の摩擦特性
    c. ゴム・エラストマーの摩擦特性
  (2). 高分子材料の摩耗
    a. 高分子材料の摩耗メカニズム
    b. 高分子材料(プラスチック)の摩耗特性
    c. ゴム・エラストマーの摩耗特性
  (3). 高分子材料のトライボロジー特性に及ぼす諸因子の影響
  (4). 高分子材料のトライボロジー特性の改質法
    a. 改質法について
    b. 複合化による改質法
    c. ポリマーブレンドによる改質法
    d. 表面改質法
    e. その他の改質法
  (5). 高分子系トライボマテリアルとその特徴
    a. 熱可塑性樹脂系
    b. 熱硬化性樹脂系
    c. ゴム・エラストマー系
    d. 高分子系トライボマテリアルの特徴
  (6). 高分子系トライボマテリアルの材料設計とポイント

4. 質疑、相談

キーワード トライボロジー 摩耗 摩擦 潤滑 高分子の三態 ゴム弾性 複合化 ポリマーブレンド トライボマテリアル
タグ ゴムプラスチックトライボロジー電子機器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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