リチウムイオン電池バッテリーマネジメントシステム設計と安全設計のポイント

〜 設計のための注意点、内蔵回路の設計・評価、機構設計と熱マネージメント 〜

・リチウム電池の持つ特性を安全に、効率的に引き出すための講座

・安全性を確保するためのBMS設計の基礎とポイントを学び、製品開発に活かそう!

講師の言葉

  電気自動車や据置型蓄電池への関心が高まる中で、さまざまな分野で大規模電池システムの設計や製造が進められている。これらのシステム化は電池メーカが中心になって開発されてきたが、最近では全く電池と関わりのないメーカでも設計開発される様になってきている。多くの設計者は電池の特性を十分に理解しないまま、机上での想定だけで回路・機構設計しているのではないかと思われる。ところが、電池は物理反応だけでなく化学反応を伴うため、計算通りの動作をする訳ではない。電池の挙動をよく把握した上で、その挙動に見合った制御をしないと思わぬ落とし穴に遭遇してしまうことになり兼ねない。「想定外」として簡単に片付ける訳にはいかない場合もある。
 今回の講演では、転ばぬ先の杖として、事前にどういったことを想定して設計する必要があるのかという指針を示したい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年02月19日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電池のシステム設計者 ・電池アプリケーションの電源担当者 ・BMS用IC、マイコン設計者 ・電池の評価者
予備知識 ・簡単な電気回路 ・電池に関する用語
修得知識 ・BMSを設計するために必要なリチウムイオン電池の特性と評価ポイント ・制御アルゴリズムの考え方とポイント ・電池システム設計上の注意点の把握
プログラム

1.設計のための注意点
  (1). リチウムイオン電池システムを設計するために
  (2). 設計のための注意点
    a. 配慮が必要な点
    b. 設計上の注意点
      ・電池の等価回路モデル
      ・経時変化
    c. その他
      ・安全規格
    
2. リチウムイオン電池の特徴
  (1). いろいろなリチウムイオン電池
    a. 正極活物質の違い
      ・オリビン電池の特徴
      ・正極材料の違いによる放電特性比較
    b. 負極活物質の違い
      ・負極材料と放電プロファイルの比較
  (2). リチウムイオン電池の代表特性
    a. 充放電特性
    b. サイクル特性
    c. 保存特性
  (3). 安全性の評価
 
3. 内蔵回路の設計
  (1). 保護回路
    a. 保護の必要性
      ・制御の電圧範囲
    b. 回路例
  (2). インテリジェント回路
    a. インテリジェントの考え方
      ・制御のアルゴリズム
    b. 残存容量の算出方法
    c. 回路例
  (3). バランシング回路
    a. バランシングの必要性
    b. バランシング方法
    c. 回路例
  (4). 回路の評価

4. 機構設計
  (1). セルの連結
    a. 連結時の注意点
    b. 連結方法
  (2). ケーシング
    a. ケース材料の選び方(樹脂か金属か)
    b. ケースデザインの注意点
  (3). 熱マネージメント
    a. 熱の解析
    b. 熱伝導と放熱(輻射)

5.その他
  (1). 急速充電
  (2). コンデンサとの違い
  (3). 電池を取り巻く規制

キーワード リチウムイオン電池 バッテリマネジメント BMS セル バランシング 熱マネジメント 電池特性 保護回路 安全設計 機構設計 
タグ エネルギーエネルギーマネジメントシステムリチウムイオン電池回路設計蓄電電子部品電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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