プラスチック成形不良の発生メカニズムと対策および 未然防止策・事例

〜 射出成形加工の基本と成形材料特性、射出成形不良の発生の原因と回避策・事例 〜

成形品の高品質・高付加価値を実現するための講座

発生メカニズムを理解した、成形不良を発生させないための注意点を修得し、高品質な製品開発に活かそう!

講師の言葉

 射出成形は、トータル的な生産技術である。成形不良の発生を未然に防ぐためには、その成形材料の特性を理解し成形品設計に活かしてゆく必要がある。
 そのためには、結晶・非晶の性質が物性にどう関わってくるのか。成形品寸法にどんな影響をもたらすのかなど、金型設計の段階で十分な 検討が必要になる。
 また、射出成形にネックともいえる可塑化・計量時の樹脂温のバラツキが、成形不良にどう関わってくるのかなどをしっかり理解して、成形加工に向き合う必要がある。
 講義ではプラスチック成形における不良発生の原因と対策について、多くの不良事例と対比較して解説、未然防止に活かす対策とポイントについて学んでいただける講座です。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年03月07日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・射出成形および金型設計に従事している初心者の方、および問題解決に活かそうとお考  えのベテランの方々
予備知識 ・成形経験があることが望ましいが不良発生のメカニズムからわかりやすく解説します
修得知識 ・成形不良の発生の原因 ・プラスチック成形材料特性への理解 ・成形不良を発生させないための注意点と、生ずる現象とその対策 ・更なる品質向上のため上流となる金型設計、成形品設計技術部門との関わり方
プログラム

1.射出成形の原理と仕組み
-オンライン式射出成形機のネック技術を含めて、射出成形加工の基本を理解する-
  (1).成形材料の特性を理解しておく
     a.融点
     b.PvT線図など
  (2).成形条件を何を変えると、成形収縮率がどう変化するのか
  (3).加熱筒温度の設定が、可塑化・計量の安定にどう関わってくるのか。
  (4).金型内に射出充填される材料の充填過程での、スキン層形成過程を理解する
  (5).射出充填圧力、保圧力がCAV内圧にどう関係しているのか。
  (6).ゲートシール時間を理解しておく。

2.射出成形不良の発生の原因とチェックポイント
  (1).成形の前工程
  (2).可塑化工程
  (3).射出充填・保圧工程
  (4).冷却・取り出し工程

3.成形不良を発生の部位から、それぞれ原因と対策を「不良事例」と比較検証し未然防止に活かす
  (1).ゲート付近に発生しやすい不良
  (2).流動途中に発生しやすい不良
  (3).充填完了付近で発生しやすい不良
  (4).成形品突き出し
  (5).その他の原因による不良

4.まとめと質疑応答

キーワード 射出成形 成形材料 融点 ゲートシール時間 成形収縮率 射出重点圧力         射出成形不良 
タグ ポリマー高分子射出成形
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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