トラブル・事故の未然防止と「過去トラ」の有効活用法とその実践のポイント

〜過去トラ作成と有効活用、検討項目作成のポイント、ヒューマンエラー・KYT(危険予知訓練)活用法、具体的な過去トラ活用事例とその留意点〜

「過去トラの活用」によるトラブル未然防止策に活かすための講座

市場不具合や工場での事故などを減らし、再発を未然に防止するための具体的な対策法を事例を交えて修得し、改善策に活かそう

講師の言葉

過去に発生したトラブルを二度と発生させないことは企業にとって大変重要なことです。 同じ間違いをしないことが大切なのです。そのために多くの企業が過去のトラブルを「過去トラ集」としてまとめております。
 しかし、なかなか活用できていない企業が多いのも現実です。そこで、この過去トラを有効に活用するためのポイントを解説し、どのように活かすことが、品質トラブルや工場での事故防止につながるかを解説したいと思います。
 本講座では、特に過去のトラブルを教訓につなげるための過去トラの作成と活用ポイントを解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年02月02日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・工場、生産部門、品質担当者、現場オペレータの方など
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・過去トラのフォーマット例と対応策への活かし方 ・今後のトラブル発生予防につながる過去トラと検討項目作成のポイント ・KYT(危険予知訓練)に活用する過去トラの作り方と活用ポイント ・ヒューマンエラーの分析ポイントと活用法 ・教育指導の方法、コミュニケーションのポイントなど
プログラム

1.過去トラ作成し、活用することの意義
  (1).過去トラとは
  (2).過去トラによるトラブルの顕在化
  (3).過去トラの教育効果
  (4).過去トラの現状と問題点

2.過去トラを活用しやすい工夫をしよう
  (1).活用した成功体験が大切
  (2).活用した経験を如何に伝えるか
  (3).活用するだけでなく、過去トラを作成につなげる
  (4).活用事例を発表し共有化すること

3.トラブルから学んだ教訓を活かせる過去トラを作成する
  (1).トラブルからの教訓とは何か
  (2).教訓を活かすには自分からつかむこと
  (3).教訓につながる過去トラの作成
  (4).過去トラの教訓を活かすには
  (5).ある工場における教訓が活かされなった例

4.過去トラのフォーマット例と対応策への活かし方
  (1).トラブル名
  (2).種別
  (3).トラブル内容
  (4).原因
  (5).対策
  (6).トラブル発生の事前検討項目
  (7).チェックポイント
  (8).対応策
  (9).他職場の評価

5.過去トラを作成するプロセスでの留意点
  (1).過去トラのための情報収集
  (2).過去トラを作成することによる意思の向上が重要
  (3).過去トラに多くの人の意見を盛り込む
  (4).過去トラを作成した後の浸透策
  (5).定期的に見直しも必要

6.過去トラの中の原因を多面的に究明し対策すること
  (1).まずは素早い原因追求が必要
  (2).過去トラ原因究明は多面的に示すこと
  (3).間接的な原因に根本原因が隠れている
  (4).多面的な原因究明
  (5).対策は暫定的な対策と根本的な対策を明確に
  (6).過去トラに記述する原因と対策の意義

7.今後のトラブル発生予防につながる過去トラと検討項目作成のポイント
  (1).トラブル防止の事前検討が発生予防の本質
  (2).事前検討項目とチェックポイントの明確化
  (3).過去のトラブルから事前検討項目を引き出すポイント
  (4).過去トラから物事を突っ込んで考えさせる質問がポイント

8.過去トラを効果的な指導に活かすためのポイント
  (1).過去トラを活用しての指導とは
  (2).過去トラを使っての指導方法
  (3).指導する上でのコーチングの大切さ
  (4).質問の効用
  (5).過去トラを用いての質問
  (6).過去トラについて自分で考えさせる

9.過去トラを作業の前にチェックすることによる変化点予測とポイント
  (1).すぐに取り出せる環境整備
  (2).作業前に過去トラをチェックする
  (3).過去トラを参考に検討する方向
  (4).特に注目すべき変化点
  (5).変化点をつかむポイント
  (6)..変化点を予測できる能力がミスや事故を防ぐ

10.ヒューマンエラー防止につながる過去トラと活用ポイント
  (1).ヒューマンエラー防止と過去トラ
  (2).ヒューマンエラーで大切な行動基準
  (3).ヒューマンエラーで発生した過去トラの特徴は何か
  (4).認識・判断・行動の段階を考えさせること
  (5).過去トラに盛り込むとよいヒューマンエラーの対策8つの方向

11.KYT(危険予知訓練)に活用する過去トラの作り方と活用ポイント
  (1).KYTでの過去トラの活用とは
  (2).現場でのKYTと過去トラのKYTを組み合わせる
  (3).VTRを活用したKYT
  (4).過去の過去トラを定期的に思い出させる効果
  (5).全般的なKYTを実施する留意点

12.トラブルを発生させた場合のマネジメント実践と過去トラの活用法
  (1).ミスを発生させた場合のマネジメントのポイント
  (2).ミスにどのように過去トラを活用するか 
  (3).ミスに対して人を責めるのでなく、やり方を攻める
  (4).ミスを発生させたやり方のポイントを過去トラに盛り込む
  (5).マネジメントを実践し活きた過去トラにすることが大切

13.過去トラ活用事例とそのポイント
  (1).事例1:朝礼を活用して過去のトラブル事例を共有化
  (2).事例2:過去のトラブルを活用してマニュアル化
  (3).事例3:ポカミスのトラブル対策シート
  (4).事例4:過去トラをチームで作成する例

キーワード 過去トラ トラブルの顕在化 コーチング ヒューマンエラー防止 危険予知訓練         ポカミス 
タグ コミュニケーションヒューマンエラー人材育成人間工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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