FMEAの基礎と効果的・効率的な進め方およびデザインレビューにおける有効な活用法〜演習付〜

〜未然防止活動の効率的な活用法、FMEAの基本的な作成方法・手順、DRの有効活用法、FMEAの見方と事例を基にした活用のポイント〜

FMEAによる効果的な未然防止のための使い方を身につけるための講座

FMEAとDRの効果的な使い方と、実践の場で最大限の効果を得るためのポイントを習得し、製品の信頼性、品質向上、コスト削減に役立てよう!

講師の言葉

 不良やコスト問題も大きい中で、「ロスコスト削減」、「不良・事故・故障などの防止」、「再発防止の徹底」、等々よく言われます。そのために、「未然防止活動を徹底しよう」、といったことも聞きます。未然防止活動として「FMEAやDRBFMシートをDRの必須としている、だけど、効果が出ない、見えてこない」、そういったことがありませんか。
 それは、本来の未然防止活動ではなく、形だけになっている場合が多いのです。
 FMEAやDRBFMシートを埋めるだけでは意味がありません。
また、DRの場だけでは、それはできません。本来の未然防止とは、あるべき姿、実施時期・体制はどうあるべきか、それを理解しないと、本当の未然防止活動はできません。
 組織として、どうすればよいのか、どうあるべきなのか。ただ欄を埋めるだけでなく、いかに効率よくやるためには、それらのことを、組織として、品質の向上とともに、未然防止活動を実現させることを目指したものです。
 また、部品メーカー等では、FMEAやDRBFMを顧客要求により実施している企業も散見されます。顧客提出も必要ですが、本来の使い方を理解した上で、未然防止にも役立てて使うべきです。
 協力会社(下請け)にFMEAを要求する場合も、単なる認定書類としてではなく、入荷する部品等が安心して使えるようにするために実施しているはずです。顧客対応においても、協力会社(下請け)への指示においても、役立つFMEAをやるべきです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年02月01日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・製品企画、設計開発、試作・製造、品質保証に関係する技術者、管理者 ・FMEAやDRBFMをやっているけども、やり方への疑問や、効果が上がらないと思う方 ・不良や事故・故障の未然防止をしっかりとやりたい方、ロスコストを減らしたい方 ・未然防止活動において、より効率的で有効なやり方を学びたい方 ・デザインレビュー(DR)においてもFMEAやDRBFMが有効活用されていないと感じている方 ・顧客要求にてFMEAを作成している方、協力会社(下請け)へFMEAを要求している方 (営業・資材や購買の顧客や協力会社の担当の方もOKです)
予備知識 ・特に必要としない、わかりやすく事例を交えて解説します
修得知識 ・FMEA、DRBFMの本来の形、使い方 ・効率の良い未然防止活動のやり方 ・デザインレビューでのFMEAの使い方、活かし方 ・FMEAとFTAの使い分け ・顧客や協力会社(下請け)へのFMEA対応方法
プログラム

1.未然防止活動の本来のあるべき姿、効率よいやり方と時期、失敗敗事例
  (1).本来の未然防止とは
  (2).未然防止の区分の必要性
     a.問題解決
     b.再発防止
     c.故障予測
  (3).うまくいかないFMEAの理由・事例
  (4).FMEAのきっかけインプットを明確にすること
     a.品質機能展開(QFD)
     b.信頼性ブロック図
  (5).未然防止活動の効率的な適用時期
  (6).重点化実施することが重要

2.FMEAの基本的な作成方法・手順と、影響度や発生頻度・検出度の考え方
 -人が集まりにくい状況での効率よい作成方法、社内や、顧客要求のFMEA、協力会社(下請け)等へのFMEAを依頼する場合のポイント-
 (1).設計FMEA・工程FMEA
 (2).FMEAの作成手順
 (3).FMEAの効率良い作成方法:インタビューFMEAについて
 (4).DRBFMとFMEA、基本は同じ
 (5).顧客要求のFMEAの対応、下請けへのFMEAの考え方、コツ

3.DRの有効活用のための必要な知識について
 -ISO9001の普及に伴うDRの活用について、誤解したやり方と対応方法-
 (1).そもそもDRとは
 (2).DRは誤解されている
 (3).DRの分類、明確化の必要性
 (4).DRの効率化により未然防止を有効活用すること

4.FMEAの見方の演習
 (1).FMEAを作成しDR資料に入っても見方がわからないと意味がない
 (2).FMEAの事例を基にして、上司(管理職)としての見方の演習
 (3).DR参加者としての見方の演習

5.まとめと質疑応答

キーワード FMEA DRBFM DR QFD FTA 故障モード影響解析 デザインレビュー
タグ FMEA・FTA・DRBFM
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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