研究開発を利益ある事業に結びつける未来予測とロードマップの効果的な活用法

〜 未来予測の方法、ロードマップの位置づけ、未来予測・洞察の事業戦略・技術戦略への落とし込み方、新規事業創出事例 〜

  • 各産業のCTOと長年議論してきた講師がその経験を基に、各社の事例を踏まえて技術と事業をいかに結びつけるかを解説する講座!
  • 未来予測・洞察とロードマップを事業・技術戦略に反映し、研究開発の収益向上に活かそう!

講師の言葉

 近年日本企業は、電機産業を中心に、多額の研究開発費を支出しているが、各社のCTO(最高技術責任者)は、研究成果が事業に結びつかない、売上げを伸ばせない、利益に結びつけられないという悩みを強く抱えている。実際、1単位の研究開発費が生み出す粗利や付加価値は、製造業全体で継続的に低下している。特に中央研究所からの新規事業に結びつく成果が少なくなり、研究開発部門の存在価値が問われている。
 この理由は経営全般の問題もあるが、技術と新規事業を結びつける技術マネジメントが機能していない研究開発上の問題も大きい。需要が減少し多様化している環境の下では、ニーズとビジネスモデルと技術の3者を、未来洞察に基づく社会や市場と技術のロードマップという市場時間軸で理解し、マーケティング・事業部門と技術部門を意識的に連結し、技術から事業化する方法と、事業(ビジネスモデル)から技術を探す両方の方法を、製品タイプに応じてうまく組み合わせる仕組みが必要になっている。
 本セミナーでは、各産業のCTOと長年議論してきた講師がその経験を基に、各社の事例を踏まえて、産業毎の違いを意識しながら、どうやって技術と儲かる事業とを結び付けるかを講義する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年01月22日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・研究開発部門のリーダー、管理者の方 ・研究開発企画・戦略部門のリーダー、管理者、CTO補佐、CMO補佐の方 ・経営企画・戦略部門担当者、リーダー、管理者の方
予備知識 特に必要ございません
修得知識 ・日本産業・企業の研究開発投資効率の実態、効率低下の原因と対策 ・未来予測・洞察が必要な背景と産業別の考え方の違い、その作成手法、成功のポイント ・未来予測・洞察を事業戦略、技術戦略への落とし込み方とロードマッピングとのかかわり ・ロートマップ全体の知識 ・新規事業創出のヒント
プログラム

1. 日本企業の技術経営、研究開発マネジメントの問題点
  (1). 低下し続ける日本企業の研究開発投資効率
  (2). なぜ投資効率が低下したのか
  (3). 効率向上に向けて必要になる未来予測・洞察とロードマッピング視点

2. 今こそ必要な未来予測・洞察
  (1). 未来予測・洞察経営が必要になった背景と目的
  (2). 未来予測・洞察は、日本企業でどの程度やられているのか
  (3). 産業毎の未来予測の重要度・視点の違い
  (4). 未来予測をどういう人が、どういう体制でやるのか
  (5). 未来予想の方法論
  (6). シナリオプラニングとの関係

3. 事業・技術戦略におけるロードマップの位置づけ
  (1). ロードマップ・マッピングとは
  (2). なぜロードマッピング機軸の経営が必要なのか
  (3). ロードマップをどう作り、どう活用するか

4. 未来予測・洞察をどう事業戦略・技術戦略に落とし込むか
  (1). 未来予測・洞察を戦略に落とし込むやり方
  (2). 落とし込みでの問題点、課題
  (3). 事業戦略と技術戦略をどう連動させるか
  (4). 成功のポイント

5. 未来予測・洞察、ロードマップベースの新規事業創出に向けて
  (1). なぜ日本企業では新規事業に結び付きにくいのか
  (2). 新規事業を実際にどう生むか(成功している外資系事例など)
  (3). 新規事業創出と人材育成

キーワード 研究開発マネジメント 未来予測 未来洞察 シナリオプラニング 新規事業創出 ロードマップ活用 事業戦略 技術戦略
タグ 研究開発新事業
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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