機械・設備における破損原因と経年損傷の防止策

〜設備・機器の設計・製作から運用における金属材料のトラブル防止、海外調達を含む選定・調達時の留意点〜

  • 機械・構造物の主構成材料金属材料について、問題点と対処法を解説する講座!
  • 疲労、腐食、クリープ、摩耗、エロージョン、材質劣化などの金属材料のトラブルを防ぐためのポイントを修得する特別講座!

講師の言葉

 我が国では、老朽化した膨大な社会・産業資産としての構造物(設備、機器)の安全な保全が不可欠である。一方、国際競争の激化によるすべての製造業におけるコストダウン、生産活動のグローバル化(海外調達)の要求は高まるばかりである。これらに対して材料技術者の果たす役割は重要である。構造物の主構成材料である金属材料では、長い歴史の中で構造物の破損原因となる材料の損傷機構はほとんど解明され、予知予防技術も進歩してきた。
 本講義は、技術者の世代交代が進む中で、これからの材料技術者に、これまでにシニア技術者によって蓄積された知見、経験と研究成果への理解を深め、新しい問題に適切に対処するのに必要な各種手法を習得してもらうことを目的としている。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年11月05日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・設備・機器の設計、調達、加工組立、検査、保全関係技術者 ・自動車、輸送機、機械、構造物、設備など金属材料に関わる企業の方
予備知識 金属材料の基礎知識
修得知識 ・機器・設備に懸念される損傷の機構(疲労、腐食、クリープ、摩耗、エロージョン、材質劣化) ・損傷に対する寿命予測、防止対策 ・金属材料の海外調達の問題点、対処方法 ・各種材料データベース
プログラム

1. 設計・製作中に材料がもたらす技術的トラブル
  (1). 材料選定ミス
  (2). 加工組立不良(溶接、鍛造、鋳造、熱処理)
  (3). 調達ミス
    a. 強度、耐食性などの規格外れ
    b. 規格内であるが性能不十分
     (溶接性、疲労強度、クリープ特性、靱性など)
    c. 欠陥、きず、寸法違いなど

2. 運転中に材料がもたらす技術的トラブル(経年損傷)
  (1). 疲労、腐食、クリープ、摩耗、エロージョン、材質劣化の発生機構
  (2). 経年破損の原因となりうる構造設計、材料選定、調達、加工組立(鋳造、鍛造、溶接など)における問題

3. 対策
  (1). 設計・製作中の材料トラブル防止策
    a. 材料選定
    b. 加工組立
    c. 調達
    d. リスクとコストのバランス(リスクベース調達)
  (2). 経年損傷防止
    a. 損傷機構スクリーニング方法
    b. 寿命予測
    c. 検査、モニタリング方法
    d. リスクベースメンテナンス(RBM)
    e. 維持基準(FFS)、仮想欠陥評価など

キーワード 金属材料 規格外れ 性能不十分 海外調達 経年損傷 寿命予測 維持基準 仮想欠陥評価
タグ 金属プラント疲労機械腐食・防食設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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