EMC対策設計と放射妨害波の制御およびトラブル対策

〜放射電磁界計算、非正弦波源からの放射計算、放射妨害波レベルの低い製品設計、放射妨害波制御のトラブル対策とそのポイント〜

  • 電磁気学と電気回路理論の知識を応用し、EMC対策設計に取り入れることで、放射妨害波のトラブル防止に活かすための講座
  • EMC対策設計を身につけ、放射妨害波の抑制技術を製品設計に活かそう!

講師の言葉

 FDTD法などの電磁界シミュレータによって電子機器からの放射妨害波レベルが計算できるようになりつつあるとは言っても、膨大な計算資源を使わざるをえません。またそのような大規模な計算によっても、妨害波をどうやったら抑圧できるかの指針は得られ難いと言えます。
 本セミナーは、主として電磁気学と電気回路理論の知識の応用によって、放射妨害波を制御するための明快かつ単純な設計指針を提供しようとするものです。そのような指針が理解できれば、高速・大容量のコンピュータではなく電卓を使って、定量的な設計に迅速に反映することができます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年12月21日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備化学・環境・異物対策
受講対象者 ・電子・情報機器の設計に従事しているエンジニア ・電子機器のノイズ測定や対策検討業務担当者
予備知識 ・電磁気、電気回路、電子回路、フーリエ解析などの知識があれば理解が深まります
修得知識 ・放射妨害波を抑圧するためにどのような考え方が必要で、その考え方に基づいてどの部分にどれだけ注力すべきかを修得できます
プログラム

1.単純な形状の回路からの放射電磁界の計算方法
 
(1).微小ループおよび微小ダイポールからの放射電磁界
 (2).修正ダイポールモデルからの放射電磁界
 (3).計算例

2.非正弦波源からの放射の計算
 
(1).フーリエ包絡線
 (2).計算例

3.放射妨害波レベルの低い製品の設計指針
 
(1).基本設計項目
 (2).設計過程

4.チップおよびICレベルにおける放射妨害波の制御
 
(1).IC/ICパッケージの選択
 (2).減結合キャパシタの計算

5.プリント回路基板設計と放射妨害波制御
 
(1).レイアウト、グラウンド、減結合キャパシタ、漏話、インピーダンス整合
 (2).計算例

6.スイッチング電源からの放射妨害波制御
 
(1).スイッチング電源からも出る放射妨害波
 (2).レイアウトと計算の例

7.内部ケーブルを経由する放射妨害波の低減
 
(1).グラウンドループ
 (2).コネクタ、フィルタ

8.筐体シールド
 (1).シールド要求量
 (2).シールドの基礎理論
 (3).導電性プラスチックのシールド効果
 (4).開口部のシールド効果
 (5).シールド要求量を満たす筺体設計の例

9.外部ケーブルからの放射制御
 
(1).コモンモード放射とディファレンシャルモード放射
 (2).計算例

10.放射妨害波のトラブルシューティング
 
(1).試験不合格―その時どうするか

キーワード EMC 放射妨害波 筐体シールド  EMI ノイズ対策 コンデンサ 電源ノイズ シールド 反射  吸収 バイパス  プリントパターン設計 高速インタフェース ノイズ対策部品
タグ アンテナノイズ対策・EMC・静電気電気電子機器電磁波電装品電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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