Excelによる誘導モータ設計の基礎と高効率化実現のポイント 〜1人1台PC実習付〜

〜電気設計事例、小型軽量化・高効率化の試設計、IE3・規格対応〜

  • トップランナーモータ規制により、国内ではこれから普及が進むIE3対応に必要な知識も習得できる講座!
  • 主要寸法・回路定数・スロット形状などについて講師作成のExcelを用いて算出を行うことで、小型化や高効率化に対応したモータ設計に活かそう!

講師の言葉

 モータの歴史は古く、誘導モータの原型が世に出て120年が経過し、その間に材料の進歩と相まって小形化と高効率化が達成されてきた。とくに最近では省エネの観点からインバータ駆動の誘導モータの普及が進んでおり、さらに、トップランナー制度が誘導モータに適用され、2015年度から高効率の誘導モータの使用が義務化された。また、脱レアアースに向けた動きが電気自動車などのモータで高まってきている。
 本セミナーでは、誘導モータ設計の基礎講座として、誘導モータの特徴をExcel計算による電気設計事例から把握します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年11月05日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 自動車、家電、OA機器、産業機器、プラントなどでモータの電気設計に関わる方
予備知識 ・電気現象に関する基礎的な知識(簡単な電気回路計算、ファラデーの法則など) ・Excel計算が使えること
修得知識 ・誘導モータの基礎的な設計手法の習得 ・高始動トルクや高効率などの各種誘導モータの設計法の習得 ・誘導モータの異常運転に対する対応知識の習得
プログラム

1. 誘導モータの歩みと最近の技術動向
  (1). 高速・大容量化、インバータモータの進展
  (2). トップランナーモータ制度

2. 誘導モータ設計の基礎と試設計
  (1). 誘導モータの電気設計計算の概要
    a. 誘導モータの原理
    b. モータの体格(主要寸法)
    c. 始動特性と始動時間
    d. かご形誘導モータの電気設計計算
     ・スロット数の決定(磁気騒音発生、始動渋滞の回避)
     ・空隙長の決定(回転子偏心による接触事故の回避)
     ・鉄心・コイルの寸法、回路定数計算、電気特性計算
  (2). 高圧モータと低圧モータの試設計(小容量から大容量のモータ設計法)
    a. 高圧型巻コイルの固定子開放スロット
    b. 低圧乱巻コイルの固定子半閉スロット
    〜各々に対して標準、小形軽量化、高効率化の試設計〜
  (3). 深溝かご形モータと二重かご形モータの試設計
    a. 回転子バーの梯子形回路計算による表皮効果計算
    b. 深溝かご形と二重かご形について試設計
     ・高始動トルクと低始動電流の要求に対応した設計法
  (4). 回転子の半閉スロットと全閉スロットの特徴と試設計
    a. 銅バーロータの半閉スロット
    b. アルミキャストロータの全閉スロット
  (5). 高効率モータIE3とIE4の試設計
    a. IE3とIE4の特性の違いと、かご形誘導モータにおけるIE3とIE4の試設計
  (6). 誘導機に関連するIEC規格の最近の動向とJEC及びJIS規格における対応

〜参考資料〜
 モータの劣化・故障現象
希望者にはエクセルファイルを差し上げます

キーワード 誘導モータ トップランナーモータ 鉄心 コイル寸法 回路定数計算 スロット数 空隙長 高圧型巻コイル 低圧型巻コイル 回転子バー IE3
タグ バルプ・ポンプモータ
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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