アルミ合金の溶解・鋳造技術の基礎と製品の高精度・高性能化およびトラブル・欠陥対策

〜製品高精度化のための溶解、溶湯処理、鋳造技術、各種不良と欠陥対策〜

長年にわたりアルミニウム合金の溶解・鋳造技術に携わってきた講師が分かりやすく解説する講座

・鋳物、ダイカスト製造における溶解・溶湯技術と現場で問題になりやすいトラブル、不良や欠陥とその対応を解説!

・製品の高精度、高品質化を実現し、鋳造品の新しい分野への応用展開、用途の開拓を果たそう!

講師の言葉

 アルミ合金は自動車を中心とする輸送機器だけではなく、建築、食品など様々な分野に利用され、鉄鋼材料とともに最も重要な金属材料である。今後、ますます活用するためにも、アルミ合金の持つ基本特性だけでなく市場性も考慮し、幅広い展開を推進するための基礎的な情報、技術基盤を確認しながら、新しい分野への展開、用途の開拓、製品・プロセスの開発を含め、その可能性を深めるための幅広い情報と考え方を示すことに力点を置きたい。
 一方、本講義では最も上流工程である溶解・鋳造工程を中心とした技術に関し、展伸材の製造工程における溶湯の扱い、鋳物・ダイカスト製造における溶湯の扱いについて技術の詳細を説明・確認するとともに、現場で問題になりやすいトラブル、不良や欠陥についての基礎的な理解とその対応方法について詳解する。
 特に、溶湯品質という最も上流工程での品質の管理については、原理原則、因果関係、管理技術の詳細等さまざまな視点から解説し、十分な理解を得るようにしたい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年08月05日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・アルミ溶解鋳造関係技術者全般:溶解・鋳造現場担当者、同左管理者、設備担当者 ・鋳物・ダイカスト関係技術者全般:アルミ合金鋳物、ダイカスト作業関係者、管理、現業全般 ・アルミ関係開発担当者:アルミ関係各種製品開発関係者 ・アルミ関係現場作業者:不良対策検討中、現場改善検討中の方
予備知識 ・特にございません
修得知識 ・今後の仕事のポイントを明確にできる ・アルミ合金の溶解・鋳造における現在の問題点と解決の方向性を明確にすることができる
プログラム

1. アルミ市場概要
   (1). 歴史、製錬プロセス、世界生産・受給状況、全体構成、トレンド
   (2). アルミ製品製造プロセス、国内アルミ素形材市場、鋳物・ダイカスト用途例

2. アルミの特徴
   (1). 諸特性、環境から見た特徴
   (2). 各種市場での実施例
   (3). 競合材料との比較、アルミの強み

3. アルミニウム合金の種類
   (1). 合金系での分類、規格
   (2). 展伸材、主要合金・材料の特徴
   (3). 鋳物・ダイカスト合金、合金の特徴

4. 溶解、溶湯処理技術
   (1). 地金、原料、設備の概要と留意点
   (2). 溶解作業、溶湯処理と留意点
   (3). 配湯、給湯における留意点
   (4). 溶湯品質構成要素、溶湯品質評価技術

5. 鋳造技術
   (1). 各種鋳造技術、展伸材、鋳物・ダイカスト、その他の鋳造技術
   (2). 凝固、鋳造性に及ぼす諸要因と留意点
   (3). 鋳物・ダイカストへの塑性加工の適用

6. 各種不良と欠陥対策
  
(1). 不良・欠陥の分類と考え方
   (2). 各種不良・欠陥の具体例と対処法
      a. 機械的性質に関する不良(強度不足等)
      b. 流れに関する不良(湯回り不良、きらい等)
      c. 引けに関する不良(内引け、外引け、耐圧不良等)
      d. 割れに関する不良(熱間割れ、冷間割れ、引け割れ等)
      e. 熱処理に関する割れ(硬度不足、膨れ・ブリスタ等)

7.質疑応答・ディスカッション
   鋳造における最新技術等について

キーワード アルミニウム 合金 展伸材 鋳物 ダイカスト合金 溶解 溶湯処理 溶湯 鋳造 凝固  塑性加工  機械的性質 強度不足 湯回り不良 内引け 外引け 耐圧不良 熱間割れ 冷間割れ 引け割れ 熱処理  硬度不足 膨れ ブリスタ ピンホール ハードスポット 変形 反り ひずみ
タグ 金属金属加工鋳造機械自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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