腐食の基礎とエロージョン‐コロージョンの発生メカニズムおよび現実的対策

〜エロージョンコロージョン被害の事例、材料による発生機構の違い、諸材料の評価法、予防対策〜

設備担当者を悩ませるエロージョン-コロージョンの発生メカニズムと対策についてわかりやすく解説する講座

・大事故を引き起こすエロージョン-コロージョンを未然に防止し、機械や設備の高信頼性を維持しよう!

講師の言葉

 エロージョン‐コロージョンは炭素鋼、合金鋼、鋳鉄材、銅合金など、ほとんどの金属材料に発生する。しかし、いずれの材料においても、その被害にはエロージョン成分(物理的力による損傷)を含まない。すなわち、エロージョン‐コロージョンは純粋な電気化学的局部腐食に過ぎない。
 そこで、先ず腐食工学の基礎として均一腐食と局部腐食の違いまでを、エバンスダイアグラムを用いて説明する。次に、エロージョン‐コロージョンに関する名称・用語の由来、被害の事例、材料による発生機構の違い、諸材料の評価法、予防対策を述べる。 

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年12月07日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備化学・環境・異物対策
受講対象者 ・発電所や化学プラントのボイラや海水熱交換器の管理・保全に従事する技術者 ・衛生機器など水回り機器の製造技術者および管理者 ・流体による冷却プロセスを含む電子機器に関与する技術者 ・非破壊検査や品質管理に従事する技術者 ・銅合金など耐食材料の製造および開発に関与する技術者 ・インヒビターなどの防食剤の開発技術者
予備知識 ・高校の物理・化学
修得知識 ・腐食工学の基礎からエロージョン‐コロージョンの防止対策まで
プログラム

1.腐食工学の基礎
  (1). 腐食のあらすじ
      a 金属の構造
      b. イオン
      c. 自然腐食
      d. 単極反応
      e. 平衡電位
      f. 自然腐食電位
      g. 腐食速度 
  (2). エバンスダイアグラム
      a 縦軸のパラメーター: 平衡と可逆反応、駆動力、平衡電位と標準電極電位
      b. 横軸のパラメーター: 反応速度、ファラデー定数、腐食電流、電流密度
      c. 分極曲線の意味: 勾配、酸素拡散限界電流密度、不動態
      d. 交点の意味: 保存則、腐食電位、腐食速度
      e. 利用の範囲: 電池とめっきの原理、照合電極
  (3). 均一腐食と局部腐食

2. エロージョン‐コロージョン
  (1). 用語の分類と定義
  (2). エロージョン‐コロージョンの特徴
  (3). 鉄鋼材料に発生するエロージョン‐コロージョンの事例
  (4). 諸材料の耐エロージョン‐コロージョン性を評価するための試験法
  (5). 各材料におけるエロージョン‐コロージョンの発生機構
  (6). 発生機構に基づく防止対策と設備の保全法

キーワード 腐食 エロージョン‐コロージョン 自然腐食 単極反応 平衡電位 自然腐食電位 腐食速度 エバンスダイアグラム 平衡電位 標準電極電位 反応速度、ファラデー定数 腐食電流 電流密度 分極曲線酸素拡散限界電流密度 不動態 保存則 腐食電位 腐食速度 照合電極 均一腐食 局部腐食
タグ 金属材料プラント腐食・防食設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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