薄膜の密着性評価技術と改善策

〜スクラッチ試験機による実際と応用例およびドライプロセスにおける密着性改善策〜

直接測定が困難な硬質薄膜の密着性測定と改善策を学び、製品の高品質を維持するための講座

・密着性評価の実施例、品質管理試験としてのデータ解釈の注意点、密着性改善策について事例に基づき詳解!

・スクラッチ試験機の測定原理、仕様および応用例(塗装など硬質薄膜以外も含む)を詳細に解説!

講師の言葉

 すべての薄膜プロセスにおいて密着性はもっとも重要な特性である。硬質薄膜では、ロックウェル圧痕試験やスクラッチ試験が品質管理試験として広く用いられている。どちらの試験法も下地母材の硬さによって評価値が変化し、密着強さ(密着力)を直接測定できないことに十分留意する必要がある。
 本講義では、硬質薄膜の密着性評価の実施例と品質管理試験としてのデータ解釈の注意点を整理するとともに、ドライプロセスにおける密着性改善策を紹介する。またスクラッチ試験については実際の試験機の測定原理、仕様および応用例(塗装など硬質薄膜以外も含む)を詳細に解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年07月27日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・薄膜(おもに硬質薄膜)の品質管理技術者・研究開発技術者 (車をはじめとした輸送機器、機械、プラント、電子機器、各種工具などにおける研究開発、設計技術、信頼性評価部門の方で表面改質および評価法に関心にある方)
予備知識 ・特にございません
修得知識 ・硬質薄膜の密着性について品質管理・評価方法の実務が習得できる
プログラム

1. 硬質薄膜の密着性評価方法
  (1). 密着性とは?
  (2). ロックウェル圧痕試験
     a.試験方法
     b. 測定例
     c. 規格
  (3). スクラッチ試験
     a.試験方法
     b. 測定例とデータ解析方法
     c. 規格
  (4). その他の試験法
  (5). 品質管理手法
  (6). ドライプロセスにおける密着性改善策
     a.密着不良の原因分類
     b. 成膜前の表面調整による改善
     c. 成膜条件による改善

2.スクラッチ試験機の実際
  (1). 自動車関連
     a.プラスティック部品のスクラッチ試験
     b. 塗装膜のマー強度
     c. セラミックス材の傷つきやすさ試験
     d. ガラス上ARコートのスクラッチ試験
  (2). バイオ材料
     a.コンタクトレンズ
     b. ステント・インプラント
     c. 歯科材料の評価
  (3). エレクトロニクス&半導体
     a.ハードディスクドライブ
     b. フォトレジスト
  (4). 特殊事例
     a.溶射被膜の密着試験
     b. MEMSの破壊靭性

キーワード
タグ 薄膜表面改質
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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