高シェア獲得のための戦略的開発テーマ探索・ 採否判断・事業化の進め方とその事例

〜研究開発とマーケティングを両立させ、インパクトのある新製品を開発するためのテーマ探索と採否判断〜

参考書では語られない、生々しい実践例を基に研究開発テーマを「収益のある事業」へ育てるプロセスを学ぶ講座

・研究開発部門への投資が無駄にならず、新商品や新事業を創出するまでの経験談を詳解!

・テーマ選定・推進に適切な評価法を組み入れ、速やかな改廃ができるようになるための特別講座!

講師の言葉

第一部

 本講では参考書では語られていない、生々しい実践例を中心にご説明致します。研究開発部門への投資が無駄にならず、新商品や新事業を創出するまでの経験談をまとめました。
 次に、なぜ研究開発部門専任のマーケティング部門が必要かを具体的に解説した後、効率的な顧客獲得方法とは、の実践例をご紹介致します。
 また、ステージゲート法で早期に研究開発テーマの真価を見極め、継続/中断/中止/撤退判断の評価を可能にしました。研究開発〜事業化で課題となる「死の谷」を乗り越え、円滑に商品上市へ向かう課題を抽出し、対策しました。中止判断などによる「技術者のモチベーション維持」を模索します。
 最後に、特許調査を市場開拓に直結して、特許の有効活用を実践しました。

第二部

 「新製品が出ない」との企業からの声が多くあります。この対策として、研究開発から事業にインパクトある新製品を継続的に出すためのマネジメントの導入が重要です。研究開発者は単に研究開発テーマを完成させるだけではなく、自社の進む方向をよく理解し、自ら市場に出て市場の変化に触れ、市場の動向と自社の強みを踏まえたマーケティング活動を行い、真に「価値のあるテーマ探索」を行う必要があります。
 更にテーマ選定・推進では、適切な評価法を組み入れ、速やかな改廃ができることが肝要です。テーマ探索から推進、事業化までの諸施策につき、継続的に成果を得る技術マネジメントの考え、手法を実践例も交え紹介致します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年07月13日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・経営企画部門、研究開発部門管理者・担当者、技術企画、知財部門関係者、人事部門関係者の方 ・テーマ探索・設定を担当する研究開発所長・研究開発者の方 ・その他事業部門のマーケティング活動を担当されている方
予備知識 ・特にございませんが、マーケティングやMOTの基礎や自社の技術戦略を踏まえてご受講頂ければ理解が深まります
修得知識 ・組織体制の立案と運用の要点、研究開発部門の真価と運用手法、新商品の競争力把握法、マーケティング基礎知識習得、水面下の新規事業創出者との出会いから新商品・顧客獲得までの実践例など ・テーマ探索についての知識、各種テーマ評価法 ・技術戦略やマネジメントに関する知識
プログラム

第1部 新事業・新商品例創出につなげる研究開発・マーケティングとその事例

1. はじめに 
  ・日本の企業はBtoCよりもBtoB企業の数の方が圧倒的に多い。本章ではBtoB企業である自社の置かれた
   環境を意識した上で、どのような新商品を創り出すべきなのかを解説する。
   
  (1). 商品紹介とビジネスの特徴・BtoBビジネスの考え方

2. 新商品開発構想における体験談
 ・新商品を創り出す上で、自社内でどのような反応があったのか?また自社内の反対に対し、どのような対処を
  行ったのかについて、体験談を交えて紹介する。
  (1). 開発新商品の紹介
  (2). 開発時の体験談
  (3). 経験を生かして

3. 新商品創出と新事業育成
  (1). 新商品の5階層とB2Bの特徴
  (2). 技術プラットホームと研究開発アイテム
  (3). 新商品のPPMマップと位置づけ

4. 開発経験を新事業育成のための社内体制作りに生かす
  (1). 研究開始から商品化までのプロセス
  (2). 商品設計の重要性
  (3). コーディネーター、トランスレーターの役割
  (4). 研究開発部門のためのマーケティングチーム
  (5). 「死の谷」を越えて 

5. マーケティングの総論
  (1). マーケティング活動とは
  (2). 情報データの解析手法と分析ツール紹介

6. 新商品の競争力分析
  (1). 商品競争力は、「売り物」、「売り方」、「使い方」にあり

7. 研究開発活動とマーケティング活動
  (1). ステージゲート法って何に
  (2). 研究開発活動とマーケティング活動の併用
  (3). 研究開発活動のステージ
         「FS:要素開発」−「TS:応用開発」−「ES:実機評価」−「CS:生産技術開発」
  (4). マーケティング活動のステージ
         「新事業育成戦略」−「事業機会探索」−「新商品開拓」−「Pj推進・事業化準備」

8. 研究開発とマーケティング活動の進捗管理
  (1). 進捗変化を管理する
  (2). 技術進捗管理と事業性進捗管理

9. 研究開発活動の評価と評価基準
  (1). ステージゲート通過基準
  (2). 研究開発テーマの継続/中断/中止/撤退判断
  (3). 研究開発テーマの撤退とは
  (4). 撤退した研究開発テーマの棚入れと管理

10. 研究開発活動の障害とスピードアップ
  (1). 障害発生要因の解析
  (2). 研究開発活動のスピードアップ対策

11. 原価創造
  (1). 利益創出のための基本的考え方
          「売値」−「利益」=「製造コスト」
  (2). 売値と利益設定から製造プロセスを設計する 

12. マーケティング活動追記
  (1). 知財を使った新商品創出

13. 技術者のやる気とは
  (1). 技術者のモチベーション 「居場所」「評価」「仲間」
  (2). 働きやすい環境作り
  (3). 技術者教育制度と「See」−「Think」−「Plan」−「Do」の「Think」を伸ばせ!

14. 当社の新商品事例紹介
  (1). 「CARMIX−熱拡散シート」開発事例
  (2). 「CARMIX−CFRP、CFRTP」開発事例
  (3). 「M−fine」開発事例

第2部 高シェアを獲得するための戦略的開発テーマ探索と研究開発の採否判断

1. 経営戦略を踏まえた研究開発テーマの設定
  (1). 研究開発者の新たな役割を認識する
  (2). 「グローバルニッチトップ」戦略の理解

2. 研究開発の戦略的テーマ探索活動
  (1). 市場動向を把握し「買ってもらえる仕組み」を創り出す
     a. 研究開発者とマーケッターが協力する仕組み「提案営業」
  (2). 研究開発者が市場に出るテクノマーケティング活動
     a. 真の市場ニーズを探る活動を行う
     b. 市場へのアプローチ段階とポイントを把握する

3. 研究開発テーママネジメントの実践
  (1). テーマ選定のための手順
     a. テーマ選定のための基本ポイントを押さえる

4. 「テーマ評価法」に基づくテーマ採否判断
  (1). テーママネジメント手法の数々と特徴を知る
     a. 市場動向が予想できるテーマ評価法・基準(スコア法等)
     b. 市場創造型テーマ評価(ステージゲート法)と評価基準
  (2). ステージゲート法でのテーマ評価の実際

キーワード PPMマップ 死の谷 マーケティング 研究開発 ステージゲート 原価 提案営業 知的財産 知財 モチベーション グローバルニッチトップ テーマ選定 テーママネジメント スコア法
タグ 研究開発
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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