マイクロ波加熱の基礎と活用ポイント

〜マイクロ波加熱の原理・性質・エネルギーとしての動き、誘電率と測定方法、装置設計への応用〜

  • マイクロ波加熱の原理を学び、製造工程の迅速化や省力化に応用するための講座
  • 食品・自動車・建材・医薬品等様々な分野に使用されるマイクロ波加熱技術を修得し、効果的に活用しよう!

講師の言葉

 マイクロ波加熱技術は電子レンジや乾燥工程など、様々な分野で使用されています。この技術が発展し、化学反応に電磁波加熱を利用することで製造工程の迅速化や省略が行われるようになりました。一方でマイクロ波加熱と物質の物性相関は、電磁気学、物理学、化学に渡るため、どのような原理なのかを理解されないまま経験則のみで利用されていることもあります。本セミナーでは電磁界が液体材料に及ぼす作用を題材として、検討予定の方へは初めの一歩を、経験がある方には次の一歩を踏み出せるように、電気、化学のそれぞれが理解しあうための解説をします。各種装置や最新動向も解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年08月03日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・企業の研究開発、生産管理、生産技術、設備設計、設備管理に関わる方 ・自動車、電気部品、建材、食品、医薬品、セラミックス製造などの業界の方
予備知識 ・特に必要ではありません
修得知識 ・電磁波(マイクロ波)の性質、エネルギーとしての動き ・電磁波に対する物質の応答の意味(導電率、誘電率、透磁率など) ・化学に用いられるマイクロ波装置の使用上の注意点
プログラム

1.マイクロ波とはなにか
 
(1).マイクロ波は電磁波の一つ
 (2).机上のマイクロ波と現実のマイクロ波の違い
 (3).電界の単位、磁界の単位

2.マイクロ波加熱の基礎
 
(1).伝搬と減衰
 (2).誘電率、導電率、透磁率
 (3).双極子と誘電率、単電荷と導電率

3.マイクロ波の形
 (1).難解な式をシミュレーションで形にする
 (2).進行波(波動)と定在波(振動)
 (3).いつ、どれが、どこが一番熱くなる?

4.誘電率の意味と測定方法
 
(1).誘電率を測る
 (2).誘電率は一定か可変か
 (3).誘電率の温度特性

5.マイクロ波加熱を用いた装置設計
 
(1).市販装置の原理と注意点
 (2).導波管の役割
 (3).オーブン系反応装置
 (4).フロー系反応装置

6.化学反応
 
(1).「マイクロ波効果」とは何を意味するか
 (2).マイクロ波でなければできない反応

7.マイクロ波加熱の活用ポイント
 (1).乾燥
 (2).合成・凝固

キーワード マイクロ波 マイクロ波加熱 高周波誘電加熱 高周波誘導加熱 電磁波 乾燥 冶金  接着 溶着 加熱 表面改質
タグ 化学化学工学化学物質ノイズ対策・EMC・静電気光学電磁波伝熱熱交機器・熱電変換
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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