三次元座標測定技術の基礎と信頼性確保・ 向上のためのノウハウ・ポイント

〜 座標測定機の誤差要因と校正技術、使いこなしのノウハウ、計量トレーサビリティと適合性評価〜

・デジタルものづくりを支える最新技術として導入が拡がる三次元座標測定機について詳解する講座
・測定の信頼性を高め、より高性能・高精度な製品の設計開発を果たすためのセミナー

講師の言葉

 複雑な形状や図面指示により設計・製造された工業製品の検査・検証が普及している今日、3次元空間の中で立体的に測定することができる座標測定機(三次元測定機)を活用した生産性の向上への期待が高まっています。
 まず、座標測定機が産業的に広く普及した技術的な背景とその座標測定機の特徴を概説して本セミナーの導入とします。座標測定機はそれまでの精密測定の常識に沿わない特異な精密測定器ともいえます。その機能を支える様々な誤差補正技術についてわかりやすく解説します。
 次に、今日の精密測定にとって欠くことのできない測定の信頼性を確保し、高めるための技術とノウハウについて説明します。
 座標測定機をものづくりの現場で活用するためには、その性能を客観的に確認し、計量トレーサビリティの確保とともに適合性評価についての説明責任を果たすことも求められています。
 本セミナーでは、ものづくりのグローバル化にともなうこれらの新しい動向についても基礎的な考え方について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年06月17日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・各種工業製品(車両、機械、電子機器および部品)の設計、生産技術、品質管理などに従事される方 ・三次元座標測定に関心のある方
予備知識 特に必要ありません。基本的な事柄から丁寧に説明します。
修得知識 ・今日の座標測定機の性能を支える誤差補正技術について基礎的な知識を習得できます。 ・グローバル化するものづくりの環境の下で重要性の増している測定の信頼性を確保し、高めるためのノウハウについて、接触式だけでなく、光学式、X線CTなど多様化する座標測定技術の進展とともに理解することができます。
プログラム

1. 精密測定と座標測定機
  (1). 長さの測定から3次元座標の測定へ
  (2). 座標測定機の特徴

2. 座標測定機の構造と誤差要因
  (1). 精密測定のセオリーと三次元測定
  (2). 座標測定機の誤差要因
  (3). 座標測定機の校正
  (4). 座標測定機のための参照標準器

3. 座標測定機の測定の不確かさ
  (1). 不確かさの推定法
  (2). 座標計測の不確かさ推定の課題

4. 座標測定機を使いこなすために
  (1). 参照標準器の利用による座標測定の高度化
  (2). 多数回測定による座標測定機の系統誤差の低減
  (3). 多数点の測定によるランダム誤差の低減
  (4). 日常点検の活用

5. 座標測定機の多様化と性能評価法の展開
  (1). 接触式座標測定機
  (2). 画像測定機
  (3). 非接触センサ付CMM
  (4). 計測用X線CT

6. 計量トレーサビリティと適合性評価
  (1). 計量トレーサビリティ
  (2). 適合性評価
  (3). 不確かさを考慮した合否判定に関する新しい動向

キーワード 精密測定 座標測定 座標測定機 誤差要因 校正 不確かさ 参照標準器 多数回測定 ランダム誤差 接触式座標測定機 画像測定機 非接触センサ CMM 計測用X線CT 計量トレーサビリティ 適合性評価 計量トレーサビリティ
タグ 機械計測器設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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