ロバスト適応制御の基礎と応用例 〜デモ付〜

〜ロバスト適応制御のエッセンス、H∞制御系設計と周辺技術〜

  • マトラボ(Matlab)を使ったH∞コントローラ設計例のデモを交え、設計技術を修得する講座!
  • ロバスト適応制御の基礎と設計パラメータを適切に決定するためのポイントを学び、制御技術の高精度化に活かそう!
  • モータ、振動、システム出力等でモデルとのずれが起こる制御性能の向上に活かそう!

講師の言葉

 機械系や電気関連の装置やシステムにおいて、残留振動の除去や目標値への追値を考慮した自動制御システムの設計において、ロバスト適応制御は制御対象とモデルとのずれを許容した一つの実用的な制御系設計理論として構築され、その有用性もさまざまな分野で実証されてきた。ロバスト適応制御の代表的な設計法であるH∞制御の使用に際しては、決定するべき設計パラメータが複数あり、それらを適切に決定しないと所望の制御性能を得ることができない。そのためには、ロバスト適応制御の基本的な概念を理解しておく必要がある。
 本セミナーでは、ロバスト適応制御の基本的概念をわかり易く説明するとともに、制御系設計ソフトであるマトラボ(Matlab)を使ったH∞コントローラ設計例をわかりやすく解説して、ロバスト適応制御の設計技術を理解することを目標とする。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年06月04日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 自動車、機械、電子機器、構造物等の制御系技術者
予備知識 現代制御の基礎事項を理解していることが望ましい
修得知識 ロバスト適応制御の意義とマトラボ(Matlab)を使った現代制御・ロバスト適応制御システムの系設計
プログラム

1. ロバスト適応制御とは
  (1). 制御系のロバスト性
  (2). モデルの不確かさとロバスト解析
  (3). 周波数整形
  (4). ロバスト適応制御の目的と構成

2. システム制御の基礎事項

  (1). 状態空間表現と伝達関数
  (2). リアプノフ方程式とリカッチ方程式
  (3). H2ノルムとH∞ノルム

3. ロバスト適応制御理論のエッセンス

  (1). モデルの不確かさ表現
  (2). 線形分数変換
  (3). 小ゲイン定理
  (4). ロバスト安定条件
  (5). H∞制御

4. Matlabを用いたH∞制御系設計

  (1). モデリングとその特性評価
  (2). 不確かさの見積もり
  (3). 一般化制御対象の構成とH∞コントローラ設計
  (4). 性能の評価
  (5). 他の方法との比較

5. H∞制御とその周辺

  (1). 求解性、コントローラ特性、次数
  (2). μ解析とμ設計
  (3). 最適制御(LQG) vs H∞制御
  (4). 線形行列不等式(LMI)とH∞制御
  (5). H∞制御を超えて
    〜ゲインスケジューリング制御〜

キーワード モデルの不確かさ ロバスト解析 安定条件 制御系設計 コントローラ設計 LMI ゲインスケジューリング
タグ モータ振動・騒音制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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