冷間鍛造の基礎と品質・信頼性および生産性向上策とそのポイント・トラブル対策

〜 代表的な鍛造工法の基本、工程設計、金型設計、金型寿命向上策(破壊、焼付き、摩耗の防止)、摩擦試験法 〜

  • 高い技術と経験が必要とされる冷間鍛造を実務に活かす必要なノウハウを2名のエキスパートに学ぶ特別講座!!
  • 高精度で高強度の形状を実現する冷間鍛造技術の基礎と実践のポイント・コツを、事例や豊富なデータ等を交えて習得しよう!

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2016/3/25 「冷間鍛造の基礎と品質・信頼性および生産性向上策とそのポイント・トラブル対策」

http://www.j-techno.co.jp/seminar/ID54ODGLVD9/

講師の言葉

第1部:

テクノオフィス凜 代表 中野 隆志 氏

1969年アイダエンジニアリング(株)入社、プレス機械の設計に従事したのち(株)成形技術センターに出向、冷間鍛造や板鍛造の工法開発、金型設計に携わる。成形技術センターでは専務取締役に就任。アイダエンジニアリング復帰後、営業技術部長、技術企画室長を歴任し、2010年テクノオフィス凜を開業。 


 冷間鍛造技術は、高強度で軽量化が可能な高精度・高付加価値の形状のネットシェイプ・ニアネットシェイプ化が可能な工法であり、板材成形にも板鍛造として活用されている。これらの工法開発や安定した量産加工にはシミュレーション技術と共に、技術者自身が頭の中に塑性流動をイメージできるアナログ的思考も極めて重要になる。

 本講義は“原理・原則の理解と実践への橋渡し” をコンセプトとして、据え込み、押出し、しごき、丸棒の切断の代表的な鍛造工法の基礎とこの要素技術の中で特に技術者の知恵と創造力が必要な工程設計・金型設計の基本と多面的な実践的ポイントを紹介する。高精度・高付加価値形状の成形を可能にする閉塞鍛造は、塑性流動の視点から工法を分類し、ヘリカルギア成形を含んだ事例を解説する。

第2部:

静岡大学 工学部 機械工学科 特任教授 工学博士 中村 保 氏

1988年静岡大学工学部教授、その後、同学の評議員、イノベーション共同センター長などを歴任し、2011年3月退任。2011年4月より特任教授、現在に至る。


 我が国の経済を支えてきたものづくり産業の生産量の多くが、国外、とくに中国、タイ、インド、インドネシア、ベトナム等の東南アジアの新興国へ移行し、国内生産量が減少している。このような情勢の中で、我が国のものづくり企業は、グローバルな需要に対応する新商品を開発するため、例えば輸送用機器のグローバル・アーキテクチャー(設計思想)に基づいて、車体やエンジンの統合を図っている。このような新商品開発においては、それらを構成する部品を、新興国に対抗できるコスト、品質、リードタイムで生産できるような画期的な部品製造法の開発が求められている。

 我が国の冷間鍛造技術は、新製品の技術開発から大量生産技術において、依然として、新興国に勝るサポーティングインダストリーによって支えられている。それは、鍛造用素材の品質だけでなく、鍛造機械の企画・設計・製造、鍛造工程設計、鍛造金型設計、鍛造用工具材料、鍛造加工条件の確立等について、極めて優れたアイデアと技術・技能が蓄積されてきた成果である。今後は、このような優れた鍛造技術により、グローバルな部品製造を一手に担う革新的な技術開発が求められている。

 本講義では、このような優れた冷間鍛造技術をさらに磨き上げ、我が国の部品加工技術をさらにレベルアップするために、冷間鍛造技術の中で、主として、金型寿命向上策を中心に、その指針と具体策の考え方について、できるだけ分かりやすく解説したい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年03月13日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・自動車、各種機械および関連企業における設計、生産技術、品質管理、信頼性保証  に関わる方 ・冷間鍛造の製品開発、工程設計、金型設計、金型加工、生産技術、表面処理等に  関わる技術者 ・鉄鋼材料関連企業の開発研究、金型、鍛造機械の設計開発部門、鍛造関連企業の方 ・成形不良の対策や冷間鍛造、ネットシェイプ成形に関心のある方
予備知識 ・冷間鍛造の予備知識がなくても理解できます。 ・冷間鍛造の基礎知識、塑性力学の基礎知識を有していると、講義内容がより深く  理解できます。
修得知識 ・精密冷間鍛造による高精度かつ高付加価値な製品の成形技術の基礎知識の習得 ・冷間鍛造における金型の静的破壊機構、疲労破壊機構、工具と素材の焼付き発生機構、  金型摩耗の機構を良く理解した上で、これらの金型損傷に基づく寿命を向上させるために  どのような対策を図ったら良いかという指針と具体的な対策を講じる考え方の習得
プログラム

第1部:精密冷間鍛造における代表的な工法の基本と工程・金型設計のポイント

1. 精密冷間鍛造の特徴

2. 代表的な鍛造工法の基本

 (1).据え込み

 (2).前方押出しと後方押出し

 (3).しごき

 (4).丸棒の切断

3.多面的な工程設計の基本と事例

 (1).スラグ造り

 (2).多工程成形

 (3).塑性流動を視点とする工程設計

4.冷間鍛造の金型設計の基本と事例

 (1).冷間鍛造金型の特徴

 (2).締りばめダイス

 (3).金型構造(前方・後方押出し)のポイント

5.代表的な閉塞鍛造の基本と事例

 (1).片側閉塞方式 (インナーレース、ベベルギア等)

 (2).両側同調閉塞方式 (トリポット、クロス等)

 (3).分流理論を活用したヘリカルギア成形用閉塞方式

6.まとめ

第2部: 冷間鍛造における金型寿命向上のために−破壊、焼付き、摩耗の防止対策−

1.今後の素形材の国内外における生産動向はどうなるか?

2.冷間鍛造において金型寿命を決める要因は何か?

3.冷間鍛造における金型の破壊防止による寿命の向上策は?

 (1).金型の破壊メカニズム

 (2).金型の破壊防止のための工程設計、工具構造、加工条件

 (3).金型の破壊防止のための工具材質と耐疲労破壊強度

4.冷間鍛造における焼付きと摩耗防止による寿命の向上策は?

 (1).焼付き発生機構と発生条件

 (2).金型の摩耗機構

 (3).焼付きと摩耗防止のための工具硬質表面処理

 (4).焼付きと摩耗防止のための潤滑剤と潤滑処理

   a.液体潤滑剤の潤滑機構

    b.固体潤滑剤の潤滑機構

5.冷間鍛造における金型寿命向上を図るための摩擦試験法の役割は?

 (1).冷間鍛造向け摩擦試験の役割

 (2).冷間鍛造向け摩擦試験方法の種類と特徴

 (3).環境に優しい塗布型潤滑剤の摩擦試験評価

キーワード 冷間鍛造 鍛造加工 塑性加工 ネットシェイプ加工 材料割れ 金型割れ 金型摩耗 金型焼き付き 延性破壊金型寿命 ダイス 閉塞鍛造 
タグ 金型金属加工金属材料成形加工
受講料 一般 (1名):48,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):43,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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