自動車における騒音・振動対策設計の基礎と静音・制振への対策

〜 自動車の振動騒音の基礎、振動騒音を防止する設計法、快適な運転空間づくり 〜

  • 経験豊富な講師から自動車の振動騒音設計に関する基本を学び、振動騒音問題を解決するための講座
  • 自動車の振動騒音に対する設計開発を学び、快適な運転空間づくりへ活かそう!

講師の言葉

 振動騒音は、工業製品の質を代表する性能です。こられなくしては「高級ブランド」とは言えず、低い利益に甘んじ、海外企業との競争に負けます。
 しかし、振動騒音は難しい現象であり、うわべの知識では解決ができません。
 そこで、このセミナーでは自動車を題材に取り上げ、自動車技術の特徴を見極めたうえで、振動騒音の基本的知識をひととおり解説し、その上にたって振動騒音解決の設計法を具体例を用いて説明します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年03月13日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・振動騒音問題を解決しようとしている技術者 ・この分野での実務経験が1年以上5年以下の方
予備知識 ・力学、音響学、微分方程式の基礎知識があれば、理解が深まります
修得知識 ・実務で振動騒音問題に直面したときに、システマチックに技術課題を整理でき、現象をよく理解し、的確な改善設計ができるようになります ※当日、講師の著書「機械設計2014年9月号」をお配り致します
プログラム

1.総論 製品の振動・騒音問題を設計開発で防止する
 (1).今日の機械製品と振動騒音技術の特徴
 (2).非常に複雑な機械システム 車両設計と振動騒音
 (3).機能性能の入り組んだ係わり合い 品質機能展開表
 (4).人間が乗って評価する感性評価シミュレータ技術
 (5).短い開発期間に競争力を獲得 開発日程と振動騒音設計
 (6).総合産業としての振動騒音開発 
 (7).国際商品としての配慮

2.振動騒音の基礎知識
 (1).技術課題解決とモデリング
 (2).振動の基礎知識
   a.一自由度振動系の自由減衰振動
   b.一自由度振動系の強制振動
   c.一自由度振動系から基礎への力の伝達
   d.ねじり振動系
   e.構造物中のばね的要素の直列と並列
   f.構造物中のある部分の有効質量
   g.加振力と応答を結びつけるインパルス応答と伝達関数
 (3).騒音の基礎知識
   a.振動と音圧の関係
   b.騒音レベルの定義
   c.遮音
   d.吸音
   e.音響放射係数
   f.マスキング
   g.音質

3.振動騒音防止設計
 (1).問題の定義と標準解
 (2).入力の改善
   a.加振力の立ち上がり制御
   b.干渉の利用
   c.周波数変更
 (3).剛性向上設計
   a.エンジン主軸受け剛性向上と騒音改善
   b.トータルシェル構造による音質向上
   c.ストレッチ法によるスペースフレーム剛性向上
   d.トポロジー最適化による車体剛性向上
 (4).減衰増加設計
   a.ねじりダンパー
   b.ピエゾ素子によるジェット機外板制振
 (5).質量増加設計
   a.ギアの活用
   b.流体封入マウント
 (6).自由度の増加設計
 (7).音響放射効率低減設計
 (8).アクティブ振動騒音制御

キーワード  振動 騒音 一自由度振動系 ねじり振動系 遮音 吸音 マスキング トータルシェル構造  音響放射効率低減設計
タグ ノイズ対策・EMC・静電気機械自動車・輸送機車載機器・部品振動・騒音制御電装品
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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