〜 プラスチックの劣化メカニズム、劣化・破壊の分析法、劣化防止の添加剤、コスト低減への応用 〜
- プラスチック材料や製品の劣化・破壊現象を分析し、長寿命化や安定性・耐久性向上・コスト低減に活かすための講座
- プラスチック材料の劣化破壊や添加剤を基礎から学び、環境条件に応じた品質安定化や分析法を身に付け、信頼性の高い製品開発に活かそう!
〜 プラスチックの劣化メカニズム、劣化・破壊の分析法、劣化防止の添加剤、コスト低減への応用 〜
(第1部)
プラスチック材料は工業製品や日常製品にいたるまで幅広く使用されている。このようなプラスチック材料は使用するにつれて、熱や酸素による劣化やあるいは力学的負荷を受け、使用できなくなる。ある日、突然、プラスチック製品が割れて破壊したり、知らないうちに変色した経験は誰にでもあるであろう。
本講習ではプラスチックの劣化と破壊現象について学び、プラスチックの劣化と破壊のメカニズムを説明する。このメカニズムを理解した上で、プラスチックを長く使用する、つまり寿命を長くするコツを話したい。各章の終わりごとにまとめを話し、プラスチックを専門で学んでいない方でも確実に理解できるようにする。
(第2部)
本セミナーでは添加剤分析の仕方を体系的に説明し、分析の進め方を分かり易く解説する。また樹脂の成形品では、添加剤のように成形品中に少量存在する成分が拡散により表面に移行し、表面濃度が高くなることがある。これがブリードと呼ばれる現象である。滑剤や帯電防止剤が機能を発揮するためには成形品表面にブリードしていることが必要である。
しかし、その濃度が高過ぎれば、塗装、接着、印刷および滑り性といった二次加工特性に悪影響を与える。ブリード物が多い場合には粉吹き状態を呈することもある。樹脂表面に添加剤が移行する現象は、添加剤の性状と樹脂の構造が関係している。本セミナーでは樹脂用添加剤のブリード現象の基礎知識を概説し、ブリード物の分析方法と添加剤を最適に選択するポイントについて説明する。
開催日時 |
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開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 加工・接着接合・材料、化学・環境・異物対策、品質・生産管理・ コスト・安全 |
受講対象者 | ・プラスチック製品を取り扱う部門・技術者 ・プラスチックの劣化や破壊に関連する業務従事者 ・プラスチックの分析技術者、プラスチックを学ぶ初心者 ・企業において樹脂開発に携わる若手研究者 ・材料分析、フィルム成形および射出成形など二次加工に従事している技術者 |
予備知識 | ・特に必要なし |
修得知識 | ・プラスチックの劣化と破壊のメカニズム ・プラスチックの長寿命化の指針 ・高分子添加剤分析の基礎と劣化が修得できる ・樹脂用添加剤のブリード現象の基礎が理解でき、ブリード物の分析方法と添加剤を最適に選択するポイントが修得できる ・高分子材料の耐久性向上および物性改良への指針が修得できる |
プログラム |
(第1部) 1.はじめに 2.劣化現象 3.破壊現象 4.劣化と破壊の分析 5.コスト低減の応用 6.まとめ (第2部) 1.プラスチック添加剤の種類と配合技術 2.プラスチック添加剤の分析法 3.各種添加剤の分析 4.プラスチック添加剤の分析実例 5.顕微FT-IRによる高分子の添加剤評価 7.プラスチックの劣化と添加剤 8.成形品における添加剤の状態分析 9.添加剤配合・設計から見たブリードアウト対策 11.添加剤における構造制御とブリード現象の制御 |
キーワード | プラスチック 添加剤 安定剤 酸化防止剤 熱安定剤 光安定剤 帯電防止剤 紫外線吸収剤 ブリードアウト 滑剤 |
タグ | ポリマー、プラスチック、化学、化学工学、環境、非破壊検査、高分子、材料、樹脂・フィルム、添加剤、腐食・防食 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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