ミリ波レーダ技術の基礎と車載レーダおよびバイタルセンサへの応用とそのポイント ~デモ付~ <オンラインセミナー>
~ バイタルセンサとスピードガン、2次元イメージングレーダ、イメージングレーダ信号処理、 ゴースト問題や電波干渉問題、Doppler Division MIMO ~
・分かりにくいミリ波レーダについて基礎から周辺技術や最新技術まで体系的に修得し、製品開発へ応用するための講座
・ミリ波レーダの基礎から理解し、実務で有用となる車載レーダの信号処理、高分解能化技術を修得し、高機能・高性能な製品開発に活かそう!
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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
「ミリ波レーダはとにかく分かりにくい。」という嘆きの声をよく聞きます。本屋に行けばミリ波レーダの教科書は幾つか売られていますが、数式を無闇に並べて物理的イメージが沸きにくい解説や、既に廃れた古い技術の解説が多く、講師自身も入門者時代に大変苦労しました。講師自身のこの経験を踏まえ、レーダ入門者が最初の壁を乗り越える支援をすることを目指します。
本講座では、「車載レーダ」について、市販の教科書には書いていない話を講師なりに独自に整理した視点・解釈で、アニメーションも使いながら噛み砕いて説明します。
最大市場である「車載レーダ」は年々小難しくなり、今ではすっかり複雑怪奇な世界になってしまっています。「車載レーダ」を目指す参加者は、この複雑怪奇な世界の中で差別化技術の発明まで目指すことを求められる、という極めて厳しい状況です。本講座では、受講者の方の要望を伺い、なるべくその要望に応えられるように講義内容を調整しながら分かりやすく解説いたします。
セミナー詳細
| 開催日時 |
- 2026年03月18日(水) 10:00 ~ 17:00
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| 開催場所 |
オンラインセミナー |
| カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
| 受講対象者 |
・「車載レーダ」「バイタルセンサ」の研究・開発に携わる方
・「基礎」はなんとなく学んだが、「中級」への壁に当たっているという技術者の方
・自動車、自動車部品、電装品、電子部品、医療機器など関連部門の技術者の方 |
| 予備知識 |
・大学の理系の知識 |
| 修得知識 |
・ミリ波レーダの2大市場 (バイタルセンサとイメージングレーダ) を両方俯瞰し、その技術の基礎知識を得る
・視覚的アニメーションや動かせるデモプログラムによって、ミリ波レーダの原理の直感的な理解を得られる
・講師自身が壁にぶつかり突破してきた経験から、教科書からは得られない独自視点の噛み砕いた理解を得られる |
| プログラム |
1.ミリ波レーダの2大市場:車載レーダとバイタルセンサ
(1).ミリ波レーダの現在の2大市場は、「車載レーダ」と「バイタルセンサ」
(2).バイタルセンサ
a.全てのFMCW系レーダの基礎は、無変調のドップラーレーダ
※車載レーダも目指す人も、まずは「バイタルセンサ」や「スピードガン」を通してドップラーレーダを学ぶことをお勧めします
b.多くのセンサは「振幅」しか見てないため、数十cm~1mオーダの距離変化しか測定できない
(ドップラーレーダは「位相」を見るため、1mm以下の距離変化まで簡単に測定できる)
c.微小な距離変化測定を活かした2大アプリは、「バイタルセンサ」と「スピードガン」
d.バイタルセンサの最大市場である「幼児置き去り検知センサ」
(3).車載レーダ
a.なぜLiDARと競合関係か?現時点ではどのような力関係か?将来は?
b.車の世界でミリ波レーダが好まれる重要な理由は、耐環境性
c.現在主流はFMCW方式(FCM方式)だが、次世代レーダはパルス方式の可能性
2.イメージングレーダ技術の基礎
(1).イメージングレーダ技術の基礎
a.静止状態のイメージングレーダと高速移動状態(=車載レーダ)
(2).2次元イメージングレーダの、直感的な原理と体験プログラム
(3).1次元~3次元イメージングレーダの関係
a.FFTに慣れるためにも、数学ツール(Matlab等)の活用はほぼ必須
(4).全ての基礎である1次元の測距レーダ:基礎の基礎であるドップラーレーダとほぼ同じ原理
3.イメージングレーダ信号処理技術と応用
(1).イメージングレーダ信号処理は、「デジタル信号処理」の一種
a.「デジタル信号処理」ならではの弱点や限界
(2).FFTアルゴリズムの細かい知識
(3).「1次元レーダ」のチャープ設計
(4).「2次元レーダ」の細かい補足
(5).ほぼ全ての市販レーダチップが搭載する機能「MIMO」
(6).現在の車載レーダの速度測定原理
(7).高分解能化技術とゴースト問題や電波干渉問題
4.最先端の車載レーダ技術とその応用
(1).試作・実験に頼らず、シミュレーションだけで済む「デジタルツイン」技術
(講師所属の「DIVPプロジェクト」の紹介)
(2).アナログ変調からデジタル変調への移行
(過渡期の現在は、Doppler Division MIMOが注目される)
(3).信号処理後半の方位解析には、徐々にFFTを使わなくなってきている
(SparseアンテナやDD-MIMOがきっかけ)
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| キーワード |
車載レーダ バイタルセンサ LiDAR イメージングレーダ ドップラーレーダ イメージングレーダ信号処理 FFTアルゴリズム チャープ設計 MIMO |
| タグ |
信号処理、通信、計測器、光学、自動車・輸送機、車載機器・部品、電装品 |
| 受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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| 会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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