「トヨタ流なぜなぜ分析」の基礎とトラブルの未然防止、再発防止への応用 ~演習付~ 【弊社研修室】

~ 「なぜなぜ分析」の目的と重要性、トヨタ生産方式で定義する「原因・要因」、「なぜなぜ分析」の基本手順、特性要因図手法の活用 ~

・トヨタで実際に行われている「5回のなぜなぜ分析」をマスターし、不具合事象に即対応できる原因解析・分析力と対策法を修得するための講座
・正しく効果的な「トヨタ流なぜなぜ分析手法」の手順と実施のポイントを修得し、トラブルの未然防止へ活かそう!

*本講座は、弊社研修室で行う対面講座です

講師の言葉

 私は、「トヨタ生産方式」や「問題解決」の社内トレーナーを10年経験してきました。定年後、ふと目にした「なぜなぜ分析」の本を手にした時、トヨタで学んだ内容と大きく違っている事に驚きました。それをきっかけに他の本やインターネットを調べたところ、納得の行く分析事例は一つも見つかりませんでした。そこで、現役時代に学んだ知識を活かし、多くの方に知って頂こうと講師の道を歩み始めました。「なぜなぜ分析」は、「トヨタ生産方式」の生みの親である大野元副社長が提唱されたものです。大野さんは定年後、「トヨタ生産方式」という著書を発行されました。それにより「なぜなぜ分析」は世に知れ渡りました。その情報を元に色々の方が本を発行されて来ました。ではなぜ異なった分析が多いかと云えば、大野さんの本では、「なぜなぜ分析」の説明はわずか3頁のみで詳しくは説明していません。
 従って、読む人により解釈が異なることが原因だと推察されます。私は、中堅技能者専修コースという教育の中で大野さんから直接指導を受けることが出来ました。教えの一つが『論理的に考えろ』もう一つが『因果関係が成立していることが絶対条件だ』という事でした。原因のそのまた原因を深堀する「なぜなぜ分析」は結果と原因の関係つまり因果関係が常に成立していることが大原則です。是非、大野さんが提唱した「なぜなぜ分析」をマスターして不具合の再発防止に役立てて頂きたいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年10月27日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・品質管理業務に携わる方
・人材開発に携わる方
・監督者や管理者
・若手の設計技術者や現場の指導者や作業者
・生産技術スタッフ (作動不良等の解析に活かす)
・小集団活動のリーダー
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・トヨタで実際に行われている「5回のなぜなぜ分析」をマスターできる(トヨタの社内講師経験者が直接解説する)
・真因を特定する力が付き、不具合の再発防止が出来る様になる
・論理的な分析が出来る様になり、サプライヤーへの指導力が身につく
・問題解決レポートが簡潔で、且つ明瞭、説得力のあるものを作成出来る様になる
プログラム

1.トヨタ生産方式を作り上げてきた「トヨタ流なぜなぜ分析」の基本知識
  (1).「なぜなぜ分析」の目的と重要性
  (2).「トヨタ流なぜなぜ分析」を提唱した大野耐一元副社長の理念
      (大野さんは、トヨタ生産方式の生みの親)
  (3).真因を追求し、根本的対策で再発を防ぐ
  (4).科学的、論理的、思考を元に、「原因のそのまた原因を深堀」する手法
  (5).結果と原因の因果関係の成立が分析の絶対条件

2.トヨタ生産方式で定義する「原因・要因」とは
  (1).各種文献に見られる「なぜなぜ分析」の落とし穴
  (2).論理的でない分析では対策にならない事例
  (3).感覚的分析になりやすい原因

3.「なぜなぜ分析」の基本手順
  (1).二通りの手順(アプローチ)がある
  (2).原理原則からのアプローチ
  (3).多くの「要因」の洗い出しからのアプローチ
 
4.分析する「特性」を正確に掴む必要性
  (1).分析すべき特性が極端に大きすぎないこと
  (2).特性を正確に理解しないままの分析は事実との乖離を生む
 
5.「なぜなぜ分析」の実地演習
  (1).不具合事象を元に分析 グループワークでの結果と講師の結果を比較
  (2).受講生がやってみたい「特性」を基に分析(ディスカッション)

6.「トヨタ流なぜなぜ分析」を使うべき事象と、「特性要因図手法」を使うべき事象
  (1).発生している不具合現象が物理的ではっきりしているときは「なぜなぜ分析」
  (2).推定原因が多数あり、的が絞り難い事象には「特性要因図手法」

7.複雑な特性をテーマに分析の急所をディスカッション
  ・複雑な特性のテーマのなぜなぜ分析

キーワード トヨタ流なぜなぜ分析 真因 根本的対策 因果関係 特性要因図手法
タグ なぜなぜ分析ヒューマンエラーリスク管理業務改善品質管理未然防止
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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