ガス分離膜の基礎と水素製造・二酸化炭素分離/回収への応用と実用化のポイント  <オンラインセミナー>

~ 膜によるガス分離の基礎と使用上の注意点、各種分離膜の素材・特徴・用途、水素分離(水素製造)への応用、二酸化炭素の分離・回収への応用 ~

・消費エネルギーが少なく高効率なガス分離が可能な「膜分離」技術の基礎から実用化技術までを修得し、水素製造や二酸化炭素の分離・回収に応用するための講座

・安価で使い勝手の良い高分子膜、分離性能の高い無機膜、近年注目の炭素膜についてそれぞれの特徴や用途、ガス分離プロセスなどを学び、目的に応じて適切に材料を選定し効果的に活用しよう!

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講師の言葉

 膜を用いるガス分離法は、分離膜をガス分子が透過する速度がガス種によって異なることを利用する。相変化を伴わないため、蒸留法や吸収法、吸着法に比べて、原理的に消費エネルギーの少ない高効率ガス分離法である。その実用化には十分な分離性能を持つガス分離膜が必要である。最初の実用化は水素分離であった。また、二酸化炭素も特定の用途で普及が進む。水素と二酸化炭素は低炭素社会の実現において重要なガスである。現在でもガス分離膜の性能を向上する基礎研究が活発に行われており、将来、その利用範囲は広がることが期待される。

 本セミナーは、近年、注目されることが多い水素分離と二酸化炭素分離への膜分離の応用に関する話題を理解するために必要な基礎知識を提供する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年09月08日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備化学・環境・異物対策
受講対象者 ・膜によるガス分離に興味のある技術者および材料研究者の方
・各種の化学プロセスや環境プロセスに従事されている方
予備知識 ・大学レベルの物理化学や化学工学の知識があると理解が深まるが、基礎から分かりやすく解説します
修得知識 ・分離膜によるガス分離の仕組みやその特徴、扱う際の注意点
・主なガス分離膜素材の基礎と各種特徴
・ガス分離膜の透過性評価手法
・非多孔質膜である高分子膜でガス分子を分離できるメカニズム
・膜を用いたガス分離プロセスによる水素や二酸化炭素回収の実用技術
プログラム

1.膜によるガス分離の基礎

  (1).ガス分離法

  (2).膜によるガス分離法

  (3).適用例

  (4).ガス分離膜モジュール

  (5).膜モジュールの種類

  (6).膜モジュール内部の物質収支と回収率

  (7).分離膜のパーミアンスと膜素材の透過係数

  (8).分離膜の分離係数

 

2.膜ガス分離で注意が必要な点

  (1).全圧ではなく、分圧の差が必要な理由

  (2).膜モジュールの分離性能

  (3).圧力比と膜モジュールの分離性能

 

3.素材の異なる分離膜の特徴と作製方法

  (1).サイズの異なる孔

  (2).孔のサイズとガス透過メカニズム

  (3).膜素材の種類

  (4).ガス透過性の比較

  (5).高分子膜のガス透過分離性能

  (6).炭素膜

  (7).シリカ膜

  (8).ゼオライト膜

 

4.水素分離への応用

  (1).オフガスからの水素回収

  (2).膜反応器

  (3).光触媒水素製造への応用

 

5.二酸化炭素分離への応用

  (1).バイオガスのメタン精製

  (2).天然ガスのCO2分離

  (3).燃焼後の二酸化炭素回収

  (4).燃焼前の二酸化炭素回収

  (5).大気からの二酸化炭素の回収

キーワード 化学プロセス 膜分離法 ガス分離膜 多孔膜 ガス透過 気体透過 水素製造 二酸化炭素回収 カーボンニュートラル SDGs 高分子膜 無機膜
タグ エネルギーポリマーガス化学化学工学環境水素吸着高分子触媒材料プラント自動車・輸送機省エネ精密機器設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日