パワーエレクトロニクスにおける連成解析技術の基礎と応用のポイントおよび最新技術 <オンラインセミナー>

~ モデリング技術と目的に応じたモデルの粒度と精度、電磁界-回路連成、熱-回路連成、熱ー応力連成、モータ制御、電動(ハイブリッド)自動車への応用 ~

・パワエレで必須となる冷却設計の最適化、機械的強度、EMC対策に連成解析を応用し、高性能な製品開発に活かすための講座
・メカトロニクス(電気、電子)、機械、熱の相互作用を考慮した設計で不可欠となる連成解析技術の応用のポイントを修得し、高精度な回路設計や性能評価に応用しよう!

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講師の言葉

 パワーエレクトロニクス(PE)システムはパワー半導体を用いたスイッチング素子や受動素子で構成される電力変換器、バッテリなどの電源装置、モータなどの負荷によって構成される。これらの構成要素は日進月歩で性能が向上しており、PEシステムの高効率化や高性能化などの実現を目指して多様な研究開発が続けられている。さらに近年の地球温暖化抑制を目的とした二酸化炭素排出量削減のため、エネルギーの有効活用が社会的に重要な目標となっている社会情勢から、電気エネルギーを利便性の高い形態に自在に変換できるパワーエレクトロニクス技術は、従来に比べて存在感を増しており、同時に、そのシミュレーション技術の重要性も高まっている。
 このような社会的、技術的背景のなか、PEをシステムとして捉えた場合、その構成要素は多岐にわたるため、シミュレーション技術もこれに対応していく必要がある。本講義ではこのときに必要となる様々な工学分野を対象にした連成解析についてその基礎と応用を学んでいただく。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年07月10日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・パワーエレクトロニクスの企画、開発、設計、適用化に関するすべての技術者の方
・また、これらを統合し管轄するマネージャーの方
予備知識 ・一般的な電気回路や、素子の知識
・シミュレーションに関する知識があると理解が深まる
修得知識 ・パワーエレクトロニクスを対象としたシミュレーションに関する基本的な技術と連成したときに得られる効果
・連成解析技術のモータ制御、電動(ハイブリッド)自動車、電動航空機への応用
・この分野に関する最新の技術動向
プログラム

1.はじめに:パワーエレクトロニクスのシミュレーション技術の概要
  (1).背景
    a.パワーエレクトロニクスを取り巻く状況
    b.パワーエレクトロニクスに求められるもの
    c.パワーエレクトロニクスの利点と問題点
  (2).本講義の目的
  (3).パワーエレクトロニクスのシミュレーション技術
    a.シミュレーションの重要性
    b.シミュレーションの問題点

2.解析技術(シミュレーション)の基礎
  (1).シミュレーションとは?
    a.実験とシミュレーションの違い
    b.求められるもの
    c.得意分野、不得意分野
  (2).回路解析でのトポロジーと電磁界解析などでの場について
    a.回路解析と場の解析
    b.得られる解の違い

3.様々な解析技術とツール
  (1).代表的なシミュレーション技術とツールの紹介
    a.回路解析の基礎とシミュレーションツール
    b.電磁界解析の基礎とシミュレーションツール
    c.熱解析の基礎とシミュレーションツール
    d.流れ解析の基礎とシミュレーションツール
    e.応力解析の基礎とシミュレーションツール

4.モデリング技術
  (1).モデリングの重要性
    a.モデルとは?
    b.モデルは何が出来る?
  (2).目的に応じたモデルの粒度と精度
    a.何を考慮し、何を考慮しないか
    b.計算時間とモデル
  (3).個別要素のモデリング例
    a.スイッチング素子のモデリング
    b.受動素子のモデリング
    c.損失と熱のモデリング

5.連成解析技術
  (1).連成解析の基本
    a.双方向と片方向
    b.連成と連携
    c.強連成と弱連成
  (2).様々な連成解析技術
    a.電磁界-回路連成
    b.熱-回路連成
    c.熱ー応力連成
  (3).システムシミュレーション
    a.システムの考え方
    b.システムシミュレーション技術
    ・連成解析との違い
    ・解析の抽象度と粒度

6.連成解析技術の応用事例
  (1).モータ制御への応用
    a.電磁界/回路/制御/運動
  (2).電動(ハイブリッド)自動車への応用
    a.回路/制御/運動/流れ/燃焼
  (3).電動航空機への応用
    a.回路/制御/運動/損失/熱
  (4).その他

7.最近の話題
  (1).システムトポロジー最適化
    a.システムトポロジーとは
    b.最適化技術
    c.モータ駆動システムへの応用
    d.電動航空機の熱評価への応用
  (2).機械学習(AI)の適用
    a.機械学習とは
    b.なぜ機械学習
    c.漏れインダクタンスへの応用
    d.回路設計への応用
    e.ワイヤレス給電システムへの応用
  (3).バリアフリーシミュレーション
    a.シミュレーションにおけるバリアとは
    b.様々なバリア
    c.バリアを取り除く方法

8.まとめ

キーワード 回路解析 電磁界解析 熱解析 流れ解析 応力解析 モデリング 連成解析 システムシミュレーション システムトポロジー最適化 バリアフリーシミュレーション
タグ シミュレーション・解析パワーデバイス回路設計電源・インバータ・コンバータ電子部品電磁波熱設計
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日